亀のカメラ
亀梨和也の瞳が映す心の奥の風景とは
『再会』
切ない別れがあるからこそ、心動かされる再会がある そんな再会は生きるエネルギー
あの瞬間 オレは泣いていたのだろうか?2021年3月22日。KAT-TUNの15周年の記念日は ツアー初日だった、みんなとの再会を待ちわびていたけれど、コロナ対策のためにオンライン配信になってしまった。寂しい気持ちはあったけれど、多くの人に感謝の気持ちを届けたくて3人でステージに立った。終盤、胸に強くこみ上げてくるものがあって、ハイフンからのサプライズメッセージと、あの時歌っていた「会いたいよって叫んでみても」という歌詞のメッセージがリンクして思いが溢れてきた。泣くつもりもなく、無意識で涙が出ていたのかな。もしこれが対面のコンサートなら、きっと涙を見せなかったはず、みんなと直に向き合ってたらもっとかっこつけていたと思うよ
あの日から11日後の4月2日。宮城県でライブを開催することができて、やっとみんなと直の再会が果たせた。ライブは2年以上ぶり。このご時世だし、いろいろと考えたりしたけれど、やっぱりすごく嬉しかったよ。みんなは声を出さないルールだから、サングラスを外したり、舌打ちなんかのパフォーマンスは、歓声がないとちょっと恥ずかしいし、寂しいだろうなと思っていたけれど、コンサート全体を通してみんな一生懸命、目と身振りで興奮や思いを伝えてくれていて、感動したなあ。きっと今年だからこそそのレアな形のライブだよね。
再会 は俺にとって希望だと思う。仕事柄、数多の別れを経験してきた。あらゆる現場で一緒に心血を注いできた共演者やスタッフたちとも、撮影が終われば別れてきた。多くの別れが不可抗力で訪れるから、俺はいつしかその先のことについて考えないよう、別れをフラットに捉えようとしていた。根はウエットで寂しがりやだからかもね。でもね、年月を重ねて気づいたのは、別れがあるから、再会もあるのだということ。嬉しい再会、新鮮な再会、複雑なおもいを抱き合う再会も含めて、再会には言葉にしがたい感動がある。一緒に重ねてきた時間と、別れの後にそれぞれが積み重ねできた時間が交差して胸に迫るものがある。今までもたくさん印象的再会があるけれどふと思い出したのは、数年前、ONE OK ROCKのTAKAと寿司屋でばったり再会したこと。子供の頃から知ってるやつが、音楽であんなに大きくなって、TAKAも凄く嬉しそうにいろいろと話をしてくれて、あの夜、また再会する約束もして、それも果たせたんだ。それから先日は、舞台で共演した高畑充希さんとテレビ局で再会して。うお~って 二人でテンション上がったなあ。舞台の仕事は濃い時間を共にするから、もはや同志って感じなんだろうなあ。そのあと、充希がさらに大活躍していることも知っていたから、なおさら嬉しかったのかもしれない。なかなか機会がないけれど、再会したい人もたくさんいるよ。子役の時から知ってる子は、可愛くて仕方ない思いが今も変わらずにある。そう考えるとね 俺の場合、物理的に別れた人達とも、心の中では別れていないかも。普段は意識していないけど、心のどこかにいる。昔 好きだった女性も、お世話になった先輩たちや共演者やスタッフも心の奥に住んでいて、それが俺の生きるエネルギーにもなっているのかなって。そんな大切な人たちと、過去の俺よりもカッコいい俺でありたい。再会した時に、亀梨と出会えてよかったと思ってもらえるよう 今日も背筋を伸ばして、胸を張って生きていきたいなって思ってるよ。
亀梨和也の瞳が映す心の奥の風景とは
『再会』
切ない別れがあるからこそ、心動かされる再会がある そんな再会は生きるエネルギー
あの瞬間 オレは泣いていたのだろうか?2021年3月22日。KAT-TUNの15周年の記念日は ツアー初日だった、みんなとの再会を待ちわびていたけれど、コロナ対策のためにオンライン配信になってしまった。寂しい気持ちはあったけれど、多くの人に感謝の気持ちを届けたくて3人でステージに立った。終盤、胸に強くこみ上げてくるものがあって、ハイフンからのサプライズメッセージと、あの時歌っていた「会いたいよって叫んでみても」という歌詞のメッセージがリンクして思いが溢れてきた。泣くつもりもなく、無意識で涙が出ていたのかな。もしこれが対面のコンサートなら、きっと涙を見せなかったはず、みんなと直に向き合ってたらもっとかっこつけていたと思うよ
