【わたし達はおとな】

木竜麻生×藤原季節対談

考える/考えないタイプの違う芝居論

――今作で共演してみて、お互いにどんな印象を持ちましたか?

藤原季節(以下、藤原):木竜さんと共演できるのは、映画好きの人ならみんな嬉しいと思います。僕もその一人で、今までの出演作はほとんど観ています。共演するにあたって、ある程度の到達点までは木竜さんとなら行けるだろうって気はしてたんですけど、それ以上に行けた気がします。

木竜麻生(以下、木竜):藤原さんが出ている作品を観ていて、どうしてこの人はこんな表情になって、そういう心の動き方をするんだろうってずっと思っていて。今回ご一緒していた時もそれはすごく思いましたが、相手の気持ちや行動をすごく受け取る度量がある方で、そういうことなのかなぁって。意志が強いですし、同じくらい柔らかさをすごく感じました。

――現場では演技について話し合ったりしましたか?

木竜:私は加藤さんとご一緒するのが初めてだったので、「難しい」とこぼしていました。

藤原:僕は加藤さんに任せておけば全部うまくいくことは分かっていたので、木竜さんが加藤さんを信頼できるような手助けをしていた感じですかね。二人とも人見知りだったから、二人の間のコミュニケーションを僕が取り持ったり。

木竜:(笑)。加藤さんが考えてくれているなと思ったのが、休憩している時にふらっと現れてくれることで。その時の会話を藤原さんが取り持ってくれたので、3人で話すタイミングはちゃんと現場中にとれていました。

藤原:でもあれは、加藤さんが会議が嫌いなだけだと思う。スタッフさんのところにいると会議が始まっちゃうから、僕らのところに逃げてきてる(笑)。

木竜:あ、逃げてきてたのか。じゃあそれが結果オーライになってたってことね(笑)。

――3人でのコミュニケーションが映画に何か良い影響を与えたなと思うことはありましたか?

木竜:撮影の2日目に、自分の中で変に殻に入りそうになって。その時に藤原さんから「一緒に頑張ろうね」と声をかけられて、自分は何を一人になろうとしてるんだって、すごくハッとしたんです。そこからは藤原さんに委ねて、ぶつかっていこうと思って。その延長でスタッフさん、他のキャストさん、加藤さんのことも信じてその場に立っていられたので、すごく意味がありました。

――藤原さんは加藤さんとは長くやられていると思うんですけど、この作品ではどんなやりとりをしましたか?

藤原:いつも通りなんですけど、僕も加藤さんも核心に迫る会話の内容を嫌うんです。加藤さんは人との距離感や恥じらいとか、伝えたいことを隠すのを好む人で。日常会話においてもそうで、この映画を良くしたいとか、こうすればもっと良くなるっていうことはあえて口にしないんです。だから僕らはいつもくだらない話ばかりしていますね。

――加藤さんが「木竜さんの気の遣い方が優実と重なった」と話されていたのですが、ご自身で演じていて、「ここわかる」と思ったことはありましたか?

木竜:思っていることや、モヤモヤしているものを優実ほど隠せるかは分からないですけど、何か言われたり、自分もちょっと言いたいことがあったり、腹が立っていたり、悲しかったり……そういうことを笑いながら返しちゃうのは、あるよなぁって思いました。ストレートに伝えることが難しいことってあるなって。

――藤原さんは直哉を演じていてどうでした?

藤原:全然分からなくて、楽しかったです。

――台本で読んでわからないところは聞いたりするんですか?

藤原:いや、聞かないですね。

――自分で考えて?

藤原:考えないですね。“分かんないことを分かんないまま言う”ことを楽しんでいます。直哉が考えていること全然分かんないなって思いながらセリフを言ったりしていると、たまに、なんか分かったりします。

――なるほど。木竜さんは分からないこととかを楽しんで?

木竜:うーん……。人を演じることの喜びって、それがどんな人であろうと、みんなあるはずだとは思っていて。その人物を多角的に、いろんな面から見ると、直哉も直哉できっと何かあるんだよなって思うんです。藤原さんが演じていた直哉を見て、彼が生きてきた中での切なさみたいなものを、私は勝手に想像しましたし、想像するのがすごく楽しくて。だから、想像とか空想とかそういう力で補えるものがあるといいなって思いながら演じていますかね。分からないまま「分からない」を言うのができないタイプなので、そこはもう、うーーってなりながらやります(笑)。

藤原:タイプがありますよね。

木竜:うん。だからすごいなぁと思います。

「自分が相手に投げた言葉でも傷ついていた」

――会話劇が魅力なシーンが多かったですが、特に自分が発したセリフで印象に残っているものはありますか?

