深挖汽车智能化又一暗线:高级自动驾驶量产在即 线控制动为执行端基石
近日,全国首个自动驾驶出行服务商业化试点在北京开放,国内自动驾驶步入商业化运营阶段,这意味着智能车下半场的哨声正式吹响。智能化、电动化的主旋律下,中国汽车零部件行业将迎来长期成长机会。在汽车芯片、激光雷达、智能座舱等热词刻入人们脑海的同时,一个相对冷门的词也出现在大众视野—— 【线控制动】。
该词背后,已有国内头部供应商率先收获翻倍行情:年内低点至今,伯特利股价涨超150%(见下图),该公司的电控制动技术领先其他国内厂商,公司线控制动系统于2021年6月开始量产,第三季度已经开始贡献营收。
高级自动驾驶汽车量产在即 线控制动不可或缺
线控制动并非一项新兴技术,早在燃油车时代,线控制动就已经“上车”,并广泛应用于F1赛车上。线控制动行业有望在当下时点全面爆发,则与自动驾驶汽车的发展阶段密切相关。
自动驾驶功能的实现有赖于感知、决策、执行三个环节的高效配合。如果说感知、决策层的传感器、芯片、算法等代表了智能汽车的“眼睛”和“大脑”,那么,汽车制动系统就是负责执行命令的“四肢”。
开源证券分析师陈宝健近日表示,2021年或将成为自动驾驶元年,随着政策法规的逐渐完善、软硬件技术的加速发展,高级别自动驾驶量产在即。
在此背景下,车辆制动作为自动驾驶的关键执行系统,必须进行产品升级,以满足快响应、低延迟和高精度的制动要求,线控制动系统由此脱颖而出。
中信证券分析师李景涛此前表示,线控底盘具备响应速度快、控制精度高、能量回收强的特点,是实现高级别自动驾驶的必经之路,是高级别自动驾驶汽车执行端的基石。此外,全球主流车企将于未来1-2年陆续推出具备L3及L3以上级别自动驾驶功能的车型,线控底盘规模将跟随L3+自动驾驶量产迎来快速爆发期。
而线控底盘分为线控制动、线控转向、线控油门、线控换挡四大系统。其中,线控制动至关重要,线控制动的普及预计将带来制动系统单车价值量从600-1000元到2000-2500元的快速提升。
据东吴证券分析师黄细里测算,线控制动市场到2025年预计达到247亿元,2020-2025年CAGR(年复合增长率)达到71.2%。
智能车自主品牌崛起 中国供应商有望“弯道超车”
燃油车时代,线控制动没有大规模普及的主要原因在于成本及技术问题。面向自动驾驶汽车的线控制动将会带有冗余机制,较燃油车上的线控制动技术难度更高。
另一方面,由于线控制动行业与汽车安全息息相关,数十年的技术积累和配套经验使得行业进入壁垒较高,主机厂对供应商已经产生了很高的依赖度。
中信证券分析师李景涛表示,随着自主品牌的向上突破,和中国车企在自动驾驶技术的不断迭代,中国供应商有望借自主品牌向上的东风迎来“弯道超车”的机会,在技术上逐渐突破外资供应商的垄断,在生产上发挥中国制造的优势。
目前,主要有两种形式的线控制动系统:电子液压制动系统(EHB)和电子机械制动系统(EMB)。前者正快速发展,而EMB由于技术仍不成熟,目前还未量产。EHB技术分为One Box和twobox两种模式,One Box是主流,商业化程度更高。
考虑到上述因素,本土厂商中,制动系统技术储备深厚、One Box技术路线明确的公司投资价值更高。
2021年制动器概念股,供大家参考。
相关上市公司
$伯特利 sh603596$ :深耕制动领域,紧跟市场需求
$拓普集团 sh601689$ :打造Tier 0.5级底盘供应商
$华域汽车 sh600741$ :国产零部件龙头,转型电动智能化
$亚太股份 sz002284$ :从制动供应商向ADAS供应商升级
$伯特利 sh603596$ :
产品方面,公司自成立以来,产品线由盘式制动器等机械产品逐步向智能化(ABS、ESC、EPB、线控制动、ADAS、电动尾门等)、轻量化(锻铝控制臂等)方向发展,符合汽车产业未来发展趋势,单车价值量也有大幅提升,原有盘式制动器仅数百元,而锻铝控制臂约数百元,EPB约上千元,线控制动约两千元。加上客户拓展顺利,长期前景可期。
从近五年毛利复合增长来看,近五年毛利润复合增长为9.76%,过去五年毛利润最低为2016年的5.540亿元,最高为2019年的8.184亿元。
$华伍股份 sz300095$ :
公司是国内最大的工业制动器专业生产商,主要从事工业制动器及其控制系统的研发、设计、制造和销售。
