【助力冬奥!开幕式主火炬地面装置系统减速机由温企制造】奥运圣火的点火方式历来是最新科技成果的展示。在北京冬奥会开幕式上,庞大的主火炬宛如一片巨型雪花通过灵巧旋转升降,脱离火炬塔飞向夜空,出乎所有人的意料。这也创造了奥运发展史上主火炬点火的一个奇迹。据了解,北京冬奥会开幕式上,主火炬的后部支点、前部支点、托架滑动、台阶顶升等关键配套减速机均由温州企业——通力科技制造。成立于2008年的通力科技,专业从事通用减速机和工业齿轮箱的研发、制造、销售及服务,是国内为数不多掌握全系列齿轮减速机研发的技术企业。
“过程中,我们克服了产品交期短、精密度要求极高等难题。”通力科技销售总监王君说。一般情况下,通力科技产品的交期在1个月左右,但此次冬奥会配套产品的交期仅一周时间。为此,公司各部门全力配合,优先保障该项目产品的顺利交付。此外,公司还专门安排了技术水平好、装配经验丰富的员工负责产品的装配和调试,以保证产品的最优性能。产品完成后,还经过了24小时的加载试验,确保其质量的稳定性。(浙江之声记者李晓华、瑞安融媒体中心)
“过程中,我们克服了产品交期短、精密度要求极高等难题。”通力科技销售总监王君说。一般情况下,通力科技产品的交期在1个月左右,但此次冬奥会配套产品的交期仅一周时间。为此,公司各部门全力配合,优先保障该项目产品的顺利交付。此外,公司还专门安排了技术水平好、装配经验丰富的员工负责产品的装配和调试,以保证产品的最优性能。产品完成后,还经过了24小时的加载试验,确保其质量的稳定性。(浙江之声记者李晓华、瑞安融媒体中心)
冬至过后,寒意渐重。万物都喜欢裹一身雪衣,左右里都能透出一种离尘的美来。
《月令七十二侯集解》中说:“十二月节,月初寒尚小,故云,月半则大矣。”
小寒节气,是古人记录数九寒天的日子,天一日寒过一日。虽是小寒,但清冷的空气却比大寒时还多冻人几分。
小寒之时,掬一捧清雪,煮一壶陈年寿眉。茶气氤氲,沁入心脾的香,在冷寂的天气,让人品出一种暖暖地深意来。
寒意渐浓时,大雁往北飞
唐朝的元稹在《小寒》里写:“小寒连大吕,花鹊垒新巢。”
“黄钟大吕”在古时的音律中,各司阳律和阴律之第一律,十二律又和十二月相应,黄钟对子月,数字是十一;大吕对丑月,数字是十二。
小寒节在农历十一月的尾,带着逼仄的寒意揭开了十二月的盖头。
天地大气,和万物共振,虽幻于无形,但有禽鸟会先知。
客居南方的大雁,睡了几日懒觉,耳边就已响彻北方的呼唤,梳理羽毛,起身还乡。喜鹊也感到了万物萌动,自己着手要攒个新家。
岭南还是细雨连绵,像是要把雁群多留几日;华北的苍穹之上已然大雪纷纷,裂着满心地欢喜,迎接这群雁归来。
候鸟比目而行,循着阳气上升的明媚和灿烂,一心向暖。
小寒三候说:“一候雁北乡,二候鹊始巢,三候稚始鸲”,山深处的林鸡也为这小寒之后的阳气渐盛而高呼不断。
小寒,长了一张冷峻的脸,终是没遮住内心生出的暖。
雪落听禅音,煮茶闻花香
明朝的张岱在《湖心亭看雪》中写:“大雪三日,湖中人鸟声俱绝。”这是多么任性的雪呀!
