【关于进一步做好常态化核酸检测和“场所码”查验工作的通告】(2022年114号)
为有序高效推进我市常态化核酸检测工作,现就核酸检测和“场所码”查验有关事宜通告如下:
一、自6月3日起,各便民采样屋每日工作时间暂定为:6:30—10:00、13:00—15:00、17:00—20:30。各采样屋坚持“有人排队不下班”,在满足群众采样需求的基础上,可以动态调整和优化工作时间。二级以上医疗机构设置的便民采样点提供24小时免费采样服务。
二、无智能手机的老人、儿童等,可由家人代为申领、打印核酸检测“二维码”,凭“二维码”到各采样屋采样,采样后领取“核酸采样凭证”。自6月7日起,各便民采样点可实现扫身份证进行核酸检测。
三、公布我市第一批“双查验”(查验场所码和48小时内核酸检测报告)公共场所名单(见附件)。鼓励暂未列入名单的场所能领尽领、能用尽用。
四、自6月3日起,对进入公共场所和乘坐公共交通工具人员,通过扫“场所码”查验48小时核酸检测报告;查验执行“双认制度”,即规定时间内的采样证明或检测结果均认可。
五、严格执行逢进必扫、扫码必验、验码必严。对超过规定时间未完成核酸采样的,在扫“场所码”时显示黄色的“核酸检测无最新记录”字样,不得进入公共场所和乘坐公共交通工具。无智能手机的老人、中小学生、儿童等人群可以凭老年卡、学生卡或核酸采样凭证替代。
六、各行业主管部门要加强对“场所码”查验工作的指导和监督,广大市民群众要主动配合做好“场所码”查验工作。
在此,也提醒广大居民,全市便民采样屋分布广泛,可事先通过查询“郑好办”APP等多种方式,提前了解各采样屋位置和工作时间。您可以在居住地、工作地或者上班途中进行采样,尽量避开高峰时段。鼓励无进入公共场所和乘坐公共交通工具需求的居民“愿检尽检”。
郑州市新冠肺炎疫情防控指挥部办公室
2022年6月2日
附件:郑州市“双查验”公共场所名单
(第一批)
(一)机场、火车站、汽车站、城市轨道交通站、城市公共汽车、出租汽车、网约车;
(二)剧本杀、密室逃脱等室内游艺娱乐场所和上网服务场所、歌舞娱乐场所、棋牌室(麻将馆)、室内健身运动场所;
(三)影剧院、文化馆、展览馆、博物馆、美术馆、图书馆、书店、会展中心;
(四)写字楼、办公场所、产业园区、机关、企事业单位;
(五)经营性住宿场所;
(六)商业综合体、商场、超市、农集贸市场、专业市场、邮政快递处理场所和网点;
(七)餐厅(馆)、咖啡馆、酒吧和茶座;
(八)银行、证券营业部;
(九)公共浴室、理发店、美容店、足浴店;
(十)医疗机构(急诊除外)、药店;
(十一)建筑业(工地);
(十二)教培机构、托幼机构、青少年活动中心(青少年宫)、社区党群服务中心、宗教活动场所。(郑州发布)
为有序高效推进我市常态化核酸检测工作,现就核酸检测和“场所码”查验有关事宜通告如下:
一、自6月3日起,各便民采样屋每日工作时间暂定为:6:30—10:00、13:00—15:00、17:00—20:30。各采样屋坚持“有人排队不下班”,在满足群众采样需求的基础上,可以动态调整和优化工作时间。二级以上医疗机构设置的便民采样点提供24小时免费采样服务。
二、无智能手机的老人、儿童等,可由家人代为申领、打印核酸检测“二维码”,凭“二维码”到各采样屋采样,采样后领取“核酸采样凭证”。自6月7日起,各便民采样点可实现扫身份证进行核酸检测。
三、公布我市第一批“双查验”(查验场所码和48小时内核酸检测报告)公共场所名单(见附件)。鼓励暂未列入名单的场所能领尽领、能用尽用。
四、自6月3日起,对进入公共场所和乘坐公共交通工具人员,通过扫“场所码”查验48小时核酸检测报告;查验执行“双认制度”,即规定时间内的采样证明或检测结果均认可。