从近五年毛利复合增长来看,近五年毛利润复合增长为24.6%,过去五年毛利润最低为2016年的2.182亿元,最高为2020年的5.260亿元。
$文灿股份 sh603348$ :
从近五年毛利复合增长来看,近五年毛利润复合增长为14.06%,过去五年毛利润最低为2016年的3.624亿元,最高为2020年的6.133亿元。
关注智能无人驾驶板块个股:
$德迈仕 sz301007$ ,$兴瑞科技 sz002937$ 、$保隆科技 sh603197$ ,$云意电气 sz300304$ 、$瀚川智能 sh688022$ 、$德赛西威 sz002920$ 、$拓普集团 sh601689$ 、$意华股份 sz002897$ 、$亚太股份 sz002284$ 等。消息面上,近期百度自动驾驶巴士“Robobus”已在重庆永川区开启全面商业化运营。@股市张望 #微博财经# #股票# #今日看盘# #新浪财经# #微博股票# #财经头条#
近日,全国首个自动驾驶出行服务商业化试点在北京开放,国内自动驾驶步入商业化运营阶段,这意味着智能车下半场的哨声正式吹响。智能化、电动化的主旋律下,中国汽车零部件行业将迎来长期成长机会。在汽车芯片、激光雷达、智能座舱等热词刻入人们脑海的同时,一个相对冷门的词也出现在大众视野—— 【线控制动】。
该词背后,已有国内头部供应商率先收获翻倍行情:年内低点至今,伯特利股价涨超150%(见下图),该公司的电控制动技术领先其他国内厂商,公司线控制动系统于2021年6月开始量产,第三季度已经开始贡献营收。
高级自动驾驶汽车量产在即 线控制动不可或缺
线控制动并非一项新兴技术,早在燃油车时代,线控制动就已经“上车”,并广泛应用于F1赛车上。线控制动行业有望在当下时点全面爆发,则与自动驾驶汽车的发展阶段密切相关。
自动驾驶功能的实现有赖于感知、决策、执行三个环节的高效配合。如果说感知、决策层的传感器、芯片、算法等代表了智能汽车的“眼睛”和“大脑”,那么,汽车制动系统就是负责执行命令的“四肢”。
开源证券分析师陈宝健近日表示,2021年或将成为自动驾驶元年,随着政策法规的逐渐完善、软硬件技术的加速发展,高级别自动驾驶量产在即。
在此背景下,车辆制动作为自动驾驶的关键执行系统,必须进行产品升级,以满足快响应、低延迟和高精度的制动要求,线控制动系统由此脱颖而出。
中信证券分析师李景涛此前表示,线控底盘具备响应速度快、控制精度高、能量回收强的特点,是实现高级别自动驾驶的必经之路,是高级别自动驾驶汽车执行端的基石。此外,全球主流车企将于未来1-2年陆续推出具备L3及L3以上级别自动驾驶功能的车型,线控底盘规模将跟随L3+自动驾驶量产迎来快速爆发期。
而线控底盘分为线控制动、线控转向、线控油门、线控换挡四大系统。其中,线控制动至关重要,线控制动的普及预计将带来制动系统单车价值量从600-1000元到2000-2500元的快速提升。
据东吴证券分析师黄细里测算,线控制动市场到2025年预计达到247亿元,2020-2025年CAGR(年复合增长率)达到71.2%。
智能车自主品牌崛起 中国供应商有望“弯道超车”
燃油车时代,线控制动没有大规模普及的主要原因在于成本及技术问题。面向自动驾驶汽车的线控制动将会带有冗余机制,较燃油车上的线控制动技术难度更高。
另一方面,由于线控制动行业与汽车安全息息相关,数十年的技术积累和配套经验使得行业进入壁垒较高,主机厂对供应商已经产生了很高的依赖度。
中信证券分析师李景涛表示,随着自主品牌的向上突破,和中国车企在自动驾驶技术的不断迭代,中国供应商有望借自主品牌向上的东风迎来“弯道超车”的机会,在技术上逐渐突破外资供应商的垄断,在生产上发挥中国制造的优势。
目前,主要有两种形式的线控制动系统:电子液压制动系统(EHB)和电子机械制动系统(EMB)。前者正快速发展,而EMB由于技术仍不成熟,目前还未量产。EHB技术分为One Box和twobox两种模式,One Box是主流,商业化程度更高。
考虑到上述因素,本土厂商中,制动系统技术储备深厚、One Box技术路线明确的公司投资价值更高。
2021年制动器概念股,供大家参考。
相关上市公司
$伯特利 sh603596$ :深耕制动领域,紧跟市场需求
$拓普集团 sh601689$ :打造Tier 0.5级底盘供应商
$华域汽车 sh600741$ :国产零部件龙头,转型电动智能化
$亚太股份 sz002284$ :从制动供应商向ADAS供应商升级