洋洋洒洒,无所顾忌,下了三天,直到湖面万籁皆静,余下雪的簌簌之音。就连这簌簌,还是从那一片接着一片的大雪中赶出来的,雪花生怕飞得慢了,被天仙指摘。
雪落的声音,很美,让人不忍打扰。静静地看着,默默地听着,立于亭下,和雪融为一体。世界再无纷扰,内心唯有欢喜。
雪落在心里,倏然间,便化作一缕烟,清洗了五官,涤荡了凡身。雪落时,有人听到了禅音,仿若一种天神的呓语,让人忘却烦忧,心归宁静。
天地一片澄明,任谁,都会爱这雪白一片的苍茫。
掬一捧清雪,放入青瓦矮罐中,煮一壶老寿眉,山间的茶凝聚了季节之灵气,此时,在雪的天水中荡漾开来,涟漪出无数芬芳。
那是百花之魂,也是千草之香。
煮茶的人,慢慢地等。等这半饼寿眉和雪对话,听他们说旧年的往事和仙界的传说,都是天地的深情,和不朽的流年。
当茶汤沸腾,鱼眼大的茶泡翻滚出一种热闹来,就是茶熟了。
舀上一杯茶,敬这满天飞舞的大雪和一湖深冬的知己。
繁华暖冬处,循迹寂静美
王安石写:“墙角数枝梅,凌寒独自开。”
诗人写梅,也是写冬。冬天的繁华,全部开在了梅的枝头,舒朗、明艳、逶迤了全部冬光。
梅花孤傲,不信冬天是冷的,笃定地把自己绽放在寒冬里,又独自散出香来,繁华得整个冬季都在为它让路。
梅花一心一意地开着,经久不绝,愣是暖了这孤冬的心。
梅花秉君子之风,书生夜读困苦无边,唯有暗香一缕,便能灯明心静。梅花承君子之德,只开在深冬一季,消弭与百花之前。
陆游写梅花:“零落成泥碾作尘,只有香如故。”
梅花深爱着寒冬,尽管寒冬不语,梅花也自顾自的横笛有韵,自顾自的斜枝静开。
梅花有着和寒冬一样的性子,护人周全,又不露声色,寒冬把全部的暖意和温柔都藏进了梅花中,梅花开尽了一生的繁华,最后,谢入到冬土里。
很多人喜欢冬天,就为这一季的孤绝。北风也喜欢这冬天,每每循迹而来,倾其所有,为冬天驱赶寒意,增添一些寂静之美。
冬天是冷的,但是冬天的冷里,包裹着不尽的暖意;冬天是繁华的,在这繁华中,蕴藏着智者的先机;冬天是美的,这美是含蓄的,是心有感而意难传的天地之美。
冬天的雪,漫天飞舞,铺满河道和山野,给广袤的大地穿上一件无边的美衣。在冬天万物褪尽的时刻,和时光白了头。
阵阵朔风不停地催促着深冬,要动起来,小寒,就是来结束这数九寒天的信使。
小寒,站在冬天的尾巴上,提醒大雁,可以往北飞了;提醒大雪,可以慢慢下了;提醒冬天,你的使命就要完成了。
小寒天,掬一捧雪,煮一壶茶,慢品这冬天竭力而为的寂静,静读这冬天繁华凝结的密言。
小寒,看似寒,天地寒;小寒,亦是在寒凉中垂下的饵。
是为这一冬的薄温,钓来下一季的暖。(亦文)
《月令七十二侯集解》中说:“十二月节,月初寒尚小,故云,月半则大矣。”
小寒节气,是古人记录数九寒天的日子,天一日寒过一日。虽是小寒,但清冷的空气却比大寒时还多冻人几分。
小寒之时,掬一捧清雪,煮一壶陈年寿眉。茶气氤氲,沁入心脾的香,在冷寂的天气,让人品出一种暖暖地深意来。
寒意渐浓时,大雁往北飞
唐朝的元稹在《小寒》里写:“小寒连大吕,花鹊垒新巢。”
“黄钟大吕”在古时的音律中,各司阳律和阴律之第一律,十二律又和十二月相应,黄钟对子月,数字是十一;大吕对丑月,数字是十二。
小寒节在农历十一月的尾,带着逼仄的寒意揭开了十二月的盖头。
天地大气,和万物共振,虽幻于无形,但有禽鸟会先知。
客居南方的大雁,睡了几日懒觉,耳边就已响彻北方的呼唤,梳理羽毛,起身还乡。喜鹊也感到了万物萌动,自己着手要攒个新家。
岭南还是细雨连绵,像是要把雁群多留几日;华北的苍穹之上已然大雪纷纷,裂着满心地欢喜,迎接这群雁归来。
候鸟比目而行,循着阳气上升的明媚和灿烂,一心向暖。
小寒三候说:“一候雁北乡,二候鹊始巢,三候稚始鸲”,山深处的林鸡也为这小寒之后的阳气渐盛而高呼不断。
小寒,长了一张冷峻的脸,终是没遮住内心生出的暖。
雪落听禅音,煮茶闻花香
明朝的张岱在《湖心亭看雪》中写:“大雪三日,湖中人鸟声俱绝。”这是多么任性的雪呀!