藤原:伝えたいことって反復したりするじゃないですか。「それ本気で言ってる? それ、本気で言ってる?」っていう、この2回目の「本気で言ってる?」の時に、“本気でそれが聞きたいんだな”って自分の中で分かるというか。そういうことが台本の中に眠っていて、見つけた時はグッときました。

木竜:今回はとにかく隠すことを言われていたので、言葉に完全に重きを置くのではなく、言っていることの奥で何を持って生活をして、誰の言葉を聞いて、どれだけちゃんと背景を持てているかを考えるのが難しくて。自分の気持ちで素直にいると直哉の言葉がすごく刺さってしまうし、相手に言ったことなのに自分が傷ついたりとか、そういうことが特に後半にかけてはあったような気がします。

――相手の言葉で刺さったことはありますか?

木竜:ラストシーンは、相手が言っていることでも傷ついているし、自分が相手に投げたものでも傷ついていた気がします。直哉の「じゃ」に「はい」で返す感じは、感覚として忘れないですね。

藤原:直哉は相手を傷つけるための言葉を吐いている男なので、自分が傷つかないようにちゃんと言葉を選択できる人なんですよ。そういうズルいところがある。元カノのシーンでも、相手に言葉をまくしたてるんですけど、全部、自分は悪くない、自分は悪くないって。でも、ラストシーンでは、やっぱり少なからず傷ついていたんじゃないですかね。それでなんとかまくしたてようとして。

――直哉はよく「言い方が悪かったね」と言っていますが、誰かと関わる時の自分の言葉選びを考えたりしますか?

木竜:難しいことだなぁっていつも思いますね。インタビューでもそうですが、口に出した瞬間、本当に思っていたことから離れていく感覚がすごくあって。言った瞬間から、誰にも言わないで思っていたこととは違うものになって外に出ている感じがするんです。なるべく思っていることと近い状態で言語化したいなとは思いますけど。

藤原:もちろん考えますし、それに割いてきた時間は多いと思うんですけど、最近はいい加減さとか寛容さとか、その「容赦」みたいなものを他人や自分に対して求めるようになっていて。思ったことをなんでも口に出すのって本来良くないと思うんです。子供みたいだし。でもあえてそれをやって、相手を嫌な気持ちにさせたり、自分が嫌な気持ちになる状況に対して、寛容になってるというか。今は思ったことをなんでも口に出してみようって思っている時期です。

――なんでそういうことをやろうと思ったんですか?

藤原:その方が相手に対して、ひょっとしたら深くアクセスできるかもしれないと思って。どこかで長い付き合いになるかもしれない人とすれ違って、たった数言交わすだけで別れていくような儚い人生かもしれないんだったら、嫌われてでも言葉を相手に放ってみて、深いところでアクセスしてみようって、ちょっと思っているんですよね。

“もがいている人”への憧れ

――キラキラした恋愛映画もある一方で、本作のようなもがいているヒロインの恋愛作品も支持されていますが、その魅力をどう思いますか?

藤原:性別に限らずですけど、もがいている人は素敵ですよね。なんでなんですかね? 自分もその人を見て頑張ろうって思うし。

木竜:自分に対してかもしれないし、誰かに対してかもしれないんですけど、もがいている最中の夢中な感じって、例えそれがものすごくボロボロだったり、泥だらけだったりしても、なんかちょっと透明に感じます。そういうところへの優しさ、憧れみたいなものを感じるのかもしれないです。

藤原:憧れ、あるな。

木竜:うん。まっさらっていう感じにどうしても憧れるなぁって思います。

――最後に劇中のお二人の好きなシーンを教えてください。

藤原:ラストですね。

木竜:ラストから、主題歌がかかるところは、本当にすごくいいです。

藤原:あの長回しはマジで必見。

――そのシーンの撮影にはどういう気持ちで臨みました?

藤原:もう、最強のマインドセット。100%入るスリーポイントシュートを打つみたいな感じですね。100%なんて入らないじゃないですか、絶対。だけど、100%入るって信じ込むんですよ。その感じです。

木竜:あははは(笑)。

終わっていく物語と続いていく物語

――撮影順的にも最後に撮られたんですか?