$伯特利 sh603596$ :
产品方面,公司自成立以来,产品线由盘式制动器等机械产品逐步向智能化(ABS、ESC、EPB、线控制动、ADAS、电动尾门等)、轻量化(锻铝控制臂等)方向发展,符合汽车产业未来发展趋势,单车价值量也有大幅提升,原有盘式制动器仅数百元,而锻铝控制臂约数百元,EPB约上千元,线控制动约两千元。加上客户拓展顺利,长期前景可期。
从近五年毛利复合增长来看,近五年毛利润复合增长为9.76%,过去五年毛利润最低为2016年的5.540亿元,最高为2019年的8.184亿元。
$华伍股份 sz300095$ :
公司是国内最大的工业制动器专业生产商,主要从事工业制动器及其控制系统的研发、设计、制造和销售。
从近五年毛利复合增长来看,近五年毛利润复合增长为24.6%,过去五年毛利润最低为2016年的2.182亿元,最高为2020年的5.260亿元。
$文灿股份 sh603348$ :
从近五年毛利复合增长来看,近五年毛利润复合增长为14.06%,过去五年毛利润最低为2016年的3.624亿元,最高为2020年的6.133亿元。
关注智能无人驾驶板块个股:
$德迈仕 sz301007$ ,$兴瑞科技 sz002937$ 、$保隆科技 sh603197$ ,$云意电气 sz300304$ 、$瀚川智能 sh688022$ 、$德赛西威 sz002920$ 、$拓普集团 sh601689$ 、$意华股份 sz002897$ 、$亚太股份 sz002284$ 等。消息面上,近期百度自动驾驶巴士“Robobus”已在重庆永川区开启全面商业化运营。@股市张望 #微博财经# #股票# #今日看盘# #新浪财经# #微博股票# #财经头条#
俳優・高良健吾さんが、時の道を駆け抜ける
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
「しまなみ海道を自転車で走ってみたい」
俳優の高良健吾さんは「挑戦してみたかったことはありますか?」との問いかけに、間髪を入れずにそう答えた。その「挑戦」のために、広島県尾道市へ。ここを起点に愛媛県今治市まで、瀬戸内海に浮かぶ島々を七つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を、自慢の愛車で走り抜けた。念願の「道」を走った体験、さらに俳優として歩んできたこれまでの「道」について語ってもらった。
「サイクリストの聖地」を愛車で走りたい
――自転車に興味をもったのはいつごろからですか? どんな魅力を感じていますか。
熊本県の田舎出身なので、幼いころから遊ぶのも学校に行くのも自転車はなくてはならない「足」でした。高校も自転車通学で、まわりはママチャリが多かったけれど、僕はこだわってBMXに乗っていましたね。
高校を卒業し、役者の仕事を始めるために上京してからも、自転車はいつも僕の相棒として活躍してくれました。都内って車だと渋滞に巻き込まれて時間がかかったりする。タクシー代だってバカになりません。その点、自転車は意外に速く移動できるし、お金もかからない。もちろん、風を切って走る気持ちよさも大きな魅力です。
――今回、瀬戸内しまなみ海道を自転車で走っていただきました。
去年、最初の緊急事態宣言が出たころ、新しい自転車を手に入れました。昔からずっと憧れていたニューヨーク生まれのブランド「ブルックリンマシンワークス」のピストバイクです。ピストバイクはもともとトラック競技用の自転車で、通常ギアが固定されていて、ペダルを止めるとホイールが止まります。僕は都内の街走りもしやすいようにフリーギア(ペダルを止めてもホイールが回る普通のギア)にしました。ほかにも、自転車に詳しい友達にアドバイスしてもらい、ほぼカスタムメイドで仕上げた世界に1台だけのこだわりの愛車です。
いつかこの自転車で瀬戸内しまなみ海道を走ってみたい――。瀬戸内しまなみ海道は国内はもちろん海外の自転車乗りの間でも知られ、「サイクリストの聖地」と称されるサイクリングロード。僕もいつかはと憧れていたのです。そんな中、今回の企画のお話をいただいて。即答でしたね(笑)。
――実際に走ってみて、いかがでしたか。