あの日から11日後の4月2日。宮城県でライブを開催することができて、やっとみんなと直の再会が果たせた。ライブは2年以上ぶり。このご時世だし、いろいろと考えたりしたけれど、やっぱりすごく嬉しかったよ。みんなは声を出さないルールだから、サングラスを外したり、舌打ちなんかのパフォーマンスは、歓声がないとちょっと恥ずかしいし、寂しいだろうなと思っていたけれど、コンサート全体を通してみんな一生懸命、目と身振りで興奮や思いを伝えてくれていて、感動したなあ。きっと今年だからこそそのレアな形のライブだよね。
再会 は俺にとって希望だと思う。仕事柄、数多の別れを経験してきた。あらゆる現場で一緒に心血を注いできた共演者やスタッフたちとも、撮影が終われば別れてきた。多くの別れが不可抗力で訪れるから、俺はいつしかその先のことについて考えないよう、別れをフラットに捉えようとしていた。根はウエットで寂しがりやだからかもね。でもね、年月を重ねて気づいたのは、別れがあるから、再会もあるのだということ。嬉しい再会、新鮮な再会、複雑なおもいを抱き合う再会も含めて、再会には言葉にしがたい感動がある。一緒に重ねてきた時間と、別れの後にそれぞれが積み重ねできた時間が交差して胸に迫るものがある。今までもたくさん印象的再会があるけれどふと思い出したのは、数年前、ONE OK ROCKのTAKAと寿司屋でばったり再会したこと。子供の頃から知ってるやつが、音楽であんなに大きくなって、TAKAも凄く嬉しそうにいろいろと話をしてくれて、あの夜、また再会する約束もして、それも果たせたんだ。それから先日は、舞台で共演した高畑充希さんとテレビ局で再会して。うお~って 二人でテンション上がったなあ。舞台の仕事は濃い時間を共にするから、もはや同志って感じなんだろうなあ。そのあと、充希がさらに大活躍していることも知っていたから、なおさら嬉しかったのかもしれない。なかなか機会がないけれど、再会したい人もたくさんいるよ。子役の時から知ってる子は、可愛くて仕方ない思いが今も変わらずにある。そう考えるとね 俺の場合、物理的に別れた人達とも、心の中では別れていないかも。普段は意識していないけど、心のどこかにいる。昔 好きだった女性も、お世話になった先輩たちや共演者やスタッフも心の奥に住んでいて、それが俺の生きるエネルギーにもなっているのかなって。そんな大切な人たちと、過去の俺よりもカッコいい俺でありたい。再会した時に、亀梨と出会えてよかったと思ってもらえるよう 今日も背筋を伸ばして、胸を張って生きていきたいなって思ってるよ。
【存档】ドリボ会見ほぼ全文③
2020/11/05
ーー那須さん、「ドリームボーイズに弟役での出演が決定」と聞いたとき、まずどう思いましたか?
那須 いやーもう、I’m so happyですね!
岸 急に英語!
神宮寺 お~~。でも意外と普通の英単語の組み合わせだったけどね(笑)。幸せだもんね。
那須 本当に嬉しかったです。
岸 けど、ぶっちゃけ勝ったって思ったでしょ!?
神宮寺 何が?
岸 俺の弟で、知能が……。
那須 いやいや!!!
神宮寺 ま、それはねえ! それはしょうがない……。
(神宮寺さんの腕をはたく岸さん)
中村 それはしょうがない!(笑)
岸 ほんっとしっかりしてる!! まじですごい。
那須 とんでもないです、意外とちんぷんかんぷんなところあるので。
神宮寺 そうだね、破天荒なところもあるからね。
那須 だからちょっと……お兄ちゃん、お願いします。
岸 いやっ、こちらこそよろしくお願いします。
(お辞儀しあう兄弟役のおふたり)
ーー岸さんの頼れるところは?
那須 岸くんの頼れるところですか。
神宮寺 まだないよね。
那須 ははっ!!
岸 ははっ!じゃないよ! はは!で逃げないようとしたでしょ、完全に!
神宮寺 あんま見たことないよね、ここ(岸さんと那須さん)の絡み。
岩﨑 たしかにそうですね。
神宮寺 どう? 那須くんから見て岸くんは。
那須 岸くんは、黙々と(舞台)袖で振り確認とかされていたり……。
神宮寺&中村 はははっ!
岸 遅いじゃん! もう出たあとじゃん!
那須 何回も反復されてるんだなって。歌も、声出してすごい念入りにハミングしまくっていて。めっちゃもう真面目な先輩です。
岸 僕はもう那須くんじゃないんですよね。マセくん。
那須 マセくん!?