五、严格执行逢进必扫、扫码必验、验码必严。对超过规定时间未完成核酸采样的,在扫“场所码”时显示黄色的“核酸检测无最新记录”字样,不得进入公共场所和乘坐公共交通工具。无智能手机的老人、中小学生、儿童等人群可以凭老年卡、学生卡或核酸采样凭证替代。
六、各行业主管部门要加强对“场所码”查验工作的指导和监督,广大市民群众要主动配合做好“场所码”查验工作。
在此,也提醒广大居民,全市便民采样屋分布广泛,可事先通过查询“郑好办”APP等多种方式,提前了解各采样屋位置和工作时间。您可以在居住地、工作地或者上班途中进行采样,尽量避开高峰时段。鼓励无进入公共场所和乘坐公共交通工具需求的居民“愿检尽检”。
郑州市新冠肺炎疫情防控指挥部办公室
2022年6月2日
附件:郑州市“双查验”公共场所名单
(第一批)
(一)机场、火车站、汽车站、城市轨道交通站、城市公共汽车、出租汽车、网约车;
(二)剧本杀、密室逃脱等室内游艺娱乐场所和上网服务场所、歌舞娱乐场所、棋牌室(麻将馆)、室内健身运动场所;
(三)影剧院、文化馆、展览馆、博物馆、美术馆、图书馆、书店、会展中心;
(四)写字楼、办公场所、产业园区、机关、企事业单位;
(五)经营性住宿场所;
(六)商业综合体、商场、超市、农集贸市场、专业市场、邮政快递处理场所和网点;
(七)餐厅(馆)、咖啡馆、酒吧和茶座;
(八)银行、证券营业部;
(九)公共浴室、理发店、美容店、足浴店;
(十)医疗机构(急诊除外)、药店;
(十一)建筑业(工地);
(十二)教培机构、托幼机构、青少年活动中心(青少年宫)、社区党群服务中心、宗教活动场所。(郑州发布)
【郑州市新冠肺炎疫情防控指挥部办公室关于开展常态化核酸检测的通告】(2022年112号)
为贯彻落实“外防输入、内防反弹”总策略和“动态清零”总方针,根据国家和省关于“大规模奥密克戎疫情应对处置”的工作要求,现就开展常态化核酸检测有关事宜通告如下:
1.按照主城区每2000人、县(市)城区每3000人设置一个采样点(屋)的标准,我市积极构建“15分钟便民核酸检测网点”。自6月1日起,按照“愿检尽检”原则,为主城区(金水区、二七区、中原区、管城区、惠济区、郑东新区、经开区、高新区、航空港区)所有居民(包括常住人口、暂住人口、临时流动人口、外籍人口等)在每48小时内免费提供一次核酸检测服务(隔天检测一次;24小时内重复采样的,费用自理);自6月10日起向其他县(市)区所有居民提供免费核酸检测服务。
2.主城区自6月3日起,其他县(市)区自6月12日起,人员进入党政机关、企事业单位以及其他社会单位、商务楼宇、商场超市、宾馆酒店、餐饮饭店、文化娱乐等有明确防疫要求的公共场所或乘坐公共交通工具时,需持48小时内核酸检测阴性证明。
3.进入公共场所或乘坐公共交通工具时,坚持“逢进必扫、扫码必验、验码必严”,通过扫“场所码”查验48小时内的核酸检测报告。对不遵守疫情防控政策、强行进入公共场所或乘坐公共交通工具、扰乱公共秩序的人员,工作人员有权予以劝离;造成疫情传播扩散等严重后果的,将依法依规追究相关法律责任。
4.各采样点(屋)根据服务人群特点,实行弹性工作制。所有采样点(屋)位置、工作时间、咨询电话、投诉电话等要在现场进行公示,并可通过“豫事办”和“郑好办”APP查询。
5.采样点(屋)目前暂只提供混采服务。采样时,居民应规范佩戴一次性医用口罩,间隔两米排队等候,出示核酸检测二维码或身份证,即可一站式完成采样。采样完毕后,自行快速离开。无智能手机人员可携带身份证或提前打印好核酸检测二维码参加检测。检测结果可在“豫事办”和“郑好办”APP查询。
6.高龄、卧病在床等行动不便居民和3岁以下婴幼儿可不参加常态化核酸检测。以上人员进入公共场所或乘坐公共交通工具时,同行人员应持48小时内核酸检测阴性证明。
7.接种新冠病毒疫苗未超过48小时的人员不进行核酸采样,可凭48小时内有效接种证明出入公共场所及乘坐公共交通工具。