とにかく気持ちがよかった! 美しい海やレモン畑など瀬戸内ならではの景色がとても美しく、中でも橋からの眺めは最高でした。道中いくつもの橋を渡るのですが、高い上に風が吹き抜けるので最初はちょっとヒヤッとして。でも、そのスリリングな感じも走るごとに楽しくなっていきました。この橋を渡る感覚は瀬戸内しまなみ海道ならではの醍醐(だいご)味だと思います。
それに、自分の自転車で走るのが思っていた以上に楽しかった。これまでも旅先で自転車を借りて走ったことはあるのですが、自分の自転車を目的地まで運んでサイクリングするのは今回が初。今はコロナ禍で以前のように自由に旅ができませんが、収束してからも自転車で様々な場所を走り、巡るのは、新しい旅の形としてすごくいいんじゃないかな。
――瀬戸内しまなみ海道は高低差もあり、上り坂がきつい難所も少なくありません。
確かにしんどい場所は何カ所かありましたが、必死にこいで、自分の足だけで上れたときが最高に気持ちいい。頑張ってきたからこその絶景が目の前に広がっている。登山と同じ感覚かもしれませんね。実は今回、「立ち漕ぎはしない」と決めて走りました。きつかったけど、しんどかったけれど、だからこそ楽しいし気持ちいいし、感動もひとしおでした。
真剣に向き合ってくれた監督の言葉が今も支えに
――15年余り続けてきた俳優活動も、しんどい上り坂や難所があったのでは。分岐点となった作品や出会いはありますか?
18歳のときに出演した映画『M』の廣木隆一監督との出会いは、役者としてやっていく上で大きなターニングポイントになりました。当時の僕はまだ熊本に住んでおり、撮影のために東京に通っていました。今でも人前でセリフを言うのは緊張しますが、若くて役者としてもまだまだ駆け出しで、緊張と恥ずかしさでいっぱいでした。「演じる」とは何かもわからない、なんのテクニックもない。そんな僕に、廣木監督はこんな言葉をかけてくれました。
「役としてちゃんとその場にいなさい」
どういう意味だろう? とものすごく考えました。そして、僕の中から役が生まれ自分のものとして演じられるようになることを、監督は待っていてくれた。そのときの感覚は今も大切にしていて、「この役としてどういよう」「どうしたら説得力が出るか」は、どの作品でも常に心に留め、考え、準備をして取り組んでいます。
今思えば、18歳のガキに向き合い、真剣な言葉をかけていただけたのは大きかったなぁと。学生のころってどこか大人をナメているものだけど、廣木監督の言葉で大人に対する印象もガラリと変わりました。
――今回は「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series GMT」を身につけて走っていただきました。普段、腕時計は使っていますか?
何本か持っています。以前は、スマホで確認しようが腕時計を見ようが、時間さえわかれば正直どちらでもいいと思っていました。でも、あるとき「こっち(腕時計)だわ」と思えたことがあって。なんていうのかな、もう一つ「味」がほしかった。以来、シチュエーションや気分で腕時計を選ぶことを楽しんでいます。
こだわりは「自分の腕にどう収まるか」。デザインや機能、つけ心地はもちろんですが、いい具合の収まり方があるんです。今回の時計はケースサイズが42.2mmで、腕がそんなに太くない僕にはちょっと大きいかな? と思ったんです。でも着けてみるとものすごく収まりがいい。それなりに厚さもあるのに、このしっくりと収まる感じは初めての感覚でした。
着け心地もとてもよかった。僕はあまり気にせずにガシガシ使いたいタイプ。ちょっと傷がついているぐらいがかっこいいと思っているので。今回のサイクリングのようにアクティブなシーンにもピッタリですね。
――ほかにはどんなシチュエーションで着けてみたいですか?
スタイリッシュなデザインだからスーツにも合うと思います。旅先でサイクリングするときはもちろん、ちょっとフォーマルなレストランに行くときなどにもいいですね。また、GMT機能(時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針=GMT針によって、もう一つの時刻を表示する機能)が搭載されているので、海外旅行に連れていったら大活躍してくれるに違いありません。
時間は有限。限りあるなかで挑戦を続けたい
――コロナ禍に見舞われ、世界中の人々がこれまでとは違う時間を過ごしています。改めて「時間」「時」をどうとらえていますか?