岸 ませてるから。いい意味で。大人っぽくて。まじで。喋りの口調もトーンもそうだし、僕先輩ですけど、目標の男って感じ。だって、スーツ一番似合ってるからね! 後輩から学べることって本当にたくさんありますからね。
那須 いやいや……(向き合ってペコペコお辞儀する岸さんと那須さん)。
――お年玉も楽しみですね。
那須 そうですね、気持ちが大事だと思うので! 頂けたら嬉しいなと思います。
中村 そうですね、僕は中身が楽しみです!(笑顔)
岩﨑 資本主義だ。
中村 嘘です(笑)。
――(神宮寺さんと岸さんは)準備はされるんですよね?
神宮寺 僕たちも先輩から頂いてるんですよね、でも俺、なーんか腑に落ちないんですよね、嶺亜にあげるのだけは(傾きながら首をさする神宮寺さん)。
中村 いいじゃん! いいじゃん! 俺より背高いんだしさぁ!
神宮寺 ほんっとに……まあ、でもそういうことにはなりますよね、一応(肩を落としながら)。
中村 やったぁ!
岸 ゲーム制がいいんじゃない?
中村 なるほどね、なんか試練があってもらえる感じね。
神宮寺 ……考えておきますね。
岩﨑&那須 ありがとうございます!!
――ご報告をお待ちしていますね。
岸&神宮寺 そうですね。
ーー何かこの舞台で新しくチャレンジしてしたいことってありますか?
神宮寺 改めて去年ドリームボーイズに出させていただいて、今までやってきたもののように思えるんですけど、改めてそれを全部いっぺんにやる難しさみたいなものを去年勉強させていただいたので、今年は余裕の顔してやりたいですね。去年はヒーヒーフーフーだったんですよ。今回、気持ち的に楽になってスキルアップした姿をみなさんにお届けするっていうことですかね。どうですかね、他の皆さんは。
岩﨑 やっぱり、2年目っていうのがありますよね、那須だったり1年目の人もいるので、ちょっとそこに背中で語りたいような、見せたいですね(胸を張る仕草)
岸 タイショウもその位置にきたってことだね
神宮寺 でも大昇、美 少年(の他のメンバー)とはあんまり絡まないもんね。
岩﨑 そうなんです! やっとみんなと一緒に出られる!と思ってキャスト聞いたら、僕だけチャンプチームでみんなはユウタ側で……あっ、違うんだ……って。でも、バシッと見せつけたいですね。
ーー成長できたことは?
岸 シンプルに……長丁場で回数も多いわけで、そのなかでも毎公演ベストを尽くしたいという思いがあって、心技体がだんだんでき上がってきたのかなって。
一同 ん???
岸 心技体。こころ、わざ、からだ!
岩﨑 なんか、岸くんから出ると思ってなかった言葉が……。
神宮寺 だよねえ。
岸 (笑)。心技体ができあがってきたのかなって成長できたって、ちょっとですけどね、ありがたいことに。
神宮寺 お客さんに届けるってことを、去年初めて知ったかもしれないですね。何を言ってるんだって思うかもしれないですけど、ちゃんと役があってお芝居をするっていうのが、去年がほぼほぼ初めてだったので、それを自分の気持ちやストーリーの感情をお客様に伝えるっていうのが、去年精一杯がんばれたかなって。
岸 こんな作ったっていうのも初めてだったもんね。光一くんがずっと朝から晩まで、僕たちよりも長く稽古場にいてくださったので本当に学べましたね。
岩﨑 本当に、光一くんが教えてくれたことって大きくて。20年間もSHOCKでやられていることを僕たちに伝授してくれたのって、本当に大きな成長につながると思いますし、初日から千秋楽までの間にも発見がいっぱいあって。初日と千秋楽で全然違うものが見せられたんじゃないかなって思います。
岸・神宮寺 そうだね。
中村 改めてお芝居って楽しいなって思わせていただいたのと、大昇が言っているように発見がありまして、去年、神宮寺のフライングのフッキングとキャッチングをやらせていただいたんですが、フライングって(ステージに)どう帰ってくるかわからなくて。右側から来たり、左側から来たり。神宮寺の表情でどっちに来るかわかるようになった。
岸 絶対嘘じゃん!!
神宮寺 阿吽の呼吸がとれるようになったんだよね。
那須 ははは!
中村 今年も発見していきたいと思います。
――光一さんとの打ち合わせは?
神宮寺 僕たちぐらい……ですかね?
岩﨑 軽くお話しさせていただく機会があって。
岸 光一くんと会った?