藤原:僕はもうそのワンカットに全てを懸けていたので。優実が行くところまで運ばれる最後のラストチャンス、無事に運ばれてくださったんで。僕の仕事はもうその時点で終了でした(笑)。

木竜:そのラストをやって、本当のラストに直哉が鍵を渡して出て行く。あのラストがないと私、その後のシーンってできなかったと思います。

藤原:母だから続いていくんですよね。お腹に子どもがいるから、あそこで物語は終わらない。僕とはちょっと違うよね。

――去っていくだけですよね。

藤原:そうです。あそこで僕の中での物語は終えられるんです。

木竜:(笑)。私はそれから加藤さんとちょっとだけ話をしました。「どういう気持ちなんかなー」っていうこと言われて、ポツポツポツーって言ったら、じーって見られて、「いこうかぁ」って言われて。同じラストシーンでも、藤原さんとは違う感覚だったかもしれないです。

藤原:全然違うかも。あのワンカット撮り終わって全て消化しきってたから、もう情感ゼロ。

木竜:(笑)。いや、ゼロとは言わないでほしいよね。どういう気持ちで鍵渡すかとかあるじゃん。

藤原:あ、ないないないない。無。

木竜:あってくれよ。無なんですか。

藤原:「あ、鍵を渡さなきゃ複雑だな」とかないの。その流れで行く時間に身を任せるって言うか。鍵を渡さなきゃいけない状況になっちゃったから渡すだけ、という。それが僕にとっての直哉でした。

木竜:なるほどね。

――エンドロールにかけての最後の最後のラストシーンを経て、木竜さんはどんなことを思いましたか?

木竜:最後、優実がご飯を作って食べるところに、彼女が自分の日常を取り戻そうとしているなと私は思いました。生きていくこと、暮らしていくことを、なんとか取り直そうというタフな強さというか。これからの自分の人生の中でも、このまま朝なんか来ないんじゃないかと思うような夜もあるでしょうし、何もしたくない気持ちになったり、誰とも会いたくない気持ちになったり……。反対に、無性に誰かと話したくなったり……。そういう自分が誰かに与える影響も、自分が誰かに与えられる影響も、ちゃんと余すことなく自分が飲み込んでやる、とは思っています。全部私が味わって、ちょっとずつ生きていければいいかなと思いました。

■公開情報
『わたし達はおとな』
新宿武蔵野館ほかにて全国公開中
出演:木竜麻生、藤原季節、菅野莉央、清水くるみ、森田想、桜田通、山崎紘菜、片岡礼子、石田ひかり、佐戸井けん太、鈴木勝大、山脇辰哉、上村侑、中山求一郎、諫早幸作、伊藤風喜、鳥谷 宏之、平原テツ
監督・脚本:加藤拓也
音楽:谷川正憲
製作:狩野隆也、松岡雄浩、宇田川寧
エグゼクティブプロデューサー:服部保彦
プロデューサー:松岡達矢 柴原祐一
製作幹事:メ~テレ
配給:ラビットハウス
製作プロダクション:ダブ
(c)2022「わたし達はおとな」製作委員会
公式サイト:https://t.cn/A6M7UJcX

KinKi Kids、CDデビュー25周年。ニューシングル「高純度romance」で松本隆が描いた2人の姿

text by その他
https://t.cn/A66Iu3dB

3月16日にリリースされる、KinKi Kids、44枚目のシングル「高純度romance」は、25年前、彼らのデビュー曲「硝子の少年」を手掛けた、松本隆による作詩である。CDデビュー25周年を迎えるこのアニヴァーサリーの始まりに、彼を起用した意味は大きい。この楽曲の歌詩について、昨年、松本隆50年の軌跡を追った評伝「風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年」(KADOKAWA)を上梓した音楽評論家、田家秀樹による考察を軸に「高純度romance」を分析する。2人を傍で、つかず離れず、ずっと見続けてきた人だからこそわかることがある。これは愛に溢れた1曲だ。

(これは『音楽と人』4月号に掲載された記事です)