時間は有限。人生は1回限りでいつかは終わる。その感覚は以前から持っていましたが、より強くそう感じるようになったかもしれません。もちろん、今はコロナで我慢しなければいけないことも多いけど、やりたいこと、行きたいところがあったら、僕はできるだけすぐに行動したいと思っています。40代になったら、50代になったら……というお楽しみもあるけれど、そこまで生きているかなんてわからないから。
それに年齢を重ねるうちに時間の流れがどんどん速くなっている。あっという間にすぎていく。そんな風にも感じています。でも、それは当たり前のことで、ネガティブにはとらえていません。残されている時間が限られているからと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦ったりはしない。今読んでいる本を、今日は昨日よりも1行読み進めることができた……。そのぐらいの感じがいい、と思っています。
――俳優として、これからどんな景色を描いていますか。
外国の人と関われたらいいなと思っています。運とチャンスに恵まれるのなら、海外作品に参加してみたい。そう願っています。
役者の世界に関わらず、僕のまわりには挑戦し続けている大人たちがいる。かっこいい大人もいる。その影響は大きくて、僕も「歳をとる」よりも「歳を重ねて」いきたい。いい枯れ方をしていきたい。限りある「時間」の中で、いろいろな挑戦をポジティブに続けていきたいですね。
(文・中津海麻子 写真・高橋雄大)
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。
https://t.cn/A6Mv3h8T
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
「しまなみ海道を自転車で走ってみたい」
俳優の高良健吾さんは「挑戦してみたかったことはありますか?」との問いかけに、間髪を入れずにそう答えた。その「挑戦」のために、広島県尾道市へ。ここを起点に愛媛県今治市まで、瀬戸内海に浮かぶ島々を七つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を、自慢の愛車で走り抜けた。念願の「道」を走った体験、さらに俳優として歩んできたこれまでの「道」について語ってもらった。
「サイクリストの聖地」を愛車で走りたい
――自転車に興味をもったのはいつごろからですか? どんな魅力を感じていますか。
熊本県の田舎出身なので、幼いころから遊ぶのも学校に行くのも自転車はなくてはならない「足」でした。高校も自転車通学で、まわりはママチャリが多かったけれど、僕はこだわってBMXに乗っていましたね。
高校を卒業し、役者の仕事を始めるために上京してからも、自転車はいつも僕の相棒として活躍してくれました。都内って車だと渋滞に巻き込まれて時間がかかったりする。タクシー代だってバカになりません。その点、自転車は意外に速く移動できるし、お金もかからない。もちろん、風を切って走る気持ちよさも大きな魅力です。
――今回、瀬戸内しまなみ海道を自転車で走っていただきました。
去年、最初の緊急事態宣言が出たころ、新しい自転車を手に入れました。昔からずっと憧れていたニューヨーク生まれのブランド「ブルックリンマシンワークス」のピストバイクです。ピストバイクはもともとトラック競技用の自転車で、通常ギアが固定されていて、ペダルを止めるとホイールが止まります。僕は都内の街走りもしやすいようにフリーギア(ペダルを止めてもホイールが回る普通のギア)にしました。ほかにも、自転車に詳しい友達にアドバイスしてもらい、ほぼカスタムメイドで仕上げた世界に1台だけのこだわりの愛車です。
いつかこの自転車で瀬戸内しまなみ海道を走ってみたい――。瀬戸内しまなみ海道は国内はもちろん海外の自転車乗りの間でも知られ、「サイクリストの聖地」と称されるサイクリングロード。僕もいつかはと憧れていたのです。そんな中、今回の企画のお話をいただいて。即答でしたね(笑)。
――実際に走ってみて、いかがでしたか。
とにかく気持ちがよかった! 美しい海やレモン畑など瀬戸内ならではの景色がとても美しく、中でも橋からの眺めは最高でした。道中いくつもの橋を渡るのですが、高い上に風が吹き抜けるので最初はちょっとヒヤッとして。でも、そのスリリングな感じも走るごとに楽しくなっていきました。この橋を渡る感覚は瀬戸内しまなみ海道ならではの醍醐(だいご)味だと思います。
それに、自分の自転車で走るのが思っていた以上に楽しかった。これまでも旅先で自転車を借りて走ったことはあるのですが、自分の自転車を目的地まで運んでサイクリングするのは今回が初。今はコロナ禍で以前のように自由に旅ができませんが、収束してからも自転車で様々な場所を走り、巡るのは、新しい旅の形としてすごくいいんじゃないかな。
――瀬戸内しまなみ海道は高低差もあり、上り坂がきつい難所も少なくありません。
確かにしんどい場所は何カ所かありましたが、必死にこいで、自分の足だけで上れたときが最高に気持ちいい。頑張ってきたからこその絶景が目の前に広がっている。登山と同じ感覚かもしれませんね。実は今回、「立ち漕ぎはしない」と決めて走りました。きつかったけど、しんどかったけれど、だからこそ楽しいし気持ちいいし、感動もひとしおでした。
真剣に向き合ってくれた監督の言葉が今も支えに
――15年余り続けてきた俳優活動も、しんどい上り坂や難所があったのでは。分岐点となった作品や出会いはありますか?