岩﨑 はい、光一くんと会いまして。
岸 あぁ、うん。
岩﨑 そのときに「髪色、いっちゃいなよ」って言っていただいたんですよね、いかつくいっちゃいなよって言っていただき。その話だけなんですけど……。
岸 だけ!? それ会ったに入らないよ、俺らからしたら。光一くんファンからしたら。
神宮寺 うん、入らないよ。
岸 全然甘いですよ。
岩﨑 甘いですか!?
岸 僕たちはね、光一じかん(小一時間)……。
神宮寺 今、光一時間って言いましたよね?
那須 ハハハ!!!
岸 あぁ! すごい!
ーー光一さんからはどんなアドバイスを?
神宮寺 頭から順に変更点などを確認していただいたり……。
岸 今年は変更する部分やこういう魅せ方でいきたいっていうお話を。だいぶ面白い感じに変わっていくと思います。
ーー光一さんもSHOCKをやりましたから、自分でコロナ禍で舞台に立った経験を踏まえた演出をつけてくださるんですかね?
神宮寺 ……美味しいところをいただいてありがたいです。
岸 演出がすごくいい味になると思います。
――ご本人にモノマネは見せましたか?
神宮寺 えーっと、まだ(番組での)一度だけしか。モノマネというか、リスペクトを込めてなんでね。
岸 モノマネというよりか、感謝と尊敬の意を込めてですからね。
――番組で公認はもらっていますもんね?
岸 そうなんですよ、公認もらっているから……堂々とやっていいはずなんですけどね?
神宮寺 そうなんです、やるたびに歌唱力もあがっていくというか……、そういうところも、さっきの話に戻りますけど成長したのかなあって思いますね。
那須 ハハハ!
岩﨑 KinKi Kidsのお二人のいいところを吸収してるってことですね。
神宮寺 そうそうそう。
ーージャニーズJr.の3人が、2人に負けないというところは?
岸 今、タメですからね(板の上では平等)。
岩崎 本当ですか、じゃあ……なんですかね。
那須 負けないこと……。
岸 あるじゃん! 顔って言っちゃえばいいんだよ!!
神宮寺 那須くんはもう勉学もすごいし。
那須 いやいやもう……。
神宮寺 じゃあ、嶺亜からいこうよ。
中村 俺からいこうか、そうですね、去年、(ドリームボーイズの中で)岸がアコギを弾いて、神宮寺もずっとギターやっていて、僕もベースを今年から本格的に始めまして。
神宮寺 ギター買った? 買った?
中村 ギター買ったよ、3本! 2人にはギターは負けないっていうか負けたくないことですね。岸には負けてないけど……。
神宮寺 本職だもんね(※中村さんはバンドを得意とするグループ・7 MEN 侍に所属)。
岸 俺なんてウクレレとギターわからないからね。
岩崎 僕、歌は得意としてやらせていただいているんで負けたくないです。けど、去年の舞台中にも話させていただいたんですけど、お二人、すーごい上手で。なんでだ!!?と思って。なんでだっていうのもおかしいですけど。自分のところを出しつつ。
岸 いやいやいやいや! 大昇に言えることはないですよ、僕たち。
岩﨑 勘弁してくださいよ、本当に。(後退り)
岸 逆に、僕たちも大昇のすごいところを盗ませてもらいますし。
岩﨑 あ、本当ですか!じゃあ、交換していいですか?交換会ということで……。
岸 お互い伸びていくパターンで。相乗効果レベルアップで!
岩﨑 ありがとうございます!
那須 僕はですねえ……ちょっと、無茶苦茶なこと言っちゃうんですけど、演技でお二人に引けを取らないように頑張りたい。今年だけでドラマ3本出させていただいたので力を込めてやりたい。去年見学していて、ユウタを見ていて「岸くんだ!」とはならないんですよ。ジンを見ていて、「神宮寺くんだ!」ってならないんです。見ている僕らを巻き込む、のめり込ませるような演技力で。それはもう今日いないキャストの方々もそうなんですけど。だから、今、演技で勝ちたいと言ったものの、もう前言撤回させていただきたいです。
神宮寺 はや!
岸 いやーでも(ドラマ)3本ってね、すごいよね。
神宮寺 すごいですよ。
那須 ありがとうございます、ぜひ、よろしくお願いします。
ーー最後に意気込みとファンのみなさんへメッセージを
岸 今この状況の中で、暗くなってきたりはしてるんですけど、こうして生でお会いできることで、エンターテインメントの生の素晴らしさだったり、ステージの素晴らしさを少しでも伝えたいです。そして、皆さんの日常のなかで、少しでも背中を押せたらと思いますので全力でやり切らせていただきます。
神宮寺 今のこの時代だからこそ、今回ドリームボーイズという作品を通して、台本を読み直しても、今のこの経験があるからこそ、このセリフが刺さるなとかこのシーンをこういった目線で見れるな、とか新しい発見ができると思うので、是非劇場に足を運んでいただいて、楽しいドリームボーイズを、情熱溢れる、僕たちがお送りするドリームボーイズを楽しんでいただけたらと思います!