8.如有发热、咳嗽等呼吸道症状,或有中高风险地区旅居史,或有疑似新冠病例接触史的人员,请做好个人防护,避免乘坐公共交通工具,直接到设有发热门诊的医疗机构就诊采样。市域内发热门诊24小时应诊。
9.机场口岸、医疗机构、教育机构、集中隔离、冷链物流、外卖快递等行业(岗位)从业人员以及其他闭环管理人员的核酸检测,按照相关规定执行。
10.以上措施及核酸检测频次,将视疫情防控形势变化,因时因势进行动态调整,并及时向社会公布。对常态化核酸检测工作的建议及意见,可通过各采样点(屋)现场公示的咨询电话、投诉电话以及“郑在抗疫”平台、12345政务便民服务热线、12320疫情防控健康热线等渠道反映。
市民朋友们,奥密克戎变异株具有传播速度更快、潜伏期更短、隐匿性更强等特点,我市作为人口超千万的省会城市和全国重要的交通物流枢纽,疫情输入风险较高。请所有单位和广大市民,配合做好佩戴口罩、核酸检测、扫码测温等疫情防控措施,共同守护好家人健康、家园安康和城市有序运行。#抗击疫情豫你在一起#
郑州市新冠肺炎疫情防控指挥部办公室
2022年5月31日
为贯彻落实“外防输入、内防反弹”总策略和“动态清零”总方针,根据国家和省关于“大规模奥密克戎疫情应对处置”的工作要求,现就开展常态化核酸检测有关事宜通告如下:
1.按照主城区每2000人、县(市)城区每3000人设置一个采样点(屋)的标准,我市积极构建“15分钟便民核酸检测网点”。自6月1日起,按照“愿检尽检”原则,为主城区(金水区、二七区、中原区、管城区、惠济区、郑东新区、经开区、高新区、航空港区)所有居民(包括常住人口、暂住人口、临时流动人口、外籍人口等)在每48小时内免费提供一次核酸检测服务(隔天检测一次;24小时内重复采样的,费用自理);自6月10日起向其他县(市)区所有居民提供免费核酸检测服务。
2.主城区自6月3日起,其他县(市)区自6月12日起,人员进入党政机关、企事业单位以及其他社会单位、商务楼宇、商场超市、宾馆酒店、餐饮饭店、文化娱乐等有明确防疫要求的公共场所或乘坐公共交通工具时,需持48小时内核酸检测阴性证明。
3.进入公共场所或乘坐公共交通工具时,坚持“逢进必扫、扫码必验、验码必严”,通过扫“场所码”查验48小时内的核酸检测报告。对不遵守疫情防控政策、强行进入公共场所或乘坐公共交通工具、扰乱公共秩序的人员,工作人员有权予以劝离;造成疫情传播扩散等严重后果的,将依法依规追究相关法律责任。
4.各采样点(屋)根据服务人群特点,实行弹性工作制。所有采样点(屋)位置、工作时间、咨询电话、投诉电话等要在现场进行公示,并可通过“豫事办”和“郑好办”APP查询。
5.采样点(屋)目前暂只提供混采服务。采样时,居民应规范佩戴一次性医用口罩,间隔两米排队等候,出示核酸检测二维码或身份证,即可一站式完成采样。采样完毕后,自行快速离开。无智能手机人员可携带身份证或提前打印好核酸检测二维码参加检测。检测结果可在“豫事办”和“郑好办”APP查询。
6.高龄、卧病在床等行动不便居民和3岁以下婴幼儿可不参加常态化核酸检测。以上人员进入公共场所或乘坐公共交通工具时,同行人员应持48小时内核酸检测阴性证明。
7.接种新冠病毒疫苗未超过48小时的人员不进行核酸采样,可凭48小时内有效接种证明出入公共场所及乘坐公共交通工具。
8.如有发热、咳嗽等呼吸道症状,或有中高风险地区旅居史,或有疑似新冠病例接触史的人员,请做好个人防护,避免乘坐公共交通工具,直接到设有发热门诊的医疗机构就诊采样。市域内发热门诊24小时应诊。
9.机场口岸、医疗机构、教育机构、集中隔离、冷链物流、外卖快递等行业(岗位)从业人员以及其他闭环管理人员的核酸检测,按照相关规定执行。
10.以上措施及核酸检测频次,将视疫情防控形势变化,因时因势进行动态调整,并及时向社会公布。对常态化核酸检测工作的建议及意见,可通过各采样点(屋)现场公示的咨询电话、投诉电话以及“郑在抗疫”平台、12345政务便民服务热线、12320疫情防控健康热线等渠道反映。