松本さんらしい歌詩だな、という印象を受けました。

過剰な言葉も使わないし、説明もしないんだけど、何を唄いたいのかがすごくよくわかる。

〈絆〉ですよね。そしてこんな美しい曲なのに、美化してないし、綺麗事にもしていない。すごくリアリティがある。

〈引きこもってた日もあったよね/悩んだり凹んだり〉

何かを肯定する時に、こういう否定的なことも呼び込みながら、絶妙なバランスで書く。これは、松本隆の技以外の何者でもないですよ。

はっぴいえんどの頃からずっとそうなんですけど、松本さんは1曲の中で、光と影のどちらも書くんです。どちらかではなく全体を。すごくフラットに物を見ながら、その中にあるいろんなデコボコから目を背けない。そしてそれを肯定的に描けるから、嘘っぽさが全然ない。どんな人にも影があって、美しいだけじゃないことをわかって書いている。この曲は、言ってみれば結成25周年のお祝いソングですよね。そんなおめでたい曲に普通、〈引きこもってた日もあったよね〉なんて引き合いに出さないでしょう? でもそれが、この歌のリアリティに繋がっています。

有名なエピソードですけど、松本さんがKinKi Kidsのデビュー曲を依頼された時、なかなかジャニーさんからOKが出なかったんです。ミリオンヒットを獲れる曲という至上命令が出ていて、「Kissからはじまるミステリー」と「ジェットコースター・ロマンス」を先に書き上げていたものの、デビュー曲としてはOKがもらえなかった。煮詰まった松本さんが、仕事場の居間でテレビをつけたら偶然KinKi Kidsが唄っていて、その姿を見た松本さんは「あ、硝子の少年だ」と思った、と。

硝子は脆くて崩れやすく、だからこそピュアで透明、そして美しい。今回のタイトルの〈高純度〉とは、そういうことでもありますよね。この関係がこのままで壊れないでほしい、という願いもあったと思います。そこに松本さん自身を重ねたところもあるでしょうね。

松本さんが分身だと言ってる人が3人いるんです。細野晴臣、大滝詠一、筒美京平。きっと、自分とその人たちの間にあった、他の人にはわからない独特な関係性を、光一くんと剛くんの関係に見たんだと思います。ずっと傍にいるけど交わらない。でも絶対に離れられない。そして誰よりもお互いを理解してる。

だから、この人にはこうであってほしい、という願いが歌詩にこもってるんですよね。松本さんがそんなスタンスで歌詩を描いた唄い手は、おそらくKinKi Kidsと松田聖子さんだけだと思います。松田さんには、等身大の彼女より、ちょっとだけ大人なテーマの歌詩をつねに与えてきたんですよ。彼女は飛び抜けた歌唱力でそれを唄い、それによって、歌手としても人間としても大人になっていった。

KinKi Kidsもそうだと思うんです。デビューがいきなり「硝子の少年」じゃないですか。18歳で、自分たちのあり方のようなものを提示されて以降、その後の松本さんの歌詩は、つねに彼らの生き方のようなものを提示してきている気がします。「ボクの背中には羽根がある」も「スワンソング」もそう。そんな長年のいろんな積み重ねのうえに「高純度romance」が生まれている。それを思うと、25年という時間を背景に、大人になった2人に対し、その次、みたいなものを指し示してるのかもしれません。〈家庭〉という言葉もかなり踏み込んでるように聴こえますけど、でもそれが、さっき話したようなどんな人でも思い当たるリアリティを曲に与えてくれるんです。

〈純度高めの日々育んだ〉という一節もそうですね。つまり自分たちがやっている活動があって、お互いがその純度を高め続けている。プライドもあるし、自負もあるから折れない。そう簡単には交わらない。そんな状態で続けてきた彼らのことを、松本さんはちゃんと見てるということですよね。

そしてラストにある〈真実の蝶結び〉という言葉。〈蝶結び〉って、すぐ解けてしまう脆さがあるじゃないですか。ギュッと固く結ぶのではなく、綺麗だけど、紐を引いたらすぐに解けてしまう〈蝶結び〉。純度が高いからそれができるということでもあるし、そこに到達したということでもある。でも壊れやすいものでもある。これは「硝子の少年」にあった儚さ、脆さの象徴ですよね。そういうものが25年を経てもちゃんと結ばれている。