【完】
2020/11/05
ーー那須さん、「ドリームボーイズに弟役での出演が決定」と聞いたとき、まずどう思いましたか?
那須 いやーもう、I’m so happyですね!
岸 急に英語!
神宮寺 お~~。でも意外と普通の英単語の組み合わせだったけどね(笑)。幸せだもんね。
那須 本当に嬉しかったです。
岸 けど、ぶっちゃけ勝ったって思ったでしょ!?
神宮寺 何が?
岸 俺の弟で、知能が……。
那須 いやいや!!!
神宮寺 ま、それはねえ! それはしょうがない……。
(神宮寺さんの腕をはたく岸さん)
中村 それはしょうがない!(笑)
岸 ほんっとしっかりしてる!! まじですごい。
那須 とんでもないです、意外とちんぷんかんぷんなところあるので。
神宮寺 そうだね、破天荒なところもあるからね。
那須 だからちょっと……お兄ちゃん、お願いします。
岸 いやっ、こちらこそよろしくお願いします。
(お辞儀しあう兄弟役のおふたり)
ーー岸さんの頼れるところは?
那須 岸くんの頼れるところですか。
神宮寺 まだないよね。
那須 ははっ!!
岸 ははっ!じゃないよ! はは!で逃げないようとしたでしょ、完全に!
神宮寺 あんま見たことないよね、ここ(岸さんと那須さん)の絡み。
岩﨑 たしかにそうですね。
神宮寺 どう? 那須くんから見て岸くんは。
那須 岸くんは、黙々と(舞台)袖で振り確認とかされていたり……。
神宮寺&中村 はははっ!
岸 遅いじゃん! もう出たあとじゃん!
那須 何回も反復されてるんだなって。歌も、声出してすごい念入りにハミングしまくっていて。めっちゃもう真面目な先輩です。
岸 僕はもう那須くんじゃないんですよね。マセくん。
那須 マセくん!?
岸 ませてるから。いい意味で。大人っぽくて。まじで。喋りの口調もトーンもそうだし、僕先輩ですけど、目標の男って感じ。だって、スーツ一番似合ってるからね! 後輩から学べることって本当にたくさんありますからね。
那須 いやいや……(向き合ってペコペコお辞儀する岸さんと那須さん)。
――お年玉も楽しみですね。
那須 そうですね、気持ちが大事だと思うので! 頂けたら嬉しいなと思います。
中村 そうですね、僕は中身が楽しみです!(笑顔)
岩﨑 資本主義だ。
中村 嘘です(笑)。
――(神宮寺さんと岸さんは)準備はされるんですよね?
神宮寺 僕たちも先輩から頂いてるんですよね、でも俺、なーんか腑に落ちないんですよね、嶺亜にあげるのだけは(傾きながら首をさする神宮寺さん)。
中村 いいじゃん! いいじゃん! 俺より背高いんだしさぁ!
神宮寺 ほんっとに……まあ、でもそういうことにはなりますよね、一応(肩を落としながら)。
中村 やったぁ!
岸 ゲーム制がいいんじゃない?
中村 なるほどね、なんか試練があってもらえる感じね。
神宮寺 ……考えておきますね。
岩﨑&那須 ありがとうございます!!
――ご報告をお待ちしていますね。
岸&神宮寺 そうですね。
ーー何かこの舞台で新しくチャレンジしてしたいことってありますか?
神宮寺 改めて去年ドリームボーイズに出させていただいて、今までやってきたもののように思えるんですけど、改めてそれを全部いっぺんにやる難しさみたいなものを去年勉強させていただいたので、今年は余裕の顔してやりたいですね。去年はヒーヒーフーフーだったんですよ。今回、気持ち的に楽になってスキルアップした姿をみなさんにお届けするっていうことですかね。どうですかね、他の皆さんは。
岩﨑 やっぱり、2年目っていうのがありますよね、那須だったり1年目の人もいるので、ちょっとそこに背中で語りたいような、見せたいですね(胸を張る仕草)
岸 タイショウもその位置にきたってことだね
神宮寺 でも大昇、美 少年(の他のメンバー)とはあんまり絡まないもんね。
岩﨑 そうなんです! やっとみんなと一緒に出られる!と思ってキャスト聞いたら、僕だけチャンプチームでみんなはユウタ側で……あっ、違うんだ……って。でも、バシッと見せつけたいですね。
ーー成長できたことは?