18歳のときに出演した映画『M』の廣木隆一監督との出会いは、役者としてやっていく上で大きなターニングポイントになりました。当時の僕はまだ熊本に住んでおり、撮影のために東京に通っていました。今でも人前でセリフを言うのは緊張しますが、若くて役者としてもまだまだ駆け出しで、緊張と恥ずかしさでいっぱいでした。「演じる」とは何かもわからない、なんのテクニックもない。そんな僕に、廣木監督はこんな言葉をかけてくれました。
「役としてちゃんとその場にいなさい」
どういう意味だろう? とものすごく考えました。そして、僕の中から役が生まれ自分のものとして演じられるようになることを、監督は待っていてくれた。そのときの感覚は今も大切にしていて、「この役としてどういよう」「どうしたら説得力が出るか」は、どの作品でも常に心に留め、考え、準備をして取り組んでいます。
今思えば、18歳のガキに向き合い、真剣な言葉をかけていただけたのは大きかったなぁと。学生のころってどこか大人をナメているものだけど、廣木監督の言葉で大人に対する印象もガラリと変わりました。
――今回は「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series GMT」を身につけて走っていただきました。普段、腕時計は使っていますか?
何本か持っています。以前は、スマホで確認しようが腕時計を見ようが、時間さえわかれば正直どちらでもいいと思っていました。でも、あるとき「こっち(腕時計)だわ」と思えたことがあって。なんていうのかな、もう一つ「味」がほしかった。以来、シチュエーションや気分で腕時計を選ぶことを楽しんでいます。
こだわりは「自分の腕にどう収まるか」。デザインや機能、つけ心地はもちろんですが、いい具合の収まり方があるんです。今回の時計はケースサイズが42.2mmで、腕がそんなに太くない僕にはちょっと大きいかな? と思ったんです。でも着けてみるとものすごく収まりがいい。それなりに厚さもあるのに、このしっくりと収まる感じは初めての感覚でした。
着け心地もとてもよかった。僕はあまり気にせずにガシガシ使いたいタイプ。ちょっと傷がついているぐらいがかっこいいと思っているので。今回のサイクリングのようにアクティブなシーンにもピッタリですね。
――ほかにはどんなシチュエーションで着けてみたいですか?
スタイリッシュなデザインだからスーツにも合うと思います。旅先でサイクリングするときはもちろん、ちょっとフォーマルなレストランに行くときなどにもいいですね。また、GMT機能(時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針=GMT針によって、もう一つの時刻を表示する機能)が搭載されているので、海外旅行に連れていったら大活躍してくれるに違いありません。
時間は有限。限りあるなかで挑戦を続けたい
――コロナ禍に見舞われ、世界中の人々がこれまでとは違う時間を過ごしています。改めて「時間」「時」をどうとらえていますか?