やはり松本さんがKinKi Kidsにずっと見ているのは、壊れそうで陰りのある、でもとても儚くて、ピュアな青春なんですよ。それを最初、近藤真彦さんに見たと思うんですけど、彼はソロだから、1人の人物の視点でしか描けない。KinKi Kidsはそこに2人の関係性が加わるから、近藤さんよりも歌で表現する視点が深くなる。そこにあの時代のいろんな青春群像が散りばめられているのが「硝子の少年」ですけど、それから25年経って、大人になった時に、いろんなことを言わなくてももういろいろ経験してるから、以前よりも言葉数が少なくなって、整理されて唄われていますね。

松本さんは作詞家として、太田裕美や寺尾聰、南佳孝や松田聖子の作品で、歌謡界で一時代を築いた後、89年から94年まで、作詞家としての活動を休憩するんですが、最前線に復帰したのがKinKi Kidsでした。おそらく松本さんは、2人と出会い、「硝子の少年」がミリオンヒットを飛ばし、代表曲として唄い継がれてきたことで、彼が70年代からずっと描いてきた〈青春の永遠性〉みたいなものを確信できたんじゃないでしょうか。つまり古い新しいは関係なく、みんなが持っているものなんだ、と。

松本さんの歌詩には、時折〈ジェームス・ディーン〉がモチーフとして出てきます。青春のシンボルとでも言うべきもので、矢沢永吉さんの「サブウェイ特急」や原田真二さんの「てぃーんずぶるーす」にも出てきます。若々しく孤独感があり、陰りもある。ジェームス・ディーンのそんなイメージが、松本さんの中にある普遍的な青春でしょう。それがKinKi Kidsにも繋がっているんですけど、さっきお話したように、ジェームス・ディーンは1人だけど、その精神を、2人の関係性として描けるのがKinKi Kidsなんだと思います。

ジェームス・ディーンは若くして亡くなっています。つまり孤独感や陰りというのは、それを抱えたまま死ぬことでしか永遠にならない。人によっては、歳を重ねるごとに、そういうものが失われていく。むしろそのほうが多い。でもKinKi Kidsは、2人の関係が続いていく中で、孤独や陰りが失われることがない。その素晴らしさがある。松本さんが描いてきた〈青春の永遠性〉。その先にあるものを彼らは見せてくれている。あんな硝子のように脆く、儚い美しさを湛えてきた2人の25年。この記念すべきアニヴァーサリーに書いた「高純度romance」は、松本さんが描きたかった世界観の集大成に近い。そして松本さんが、KinKi Kidsの2人に言いたかったであろう一言が、この曲の中にありました。

〈ほんとに愛してるよ〉

これが2人に伝えたかったことですよ。松本さんは大切なタイミングで、歌詩にそういうことを盛り込みますね。松田さんとのコンビを解消したアルバム『Citron』の最後の曲「林檎酒の日々」では〈もうさよならね〉と書いてますけど、それと同じです。この〈ほんとに愛してるよ〉は、松本さんがKinKi Kidsの2人に伝えたかったメッセージだと思います。

よく松本さんは「人の心を引きつける詞は、5%の真実と95%の想像から出来ている」とおっしゃっているんですが、その5%の真実が、25周年というタイミングもあって、そういうところににじみ出た気がします。それと、〈そんな時背中をポンと叩く/君の手に救われたのさ〉という一節は、ジャニーさんの病室で光一さんと剛さんが交わした光景を、KinKi Kidsとして歌にしていると編集長の金光さんから聞いたんですが(註:「YOU... ~ThanKs 2 YOU~」のKinKi Kidsヴァージョン。『KinKi Kids Concert Tour2019-2020 ThanKs 2 YOU』で披露)、松本さんはその話を知らなかったかもしれないですね。というのは、マーケットリサーチみたいなことをする人じゃないんですよ。人から聞かされたのなら別ですけど、自分から最近のKinKi Kidsについて細かく調べたりはしてないと思います。だとしたらすごい話ですけど、松本隆という人とKinKi Kidsの関係を知れば、そんな偶然もありそうだなと、そんな気持ちになりますね。

談=田家秀樹
構成=金光裕史

4月月芭蕾今日发售[送花花]
·


月刊バレーボール4月号は3/15(火)に発売✨

ども!ルナっす!!
暖かくて過ごしやすい季節、到来っす‼️

さて、今月の月バレは...
「学生Vリーガーに見る未来」
現役学生ながら、パナソニックパンサーズに加入し、V1男子で躍動する選手たちに迫ります

大塚達宣×福澤達哉「ステップアップの、その先へ」
洛南高、大学生で日本代表、そしてパナソニックパンサーズと共通点の多い2人による本誌初対談が実現先輩・福澤が見て感じてきた、後輩・大塚の姿とはーー❓