市民朋友们,奥密克戎变异株具有传播速度更快、潜伏期更短、隐匿性更强等特点,我市作为人口超千万的省会城市和全国重要的交通物流枢纽,疫情输入风险较高。请所有单位和广大市民,配合做好佩戴口罩、核酸检测、扫码测温等疫情防控措施,共同守护好家人健康、家园安康和城市有序运行。#抗击疫情豫你在一起#
郑州市新冠肺炎疫情防控指挥部办公室
2022年5月31日
#綾瀬はるか さんスペシャルインタビュー「柔らかいけど芯のある人」《後編》
ストイックに役柄に向き合う一方、周囲を包み込むような優しさにいつもあふれている綾瀬さん。時代を代表するトップ女優は、働くバイラ世代がお手本にしたい女性でもありました。インタビュー前後編の後編です。
余計なものをどれだけ捨てられるか。それが自分の今のテーマです
60年間、同じルーティンを続けるおばあちゃんは本当に芯の強い人
「それにしてもなぜこんなに緊張するのだろう」──と考えるうちに、綾瀬さんはあることに気がついた。それは「プレッシャーをかけているのは自分自身」ということだった。
「たとえば監督さんに『頼むよ、ここ綾瀬さんにかかってるから』とか言われると、『キャリア的にできて当然』『立場的に失敗できない』と考えて、欲張りになった結果、自分を緊張させているんじゃないかと思うんですね。だから本当に新人のつもりで、『できません、私』っていうところからやるほうがいいなっ て。それくらい、いらないものを捨てていくのがいいんじゃないかって思うようになりました」
いらないものを捨てていく?
「はい。プライドとか、へんな自信とか、余計な欲とかをどれだけ捨てられるか、というのがすごく大事だなと考えていて、この2~3年、ずっとそれが自分のテーマになっています」
キャリアを重ねるほど、よりシンプルに、より身軽に。その覚悟と潔さが、彼女の中に丈夫で、しなやかな幹を育たせることになった。
「10代の頃は、『全然できなかった』と思うと悔しくて。トイレで、えーんと泣いて、目を腫らして現場に戻るということもありましたけれど、今は、うまくいかなくても『そんなときもあるよね』と流すことができるようになりました。少し強くなったのかな。できるだけの準備をしたら、あとは『適当な具合で、適当にやればいい』と思っています。“適当”というのは、“いいかげん”という意味ではなくて、おおまかなところははずさないようにして、あとは流れに任せるという感じ。現場では柔軟に対応しなければならないことも多いので、そういう余白を残しておくことも大事だと思うので」
将来は、ほわほわ~っとした、おばあちゃんになりたいな
まさにプロフェッショナルな仕事人。そんな彼女から見て、「芯がある」と感じるのはどんな人か聞いたところ、出てきたのは、家族の話だった。
「広島にいるおばあちゃんは94歳なんですけれど、毎朝かならず部屋に掃除機をかけて、床拭きをして、トイレ掃除をして、お庭を掃いて、ラジオ体操をするんです。それを60年くらい毎日続けているんですね。雨の日も風の日も。すごいですよね。もう掃除という領域を超えているんじゃないかなって思います。また、おかあさんも家族のためにごはんを作ったり、自分より人のことを優先して、毎日過ごしてる。変わることのない、家族への深い愛情にも芯の強さを感じます。毎日、同じことを続けられるって、芯がないとできないと思うんですよね」
では。綾瀬さんも何か毎日続けていることがあるのだろうか。
「まったくないです。たまに思いついたようにおばあちゃんのマネをして掃除をするけれど、毎日は続かなくて。プライベートに関しては、本当になまけ者なんですよ、私(笑)」
なんだかまたほっこりしてしまった。
ドラマ初共演、大泉洋さんとのかけあい、楽しんでください!!