洋洋洒洒,无所顾忌,下了三天,直到湖面万籁皆静,余下雪的簌簌之音。就连这簌簌,还是从那一片接着一片的大雪中赶出来的,雪花生怕飞得慢了,被天仙指摘。
雪落的声音,很美,让人不忍打扰。静静地看着,默默地听着,立于亭下,和雪融为一体。世界再无纷扰,内心唯有欢喜。
雪落在心里,倏然间,便化作一缕烟,清洗了五官,涤荡了凡身。雪落时,有人听到了禅音,仿若一种天神的呓语,让人忘却烦忧,心归宁静。
天地一片澄明,任谁,都会爱这雪白一片的苍茫。
掬一捧清雪,放入青瓦矮罐中,煮一壶老寿眉,山间的茶凝聚了季节之灵气,此时,在雪的天水中荡漾开来,涟漪出无数芬芳。
那是百花之魂,也是千草之香。
煮茶的人,慢慢地等。等这半饼寿眉和雪对话,听他们说旧年的往事和仙界的传说,都是天地的深情,和不朽的流年。
当茶汤沸腾,鱼眼大的茶泡翻滚出一种热闹来,就是茶熟了。
舀上一杯茶,敬这满天飞舞的大雪和一湖深冬的知己。
繁华暖冬处,循迹寂静美
王安石写:“墙角数枝梅,凌寒独自开。”
诗人写梅,也是写冬。冬天的繁华,全部开在了梅的枝头,舒朗、明艳、逶迤了全部冬光。
梅花孤傲,不信冬天是冷的,笃定地把自己绽放在寒冬里,又独自散出香来,繁华得整个冬季都在为它让路。
梅花一心一意地开着,经久不绝,愣是暖了这孤冬的心。
梅花秉君子之风,书生夜读困苦无边,唯有暗香一缕,便能灯明心静。梅花承君子之德,只开在深冬一季,消弭与百花之前。
陆游写梅花:“零落成泥碾作尘,只有香如故。”
梅花深爱着寒冬,尽管寒冬不语,梅花也自顾自的横笛有韵,自顾自的斜枝静开。
梅花有着和寒冬一样的性子,护人周全,又不露声色,寒冬把全部的暖意和温柔都藏进了梅花中,梅花开尽了一生的繁华,最后,谢入到冬土里。
很多人喜欢冬天,就为这一季的孤绝。北风也喜欢这冬天,每每循迹而来,倾其所有,为冬天驱赶寒意,增添一些寂静之美。
冬天是冷的,但是冬天的冷里,包裹着不尽的暖意;冬天是繁华的,在这繁华中,蕴藏着智者的先机;冬天是美的,这美是含蓄的,是心有感而意难传的天地之美。
冬天的雪,漫天飞舞,铺满河道和山野,给广袤的大地穿上一件无边的美衣。在冬天万物褪尽的时刻,和时光白了头。
阵阵朔风不停地催促着深冬,要动起来,小寒,就是来结束这数九寒天的信使。
小寒,站在冬天的尾巴上,提醒大雁,可以往北飞了;提醒大雪,可以慢慢下了;提醒冬天,你的使命就要完成了。
小寒天,掬一捧雪,煮一壶茶,慢品这冬天竭力而为的寂静,静读这冬天繁华凝结的密言。
小寒,看似寒,天地寒;小寒,亦是在寒凉中垂下的饵。
是为这一冬的薄温,钓来下一季的暖。(亦文)
【WEB】#中川大志#さん「どんなに疲れていても犬がいると頑張れる」 映画『#犬部#』を語る
7月22日公開の映画『犬部!』は、獣医学部の学生たちが行き場をなくした犬たちを救うために奮闘し続ける、実話を基に描かれた作品。原作ファンや動物好きはもちろん、青春ストーリーやリアリティーを求める人たちにも響く映画です。
自身も犬オーナーであり、この作品で重要な役どころを演じる俳優の中川大志さんに、見どころや撮影秘話を伺いました。
動物との向き合い方が変わる作品
中川さんが演じるのは獣医科を卒業後、動物愛護センターで働く道を選び、ときに自らの手で犬たちを処分しなくてはならない柴崎というキャラクター。
「自ら愛護センターの職員として飛び込み、殺処分の実情を変えるためにもがき続ける役柄。脚本をいただいたときから、やりがいのあるテーマ、役どころだと思いました」
私生活でもフレンチブルドッグを飼っている中川さん。自他共に認める犬好きでありながら、この作品に携わるまで知らなかった事実がたくさんあったという。
「自分も犬を飼っていますが、動物と関わる上で知らないことばかりだったんです。殺処分のことだったり、動物愛護の歴史だったり……。自分もそうだったように、この作品があらためて動物との付き合い方を考えるきっかけになってくれたらいいですね」
対照的な2人のキャラクター
林遣都さん演じる主人公が感情のままに突き進む男であるのに対し、中川さん演じる柴崎は冷静かつ現実主義。同じ“犬バカ”でも、問題解決のアプローチは対照的だ。
「柴崎という男は物事を広く捉えていて、問題の成り立ちや社会の構造まで見据えている。殺処分を減らすという目的を達成するためにも、何が最善の手段で一番の近道は何か、その先何年かかろうと、まずはどこを変えるべきかを長いスパンで考えているんです。