岸 シンプルに……長丁場で回数も多いわけで、そのなかでも毎公演ベストを尽くしたいという思いがあって、心技体がだんだんでき上がってきたのかなって。
一同 ん???
岸 心技体。こころ、わざ、からだ!
岩﨑 なんか、岸くんから出ると思ってなかった言葉が……。
神宮寺 だよねえ。
岸 (笑)。心技体ができあがってきたのかなって成長できたって、ちょっとですけどね、ありがたいことに。
神宮寺 お客さんに届けるってことを、去年初めて知ったかもしれないですね。何を言ってるんだって思うかもしれないですけど、ちゃんと役があってお芝居をするっていうのが、去年がほぼほぼ初めてだったので、それを自分の気持ちやストーリーの感情をお客様に伝えるっていうのが、去年精一杯がんばれたかなって。
岸 こんな作ったっていうのも初めてだったもんね。光一くんがずっと朝から晩まで、僕たちよりも長く稽古場にいてくださったので本当に学べましたね。
岩﨑 本当に、光一くんが教えてくれたことって大きくて。20年間もSHOCKでやられていることを僕たちに伝授してくれたのって、本当に大きな成長につながると思いますし、初日から千秋楽までの間にも発見がいっぱいあって。初日と千秋楽で全然違うものが見せられたんじゃないかなって思います。
岸・神宮寺 そうだね。
中村 改めてお芝居って楽しいなって思わせていただいたのと、大昇が言っているように発見がありまして、去年、神宮寺のフライングのフッキングとキャッチングをやらせていただいたんですが、フライングって(ステージに)どう帰ってくるかわからなくて。右側から来たり、左側から来たり。神宮寺の表情でどっちに来るかわかるようになった。
岸 絶対嘘じゃん!!
神宮寺 阿吽の呼吸がとれるようになったんだよね。
那須 ははは!
中村 今年も発見していきたいと思います。
――光一さんとの打ち合わせは?
神宮寺 僕たちぐらい……ですかね?
岩﨑 軽くお話しさせていただく機会があって。
岸 光一くんと会った?
岩﨑 はい、光一くんと会いまして。
岸 あぁ、うん。
岩﨑 そのときに「髪色、いっちゃいなよ」って言っていただいたんですよね、いかつくいっちゃいなよって言っていただき。その話だけなんですけど……。
岸 だけ!? それ会ったに入らないよ、俺らからしたら。光一くんファンからしたら。
神宮寺 うん、入らないよ。
岸 全然甘いですよ。
岩﨑 甘いですか!?
岸 僕たちはね、光一じかん(小一時間)……。
神宮寺 今、光一時間って言いましたよね?
那須 ハハハ!!!
岸 あぁ! すごい!
ーー光一さんからはどんなアドバイスを?
神宮寺 頭から順に変更点などを確認していただいたり……。
岸 今年は変更する部分やこういう魅せ方でいきたいっていうお話を。だいぶ面白い感じに変わっていくと思います。
ーー光一さんもSHOCKをやりましたから、自分でコロナ禍で舞台に立った経験を踏まえた演出をつけてくださるんですかね?
神宮寺 ……美味しいところをいただいてありがたいです。
岸 演出がすごくいい味になると思います。
――ご本人にモノマネは見せましたか?
神宮寺 えーっと、まだ(番組での)一度だけしか。モノマネというか、リスペクトを込めてなんでね。
岸 モノマネというよりか、感謝と尊敬の意を込めてですからね。
――番組で公認はもらっていますもんね?
岸 そうなんですよ、公認もらっているから……堂々とやっていいはずなんですけどね?
神宮寺 そうなんです、やるたびに歌唱力もあがっていくというか……、そういうところも、さっきの話に戻りますけど成長したのかなあって思いますね。
那須 ハハハ!
岩﨑 KinKi Kidsのお二人のいいところを吸収してるってことですね。
神宮寺 そうそうそう。
ーージャニーズJr.の3人が、2人に負けないというところは?
岸 今、タメですからね(板の上では平等)。
岩崎 本当ですか、じゃあ……なんですかね。
那須 負けないこと……。
岸 あるじゃん! 顔って言っちゃえばいいんだよ!!
神宮寺 那須くんはもう勉学もすごいし。
那須 いやいやもう……。
神宮寺 じゃあ、嶺亜からいこうよ。
中村 俺からいこうか、そうですね、去年、(ドリームボーイズの中で)岸がアコギを弾いて、神宮寺もずっとギターやっていて、僕もベースを今年から本格的に始めまして。
神宮寺 ギター買った? 買った?