そんな綾瀬さんが現在、出演中のドラマ「元彼の遺言状」も注目だ。演じているのは、勝つためには手段を選ばない、才色兼備の辣腕弁護士・剣持麗子。意外とハマり役だったりして!?
「かなり強めのキャラクターで、個人的にはもう少し優しい人が好きですけど(笑)、勇猛果敢に切り込んでいくところは爽快感があります。相棒役の大泉洋さんとの共演は初めてですが、とても緻密にお芝居をされる方なので、私もそれについていきたい。二人のかけあいも楽しんでください!」
充実の時を迎えて、輝きはさらに増すばかり。この先、どこを目指して、彼女は進んでいくのだろうか。
「昨年、京都の太泰映画村で撮影をしたとき、すっごく素敵な女性に出会いました。衣装部の方で、72歳の大ベテランなんですけれど、天然ボケで(笑)可愛いんですよ。いつも『ない、ない、どこいったんやろか』って捜し物をしていて、『マイクをつけ忘れたから、もう一回衣装を脱いで』なんてことも(笑)。『ええ~、また?』って感じなんですけれど、『忘れとったわぁ』なんて言われると憎めなくて。キャリアを積むと誰でも強くなりがちですけれど、彼女には隙があって、人からしょっちゅう突っ込まれてる。顔を見るとほっとするんですね。『私、こういう人、大好き!』って思いました」
ストイックなだけでなく、抜け感があって、おおらかな人。綾瀬さんが目指すのは、そんな人なのだろう。
「だから頑張りすぎなくてもいいんじゃないのかなって、最近は思います。仕事を続けていると、いろんなことが見えてきて、気になっちゃうけれど、鈍感なくらいのほうがいいのかなって。私も彼女みたいなほわほわ~っとしたおばあちゃんになりたいな。これからもより自然に、流れにゆだねて、今を楽しみながら生きていきたいです」
https://t.cn/A6XqX3va
ストイックに役柄に向き合う一方、周囲を包み込むような優しさにいつもあふれている綾瀬さん。時代を代表するトップ女優は、働くバイラ世代がお手本にしたい女性でもありました。インタビュー前後編の後編です。
余計なものをどれだけ捨てられるか。それが自分の今のテーマです
60年間、同じルーティンを続けるおばあちゃんは本当に芯の強い人
「それにしてもなぜこんなに緊張するのだろう」──と考えるうちに、綾瀬さんはあることに気がついた。それは「プレッシャーをかけているのは自分自身」ということだった。
「たとえば監督さんに『頼むよ、ここ綾瀬さんにかかってるから』とか言われると、『キャリア的にできて当然』『立場的に失敗できない』と考えて、欲張りになった結果、自分を緊張させているんじゃないかと思うんですね。だから本当に新人のつもりで、『できません、私』っていうところからやるほうがいいなっ て。それくらい、いらないものを捨てていくのがいいんじゃないかって思うようになりました」
いらないものを捨てていく?