エバデダン ラリー/牧 大晃
先発起用も増えてきたラリーと、高校生ながらVリーグに挑戦している牧にも注目

松井泰二監督(早稲田大)「Vリーグへと送り出した監督の目」

ロラン・ティリ監督「世界一の監督が語る 若手選手の育成」
東京2020オリンピックで男子フランス代表を金メダルに導いたティリ監督の考える選手の育成とは

✌Vリーグ❌これから
Vリーグの"これから"を知るためにも、各チームが行うさまざまな取り組みにフォーカス
✅パナソニックパンサーズ
「南部正司GMに聞く、“仕掛け”続けるパナソニックパンサーズの挑戦」

✅サントリーサンバーズ
「Vリーグをより身近なものにする、サントリーサンバーズの高校生エキシビションマッチ」

✅ヴィアティン三重
「『バレーボールの素人』が、ヴィアティン三重と描く成長曲線」

✅岡山シーガルズ、ヴィクトリーナ姫路ほか

✊強い意志で病に打ち勝て 藤井直伸(東レ)、胃がんを公表
Vリーグ2021-22 V・レギュラーラウンド後半戦レポート
FC東京ラストシーズン 坂本将康前監督(現・PFU監督)に聞く

-----------------------------------------------------

小柄な体で高く跳べ! 小さな巨人新時代
さまざまな舞台で活躍する小柄な選手たちの対談をとおして、高く跳ぶための秘けつと、逆境をはねのける術に迫ります
1️⃣水町泰杜(早稲田大)×舛本颯真(鎮西高)
「バレーボールは高さだけじゃない」

2️⃣浅野博亮(元・日本代表&ジェイテクト)×前嶋悠仁(日本航空高)
「自分で自分をあきらめない」

3️⃣室岡莉乃(日立Astemo)×曽我紀美(就実高)「真っ向からではなく駆け引きで勝負」

4️⃣柳田光綺(NEC)×廣田あい(文京学院大女高・NEC内定)「限界を知り、限界を超えろ」

㊗️春高戦士が次の舞台へ 高校生卒業アルバム
✍️Vリーグジュニア選手権レポート

わたしとバレーの話 第1回 田村保乃(アイドル・櫻坂46)
バレーボールと縁のある方に「あなたにとってバレーボールとは」というテーマでお話いただく新企画。初回は、14年間のバレーボール人生を経て、現在はアイドル活動をする田村さんが登場✨

漫画『オレたち 熱血‼️ 鉄根JAPAN』
熱きドラマ、再び。物語は中学校から日の丸へ❗️

etc...
----------------------------------------------------

ほかにも...
それいけ!! NEW GENERATION〈川野琢磨/渕江中〉
ワタシのS6〈備 一真/大分三好ヴァイセアドラー〉

などなど、今月も盛りだくさんでお届けっす!!
ご自宅までのお届けは『NBPオンラインショップ』でチェック
ネコポス配送なら2冊まで送料無料です

電子書籍「dマガジン」や「Kindle版」「Kobo版」も展開中
リンク先などは月バレ公式Twitter(@getsu_vb)に掲載しています!

#月刊バレーボール #月バレ #バレーボール #volleyball #Vリーグ
Vリーグはバレーだよ
大塚達宣 選手 福澤達哉 さん エバデダンラリー 選手 牧大晃 選手 パナソニックパンサーズ
サントリーサンバーズ ヴィアティン三重 水町泰杜 選手 舛本颯真 選手 浅野博亮 さん 前嶋悠仁 選手 室岡莉乃 選手 曽我紀美 選手 柳田光綺 選手 廣田あい 選手 田村保乃 さん 櫻坂46
NeverGiveUp東京
心はひとつ