理解していても実際に行動に移すのって相当な覚悟とエネルギーがいると思うんですけど、その動機は本当にもう動物への愛でしかない。アプローチは違っていても、ふたりとも度を超えた“犬バカ”なんです(笑)」
台本に描かれていない時間と役作りの苦悩
そんな柴崎を演じる上での役作りは、テーマが重いだけにつらい部分もあったという。
「愛護センターに就職してからの柴崎の生活は、作品の中でほとんど描かれていないので、空白の数年間で何が起きたのか、自分の中でも作っていく必要があったんです。極限の精神状態に追い込まれていくシーンがあるのですが、殺処分の映像を見せていただいたり、実際に行われている施設で撮影をしたり……。残酷な現実を目の当たりに、肌で感じながら人物像を詰めていきました。わかっていたことですが、つらい役作りではありましたね」
台本に書かれていない部分は、共演者である林遣都さんとも十分話し合い、共に作り上げていった。
「脚本に描かれていない数年の間に、彼らにどういう気持ちの移り変わりや関係性の変化があったのか、そこは林さんともじっくり話し合いました。その作業はすごく楽しかったし、丁寧に演じられた部分じゃないかと思います」
「犬がいると頑張れる」動物と共演する大変さとやりがい
動物と一緒の撮影となれば、時間と労力を要する大変な作業であることは言うまでもない。
「動物を扱う作品の宿命として、ある程度の大変さは覚悟していました。訓練された犬と一緒にお芝居することもあったんですが、とにかく人間が思い描いているようにうまくはいかない(笑)。
でも、どんなに疲れていても犬がいると頑張れるんです。ただでさえ彼らにとっては、カメラや機材に囲まれた現場って怖いじゃないですか。それでもちょっとずつ、心の距離が近づいていくプロセスがうれしかったし、成功した時の喜びは大きかったですね」
撮影後に感じた中川さんの心境の変化
この作品に携わる前と後で、中川さん自身にも犬との向き合い方に少なからず変化があったという。
「僕らは犬の気持ちを想像するしかない。結局、何を決断するのも人間でしかないから、当たり前だけどその分、責任を持たないといけないですよね。それに、時間の流れも人間と犬とでは全然違う。あっという間の1カ月も、犬たちにとっては1年以上に感じるかもしれないし。
本当に一瞬一瞬を大切にしなきゃなとあらためて思うようになりましたね。そういった意味でも、撮影を経て久々に愛犬のエマに会ったときは感慨深いものがありました」
この映画を通して伝えたい思い
「とにかく愛の力というか、何にも代え難い力があふれている作品。犬たちが活力になって、パワフルに前を向きながらいろんなことを変えてこうぜ!っていうエネルギッシュさは、観ていて温かい気持ちになれると思います」
また、柴崎が放つ「誰かがやらなきゃいけないから僕がやるんだよ」というセリフも、中川さんにとって深く心に響いたシーンのひとつ。
「過去にそういう存在がいたからこそ、今があるということを少しでも知ってもらえたらうれしいです。知ったからどうしてくれっていう映画ではないんですけど、知っているか知らないかはすごく大きな違いだと思うので。心の片隅にあるだけでも、動物との向き合い方って絶対変わってくると思うんです。
あとは……本当に可愛い犬や猫がいっぱい出てくるので、この映画を観て癒やされてください!」
https://t.cn/A6VF1PgY
7月22日公開の映画『犬部!』は、獣医学部の学生たちが行き場をなくした犬たちを救うために奮闘し続ける、実話を基に描かれた作品。原作ファンや動物好きはもちろん、青春ストーリーやリアリティーを求める人たちにも響く映画です。
自身も犬オーナーであり、この作品で重要な役どころを演じる俳優の中川大志さんに、見どころや撮影秘話を伺いました。
動物との向き合い方が変わる作品
中川さんが演じるのは獣医科を卒業後、動物愛護センターで働く道を選び、ときに自らの手で犬たちを処分しなくてはならない柴崎というキャラクター。
「自ら愛護センターの職員として飛び込み、殺処分の実情を変えるためにもがき続ける役柄。脚本をいただいたときから、やりがいのあるテーマ、役どころだと思いました」
私生活でもフレンチブルドッグを飼っている中川さん。自他共に認める犬好きでありながら、この作品に携わるまで知らなかった事実がたくさんあったという。