中村 ギター買ったよ、3本! 2人にはギターは負けないっていうか負けたくないことですね。岸には負けてないけど……。
神宮寺 本職だもんね(※中村さんはバンドを得意とするグループ・7 MEN 侍に所属)。
岸 俺なんてウクレレとギターわからないからね。
岩崎 僕、歌は得意としてやらせていただいているんで負けたくないです。けど、去年の舞台中にも話させていただいたんですけど、お二人、すーごい上手で。なんでだ!!?と思って。なんでだっていうのもおかしいですけど。自分のところを出しつつ。
岸 いやいやいやいや! 大昇に言えることはないですよ、僕たち。
岩﨑 勘弁してくださいよ、本当に。(後退り)
岸 逆に、僕たちも大昇のすごいところを盗ませてもらいますし。
岩﨑 あ、本当ですか!じゃあ、交換していいですか?交換会ということで……。
岸 お互い伸びていくパターンで。相乗効果レベルアップで!
岩﨑 ありがとうございます!
那須 僕はですねえ……ちょっと、無茶苦茶なこと言っちゃうんですけど、演技でお二人に引けを取らないように頑張りたい。今年だけでドラマ3本出させていただいたので力を込めてやりたい。去年見学していて、ユウタを見ていて「岸くんだ!」とはならないんですよ。ジンを見ていて、「神宮寺くんだ!」ってならないんです。見ている僕らを巻き込む、のめり込ませるような演技力で。それはもう今日いないキャストの方々もそうなんですけど。だから、今、演技で勝ちたいと言ったものの、もう前言撤回させていただきたいです。
神宮寺 はや!
岸 いやーでも(ドラマ)3本ってね、すごいよね。
神宮寺 すごいですよ。
那須 ありがとうございます、ぜひ、よろしくお願いします。
ーー最後に意気込みとファンのみなさんへメッセージを
岸 今この状況の中で、暗くなってきたりはしてるんですけど、こうして生でお会いできることで、エンターテインメントの生の素晴らしさだったり、ステージの素晴らしさを少しでも伝えたいです。そして、皆さんの日常のなかで、少しでも背中を押せたらと思いますので全力でやり切らせていただきます。
神宮寺 今のこの時代だからこそ、今回ドリームボーイズという作品を通して、台本を読み直しても、今のこの経験があるからこそ、このセリフが刺さるなとかこのシーンをこういった目線で見れるな、とか新しい発見ができると思うので、是非劇場に足を運んでいただいて、楽しいドリームボーイズを、情熱溢れる、僕たちがお送りするドリームボーイズを楽しんでいただけたらと思います!
【完】
cjlw生日存档
【2017】
琉唯とは“唯一の王”という意味であり、フランスでは王の名そのもの。
名前に相応しい存在感と素質を兼ね備えたteam柊のリーダー・辰己琉唯のお誕生日ですね。
月の光の強さと星の光の眩さを心の底からリスペクトする彼は、スタミュ界の美しくも爽やかなライバルです。
一方でナイト申渡との絡みにはもはや執念めいたものを感じる今日この頃。ひょっとしたら彼らは一緒に輪廻転生を何万回繰り返していて、色々な人生を経た結果、お隣同士で同い年の幼馴染という親密且つ角の立たない究極の形に辿り着き、今が一番楽しい時期なのでは?と思うことすらあります(笑)
月皇でなくてもやれやれ……と諦めてしまいがち。今際の際「また来世でね、栄吾!」「お待ちしてますよ、辰己」やるまで好きなだけ仲良くせい。
兎にも角にもおめでとう。 体には気を付けて!
【2018】
滑り込みになりましたがスタミュ界の眩しいトップ・オブ・スター・オブ・スター辰己琉唯の誕生日です。「きみは太陽」とか言って様になる男を私は2人位しか知りませんが、間違いなく彼はその内の一人でしょう。幼き頃虚弱だった辰己が今は駆けっこで星谷や空閑にも負けず元気でいることが嬉しいです。
去年はどんなことを書いたっけと思って遡ろうと思ったのですが無理でした……何となく星谷と月皇と申渡に触れたような? なので今年は別の人に触れようかと思ったのですが誰が良いだろうか、ね、栄吾。
第1期では柊門下だった辰己が第2期では鳳の影だったことが少し新鮮でした。思えば第1期が始まる前に出た一問一答にて、別々の舞台を通して間接的に関わりがあった2人が時を経て同じ舞台に立つ、とはドラマチックです。こうなると誰が言い出したか初代姫との会話もいつか書いてみたいものですね。
付き合いが長くなるほどに、彼の優しさと厳しさを知る――というような気がします。まさに“魅力的な人”。どんな役者さんになってゆくのか、どんな大人になってゆくのか、何だかとても楽しみな人です。おめでとう、まだ寒いので体には気を付けて!