发布     👍 0 举报 写留言 🖊   
✋热门推荐
  • 《我和我的时光少年》2021年5月28日在腾讯视频播出,邓恩熙、张凌赫主演,讲述了男女主彼此陪伴、互相守护、双向暗恋、共同成长,从青梅竹马“伪兄妹”突破成为“恋
  • 花而言其乱,乃至要乱得迷了赏花人的目光,在旁人的诗句中,很少有这种写法,而这种独到的感受,却正是白居易在欣赏西湖景色时切身的体验,五颜六色的鲜花,漫山野地开放,
  • [求关注] 肖战主演的电视剧斗罗大陆特效好看,剧情饱满,适合全家老少一起看[哈哈][哈哈][哈哈]肖战平安喜乐 肖战顺顺利利 肖战星途璀璨 肖战正能量艺人 肖
  • 射在每个人心中的箭,我们可能全都看不见,每个人其实都是在自己的生命中,孤独地过冬——你是,我是,她也是,但是,孤独,你仍然可以成为一个好人,不去刺痛别人,甚至,
  • 我也是人生中第一次遇到和我一样都叫平假名的「みなみ」所以互相都留意到了对方。最后还是没有起艺名,不过我还记得咪酱跟我说「和我的名字一样(重名了)很不情愿」(笑)
  • 比如華藏寺舉行迎請關於我的那本慚愧之書的法會的時候,天空出現真正的佛光,而且萬里晴空雷聲擂動,玉蘭花樹降甘露不止,那不是虛幻圖形,那是真實的;勝義浴佛法會上,天
  • 我真的好脆弱啊一个中午他们嘴就没停下来过“老师高考难吗我还有机会吗”“老师你追番吗”“老师你是老二刺螈吗”“老师你看山河令吗”“老师你选数学是因为数学好吗”然后
  • 任何事情的底线均是朱一龙,不接受黑任何一个拢龙出演的角色!2.老年人不玩微博,正式用微博是21年3月份,才和其他包妹学着做数据。
  • 乌江亭长舣船待,谓项王曰:“江东虽小,地方千里,众数十万人,亦足王也,愿大王急渡。谓其骑曰:“吾起兵至今八岁矣,身七十余战,所当者破,所击者服,未尝败北,遂霸有
  • 修行人不该谈论他人是非,谈论是非,除了蒙蔽自己心性,还会让自己内心陷入纷扰、不安的状态,障碍我们的解脱之道。面对毁谤,修行人只需要忍耐,这是修德行修福报的好时机
  • 2018年12月31日,由南京艺术学院流行音乐学院电子管风琴研究中心、江苏省流行音乐学会电子键盘专委会、南京乐果双排键音乐中心主办的【2019乐果跨年音乐会】将
  • ❤️每天都会见面,以为他不会记得这个日子,昨天下午让我去取快递,给我买的零食,他说让我吃零食还可以长胖❤️下午上班时接到了一个电话,然后我就在办公室收到了花。遇
  • 2021.05.20 和肖战分享设计第一弹肖战,有一种缘分是似曾相识的故人,就像宝玉和黛玉的初见,前生的情连绵到今生的意,是在世间找另一个“我”心灵的契合。其中
  • 但是这款买过并且用过的宝贝,反馈回来的跟我用的是一样的,就是有一定修复维稳效果,坚持用,脸上红血丝啊、泛红啊、容易过敏啊都可以得到缓解,这款虽然推荐的人没有那么
  • 肖战520快乐肖战快快乐乐肖战平安喜乐 肖战顺顺利利 肖战星途璀璨 肖战正能量艺人 肖战红红火火 我喜欢肖战 [抱一抱] 我喜欢肖战 [抱一抱] 我喜欢肖战[
  • 家门口有两家】市文旅局今天发布了2021年上海市博物馆社会影响力指数,青浦区博物馆位居区级综合性博物馆排名第五,陈云纪念馆上榜革命纪念类博物馆排名第三。其中,文
  • rù zé xiào 入 则 孝fù mǔ hūyìng wù huǎn 父 母 呼 , 应 勿 缓 。wà yǔ l
  • 好天气逛公园开心开心 好久好久没来了 还是那么开心~ 刺激性项目 看的人比玩的人还激动[笑cry] 几个人玩一群人围观的现象永远存在 看到小时候的石膏零钱罐
  • #南京美食[超话]##南京旅游攻略# 开了十几年的老牌夜宵店,大名鼎鼎,一碗秘制疙瘩竟然俘获了全南京人的心在南京一提到他家没人不夸的!!除了烤串,沙棘黄桃甜品
  • 作为一个中国人 一个吃着袁爷爷研制出来大米的人 伤心 哭了两天的眼睛都肿了 真的希望这是个假消息 我前几天还在评论里说袁爷爷你要长命百岁 健健康康的 没想到走了