「自分も犬を飼っていますが、動物と関わる上で知らないことばかりだったんです。殺処分のことだったり、動物愛護の歴史だったり……。自分もそうだったように、この作品があらためて動物との付き合い方を考えるきっかけになってくれたらいいですね」
対照的な2人のキャラクター
林遣都さん演じる主人公が感情のままに突き進む男であるのに対し、中川さん演じる柴崎は冷静かつ現実主義。同じ“犬バカ”でも、問題解決のアプローチは対照的だ。
「柴崎という男は物事を広く捉えていて、問題の成り立ちや社会の構造まで見据えている。殺処分を減らすという目的を達成するためにも、何が最善の手段で一番の近道は何か、その先何年かかろうと、まずはどこを変えるべきかを長いスパンで考えているんです。
理解していても実際に行動に移すのって相当な覚悟とエネルギーがいると思うんですけど、その動機は本当にもう動物への愛でしかない。アプローチは違っていても、ふたりとも度を超えた“犬バカ”なんです(笑)」
台本に描かれていない時間と役作りの苦悩
そんな柴崎を演じる上での役作りは、テーマが重いだけにつらい部分もあったという。
「愛護センターに就職してからの柴崎の生活は、作品の中でほとんど描かれていないので、空白の数年間で何が起きたのか、自分の中でも作っていく必要があったんです。極限の精神状態に追い込まれていくシーンがあるのですが、殺処分の映像を見せていただいたり、実際に行われている施設で撮影をしたり……。残酷な現実を目の当たりに、肌で感じながら人物像を詰めていきました。わかっていたことですが、つらい役作りではありましたね」
台本に書かれていない部分は、共演者である林遣都さんとも十分話し合い、共に作り上げていった。
「脚本に描かれていない数年の間に、彼らにどういう気持ちの移り変わりや関係性の変化があったのか、そこは林さんともじっくり話し合いました。その作業はすごく楽しかったし、丁寧に演じられた部分じゃないかと思います」
「犬がいると頑張れる」動物と共演する大変さとやりがい
動物と一緒の撮影となれば、時間と労力を要する大変な作業であることは言うまでもない。
「動物を扱う作品の宿命として、ある程度の大変さは覚悟していました。訓練された犬と一緒にお芝居することもあったんですが、とにかく人間が思い描いているようにうまくはいかない(笑)。
でも、どんなに疲れていても犬がいると頑張れるんです。ただでさえ彼らにとっては、カメラや機材に囲まれた現場って怖いじゃないですか。それでもちょっとずつ、心の距離が近づいていくプロセスがうれしかったし、成功した時の喜びは大きかったですね」
撮影後に感じた中川さんの心境の変化
この作品に携わる前と後で、中川さん自身にも犬との向き合い方に少なからず変化があったという。
「僕らは犬の気持ちを想像するしかない。結局、何を決断するのも人間でしかないから、当たり前だけどその分、責任を持たないといけないですよね。それに、時間の流れも人間と犬とでは全然違う。あっという間の1カ月も、犬たちにとっては1年以上に感じるかもしれないし。
本当に一瞬一瞬を大切にしなきゃなとあらためて思うようになりましたね。そういった意味でも、撮影を経て久々に愛犬のエマに会ったときは感慨深いものがありました」
この映画を通して伝えたい思い
「とにかく愛の力というか、何にも代え難い力があふれている作品。犬たちが活力になって、パワフルに前を向きながらいろんなことを変えてこうぜ!っていうエネルギッシュさは、観ていて温かい気持ちになれると思います」
また、柴崎が放つ「誰かがやらなきゃいけないから僕がやるんだよ」というセリフも、中川さんにとって深く心に響いたシーンのひとつ。
「過去にそういう存在がいたからこそ、今があるということを少しでも知ってもらえたらうれしいです。知ったからどうしてくれっていう映画ではないんですけど、知っているか知らないかはすごく大きな違いだと思うので。心の片隅にあるだけでも、動物との向き合い方って絶対変わってくると思うんです。
あとは……本当に可愛い犬や猫がいっぱい出てくるので、この映画を観て癒やされてください!」
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