時間は有限。人生は1回限りでいつかは終わる。その感覚は以前から持っていましたが、より強くそう感じるようになったかもしれません。もちろん、今はコロナで我慢しなければいけないことも多いけど、やりたいこと、行きたいところがあったら、僕はできるだけすぐに行動したいと思っています。40代になったら、50代になったら……というお楽しみもあるけれど、そこまで生きているかなんてわからないから。
それに年齢を重ねるうちに時間の流れがどんどん速くなっている。あっという間にすぎていく。そんな風にも感じています。でも、それは当たり前のことで、ネガティブにはとらえていません。残されている時間が限られているからと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦ったりはしない。今読んでいる本を、今日は昨日よりも1行読み進めることができた……。そのぐらいの感じがいい、と思っています。
――俳優として、これからどんな景色を描いていますか。
外国の人と関われたらいいなと思っています。運とチャンスに恵まれるのなら、海外作品に参加してみたい。そう願っています。
役者の世界に関わらず、僕のまわりには挑戦し続けている大人たちがいる。かっこいい大人もいる。その影響は大きくて、僕も「歳をとる」よりも「歳を重ねて」いきたい。いい枯れ方をしていきたい。限りある「時間」の中で、いろいろな挑戦をポジティブに続けていきたいですね。
(文・中津海麻子 写真・高橋雄大)
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。
https://t.cn/A6Mv3h8T
堂本光一&井上芳雄3年ぶり『ナイツ・テイル』上白石萌音の呼び掛けでメインキャスト7人“リモート決起集会”
2021年8月17日 05時00分 (8月17日 05時00分更新)
https://t.cn/A6IXeRIF
製作発表会に出席し、抱負を述べる堂本光一
製作発表会に出席しカメラに手を振る(左から)上白石萌音、井上芳雄、堂本光一、音月桂
KinKi Kidsの堂本光一(42)と俳優の井上芳雄(42)がタッグを組むミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」の製作発表が16日、東京都内で開かれ、2人のほか音月桂(41)、上白石萌音(23)、演出のジョン・ケアードさん(72)らが出席した。2018年に世界初演を迎え、昨年は初演時の映像とともに劇中歌を披露するシンフォニックコンサートを開催。そして今年は3年ぶりとなる本公演でさらなる進化を遂げる。
◇
「ナイツ・テイル」は、シェークスピアの最後の作品として知られる「二人の貴公子」をもとにケアードさんが光一と井上を主役とする脚本と演出を考案。18年に帝国劇場と梅田芸術劇場で世界初演された。ゼロから作品を作り上げることへの不安や苦悩を分かち合ったメインキャスト7人が今回、3年ぶりにステージに再集結する。
7人は初演以降、グループLINEを作成して連絡を取り合い、コロナ禍においてはたびたびリモート飲みを開催。いつも発起人・まとめ役は上白石だった。そして今年7月、再演に向けての稽古を前に、また上白石が“リモート決起集会”を企画したのだった。
「この作品もこのメンバーも大好きですし、リモート飲み会も楽しいし、個々で連絡を取り合ったとき、みんな『リモート飲みしたい』っておっしゃっていたし、『これはやらなきゃな』と思って」。光一のみソフトドリンクだったが、4~5時間盛り上がったという。
井上は「だいたい1年くらいたつと、音信不通になることがカンパニーの常なんですが、こんなにキャスト同士のつながりがさらに深まっているのはすごく珍しいこと。奇跡のカンパニーだと思います。萌音ちゃんのおかげ」と感謝。
光一も「この3年で、一番跳ねた(飛躍した)のが萌音ちゃん。そんな萌音ちゃんが僕らを見捨てないでいてくれてよかった」とニッコリ。そして「稽古場でも3年前と雰囲気変わらないなと。本当に大変だった初演をいい意味で乗り越えてきたみんなとの信頼関係が厚くなっていて、この作品を良くしよう、コロナ禍でできることを最善を尽くしていこうという思いがあふれていてすごく幸せな空間だなと感じています」としみじみと語った。
光一は今作の稽古に加え、6月から今月12日まで6年ぶりのソロコンサートツアーを開催。さらに後輩が主演するミュージカル「ドリームボーイズ」の演出も担当しており「最近、(午後)3時くらいになると眠くなって…」と告白。同じタイミングで井上も光一と同じような姿勢で“お休みタイム”に入ることもしばしばあるという。
上白石は「嫌な緊張感がなくてみんなが新しいこととかやってみたいことを挑戦できる稽古場なので、そういう空気感を作ってくれる“脱力系騎士”のお二人です」と評して笑わせた。
公演は9月7~30日に大阪・梅田芸術劇場、10月6日~11月7日に東京・帝国劇場、11月13~29日、福岡・博多座で。
■「ジョンがステキな“魔法”をかけてくれる」
○…世界的ミュージカル「レ・ミゼラブル」の潤色・演出をロンドン初演から担当し、同作の日本公演も初演から手掛けたケアードさんは7月13日に英国から来日し、2週間の自主隔離をへて同28日から稽古に参加した。