「はい。プライドとか、へんな自信とか、余計な欲とかをどれだけ捨てられるか、というのがすごく大事だなと考えていて、この2~3年、ずっとそれが自分のテーマになっています」
キャリアを重ねるほど、よりシンプルに、より身軽に。その覚悟と潔さが、彼女の中に丈夫で、しなやかな幹を育たせることになった。
「10代の頃は、『全然できなかった』と思うと悔しくて。トイレで、えーんと泣いて、目を腫らして現場に戻るということもありましたけれど、今は、うまくいかなくても『そんなときもあるよね』と流すことができるようになりました。少し強くなったのかな。できるだけの準備をしたら、あとは『適当な具合で、適当にやればいい』と思っています。“適当”というのは、“いいかげん”という意味ではなくて、おおまかなところははずさないようにして、あとは流れに任せるという感じ。現場では柔軟に対応しなければならないことも多いので、そういう余白を残しておくことも大事だと思うので」
将来は、ほわほわ~っとした、おばあちゃんになりたいな
まさにプロフェッショナルな仕事人。そんな彼女から見て、「芯がある」と感じるのはどんな人か聞いたところ、出てきたのは、家族の話だった。
「広島にいるおばあちゃんは94歳なんですけれど、毎朝かならず部屋に掃除機をかけて、床拭きをして、トイレ掃除をして、お庭を掃いて、ラジオ体操をするんです。それを60年くらい毎日続けているんですね。雨の日も風の日も。すごいですよね。もう掃除という領域を超えているんじゃないかなって思います。また、おかあさんも家族のためにごはんを作ったり、自分より人のことを優先して、毎日過ごしてる。変わることのない、家族への深い愛情にも芯の強さを感じます。毎日、同じことを続けられるって、芯がないとできないと思うんですよね」
では。綾瀬さんも何か毎日続けていることがあるのだろうか。
「まったくないです。たまに思いついたようにおばあちゃんのマネをして掃除をするけれど、毎日は続かなくて。プライベートに関しては、本当になまけ者なんですよ、私(笑)」
なんだかまたほっこりしてしまった。
ドラマ初共演、大泉洋さんとのかけあい、楽しんでください!!
そんな綾瀬さんが現在、出演中のドラマ「元彼の遺言状」も注目だ。演じているのは、勝つためには手段を選ばない、才色兼備の辣腕弁護士・剣持麗子。意外とハマり役だったりして!?
「かなり強めのキャラクターで、個人的にはもう少し優しい人が好きですけど(笑)、勇猛果敢に切り込んでいくところは爽快感があります。相棒役の大泉洋さんとの共演は初めてですが、とても緻密にお芝居をされる方なので、私もそれについていきたい。二人のかけあいも楽しんでください!」
充実の時を迎えて、輝きはさらに増すばかり。この先、どこを目指して、彼女は進んでいくのだろうか。
「昨年、京都の太泰映画村で撮影をしたとき、すっごく素敵な女性に出会いました。衣装部の方で、72歳の大ベテランなんですけれど、天然ボケで(笑)可愛いんですよ。いつも『ない、ない、どこいったんやろか』って捜し物をしていて、『マイクをつけ忘れたから、もう一回衣装を脱いで』なんてことも(笑)。『ええ~、また?』って感じなんですけれど、『忘れとったわぁ』なんて言われると憎めなくて。キャリアを積むと誰でも強くなりがちですけれど、彼女には隙があって、人からしょっちゅう突っ込まれてる。顔を見るとほっとするんですね。『私、こういう人、大好き!』って思いました」
ストイックなだけでなく、抜け感があって、おおらかな人。綾瀬さんが目指すのは、そんな人なのだろう。
「だから頑張りすぎなくてもいいんじゃないのかなって、最近は思います。仕事を続けていると、いろんなことが見えてきて、気になっちゃうけれど、鈍感なくらいのほうがいいのかなって。私も彼女みたいなほわほわ~っとしたおばあちゃんになりたいな。これからもより自然に、流れにゆだねて、今を楽しみながら生きていきたいです」
https://t.cn/A6XqX3va
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