劇中歌は全曲を再編曲し、昨年のコンサート版で初披露したパラモン(井上)とアーサイト(光一)それぞれの楽曲など3曲の新曲が加わる。音月は「再演とはいえ、ジョンがステキな“魔法”をかけてくれて新作をつくっているような感覚でお稽古が進んでいます。細部に至るまで手直しをされて、スパイスをまぶしてくださる。この作品がどういうものになるのかが楽しみで仕方ありません」と期待を寄せる。
いったいどんな魔法なのか。ケアードさんは「すごくシンプルなこと。イギリスで演劇は『プレイ』と言いますが、子どもたちが遊ぶのも『プレイ』です。ということは、何かいいものを作るには、童心に帰ることが必要。何でもやっていいという雰囲気や失敗してもいいから試すことができる環境をつくる。それが僕のやり方です」と語った。
2021年8月17日 05時00分 (8月17日 05時00分更新)
https://t.cn/A6IXeRIF
製作発表会に出席し、抱負を述べる堂本光一
製作発表会に出席しカメラに手を振る(左から)上白石萌音、井上芳雄、堂本光一、音月桂
KinKi Kidsの堂本光一(42)と俳優の井上芳雄(42)がタッグを組むミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」の製作発表が16日、東京都内で開かれ、2人のほか音月桂(41)、上白石萌音(23)、演出のジョン・ケアードさん(72)らが出席した。2018年に世界初演を迎え、昨年は初演時の映像とともに劇中歌を披露するシンフォニックコンサートを開催。そして今年は3年ぶりとなる本公演でさらなる進化を遂げる。
◇
「ナイツ・テイル」は、シェークスピアの最後の作品として知られる「二人の貴公子」をもとにケアードさんが光一と井上を主役とする脚本と演出を考案。18年に帝国劇場と梅田芸術劇場で世界初演された。ゼロから作品を作り上げることへの不安や苦悩を分かち合ったメインキャスト7人が今回、3年ぶりにステージに再集結する。
7人は初演以降、グループLINEを作成して連絡を取り合い、コロナ禍においてはたびたびリモート飲みを開催。いつも発起人・まとめ役は上白石だった。そして今年7月、再演に向けての稽古を前に、また上白石が“リモート決起集会”を企画したのだった。
「この作品もこのメンバーも大好きですし、リモート飲み会も楽しいし、個々で連絡を取り合ったとき、みんな『リモート飲みしたい』っておっしゃっていたし、『これはやらなきゃな』と思って」。光一のみソフトドリンクだったが、4~5時間盛り上がったという。
井上は「だいたい1年くらいたつと、音信不通になることがカンパニーの常なんですが、こんなにキャスト同士のつながりがさらに深まっているのはすごく珍しいこと。奇跡のカンパニーだと思います。萌音ちゃんのおかげ」と感謝。
光一も「この3年で、一番跳ねた(飛躍した)のが萌音ちゃん。そんな萌音ちゃんが僕らを見捨てないでいてくれてよかった」とニッコリ。そして「稽古場でも3年前と雰囲気変わらないなと。本当に大変だった初演をいい意味で乗り越えてきたみんなとの信頼関係が厚くなっていて、この作品を良くしよう、コロナ禍でできることを最善を尽くしていこうという思いがあふれていてすごく幸せな空間だなと感じています」としみじみと語った。
光一は今作の稽古に加え、6月から今月12日まで6年ぶりのソロコンサートツアーを開催。さらに後輩が主演するミュージカル「ドリームボーイズ」の演出も担当しており「最近、(午後)3時くらいになると眠くなって…」と告白。同じタイミングで井上も光一と同じような姿勢で“お休みタイム”に入ることもしばしばあるという。
上白石は「嫌な緊張感がなくてみんなが新しいこととかやってみたいことを挑戦できる稽古場なので、そういう空気感を作ってくれる“脱力系騎士”のお二人です」と評して笑わせた。
公演は9月7~30日に大阪・梅田芸術劇場、10月6日~11月7日に東京・帝国劇場、11月13~29日、福岡・博多座で。
■「ジョンがステキな“魔法”をかけてくれる」
○…世界的ミュージカル「レ・ミゼラブル」の潤色・演出をロンドン初演から担当し、同作の日本公演も初演から手掛けたケアードさんは7月13日に英国から来日し、2週間の自主隔離をへて同28日から稽古に参加した。
劇中歌は全曲を再編曲し、昨年のコンサート版で初披露したパラモン(井上)とアーサイト(光一)それぞれの楽曲など3曲の新曲が加わる。音月は「再演とはいえ、ジョンがステキな“魔法”をかけてくれて新作をつくっているような感覚でお稽古が進んでいます。細部に至るまで手直しをされて、スパイスをまぶしてくださる。この作品がどういうものになるのかが楽しみで仕方ありません」と期待を寄せる。
いったいどんな魔法なのか。ケアードさんは「すごくシンプルなこと。イギリスで演劇は『プレイ』と言いますが、子どもたちが遊ぶのも『プレイ』です。ということは、何かいいものを作るには、童心に帰ることが必要。何でもやっていいという雰囲気や失敗してもいいから試すことができる環境をつくる。それが僕のやり方です」と語った。
✋热门推荐