【2019】
関わった人々を次々と狂わせてゆくジ・エレガンスの片割れ、辰己琉唯の誕生日。どうか月皇、負けないでおくれ。やれやれ。
スタミュ界には作中で迷い成長してゆく姿が顕著な人物がいる一方で、ブレない芯をしっかり持っている姿が印象的な人物がいます。天花寺や空閑、そして辰己は明らかな後者です。
(図)太く深く地に植わっており、周りにいる一座もろとも支えられるような芯を持つ天花寺。飾り気のないシンプルな棒だなあと思って触ると火傷するほど熱そうな芯を持つ空閑。そんな中、辰己の中にあるものは、細く透き通っていて、角度によっては見えないようで、光が射すと確実にそこに在るのだと目視できるほどの存在感を放ち、鋭利に先が尖っていて、触るとひやりと冷たそうで、しかし手を伸ばすと消えていて、何処かと探すと背後にスッと立っている、そういうものであるような感じがします。
そういう意味ではブレないとは少し違うのかもしれませんね。彼の中には自分の法律があり、それは非常に柔軟で、いつもそばにいる信頼できる人、新しく出会った素晴らしい人、他人の変化、それらによって影響を受け、いつも目まぐるしく変わっているのかもしれません。
ただ一つ決してブレないのは『自分に嘘をつかない』こと。変化と共に進化を続ける、色のない、美しい、辰己の心に聳える芯。触れたいような、触れると見失いそうで怖いような。星谷同様ここまで並走してきたスタミュカンパニーの仲間ですが、取り扱いは栄吾に学ばねばなりません(笑)。おめでとう。
【2020】
賢いサル、優しくて懐っこいイヌ、強いだけでなくネコ科らしいわんぱくさも持ち合わせるトラ、可愛くてちょっと怖がりなウサギ。そんな干支の中で少しばかり異質、アジアではどことなく神聖な存在でありながら、西洋では悪の権化のようでもある、神秘的で勇ましいドラゴン。辰己琉唯の誕生日でした。
第3期まで書いてみての辰己の印象は、何となく取り違えられたteam鳳っ子のようだなあという感じ。演者としての辰己の本質は、柊より鳳に似ているのかもしれません。鳳と辰己の『沈黙のディアローグ』を聴いた時、一度、もしも辰己がteam鳳に入っていたらどうだったろうか…と想像したことがあります。
辰己は持ち前の柔軟性と実は旺盛な好奇心とチャレンジ精神を鳳に容赦なく刺激され、もしかすると今以上に自由に溌剌と、固定概念をぶち壊す勢いで、とんでもないミュージカルスーパースターへの階段を大股跳びのショートカットで駆け上がり、鳳は――演者を目指すのをやめていたかもなあと思いました。
自分が思い描いていた理想、演者としてのスタイルを、活き活きと体現して結果を残していった辰己を見届けて、綾薙教育も捨てたもんじゃないなと先生にでもなりそうだなと感じます。それはそれで良い人生な気もしますが、今の鳳を知る身としては、ほんの少し寂しい気がしますね。
何より柊は――辰己(率いる今のteam柊)と出会っていなければ、今より少し頑なな柊だったと思います。用意された人生を寄り道なしでまっすぐ進んで行く、演者である前に柊家の跡取りである柊。自分の為の我儘など、決して言わない柊。指導者として心満たされた鳳との距離も、縮まらないままだったかも。
そして辰己も柊と出会っていなければ今の辰己にはなりえなかったろうと、3期まで書いてみて改めて思います。彼の本質はチャレンジャー。もしteam柊でなかったら(ましてや鳳門下であったなら(笑))、ひたすらに上を目指し未知の世界を求めるのに夢中で、周りを見ることなど惜しんでいた気がします。
辰己はスター・オブ・スターというトップを取り、柊という、決して奢らず決して他者を蔑ろにしない優れた王の背を見て、帝王学を学んだのです。何者にも打ち砕かれない強固な剣を常に厳しく己に向けて、他者へは柔らかな笑顔を向ける。自分が主役であるより、より良いカンパニーの一員である事を望む。
彼が持って生まれたもの、そして柊から教えられたこと、それらを武器に、時には声をあげて敵に立ち向かい、時には冷静に自分と異なる考え方に耳を傾け、ライバルと「戦いたい」とぶつかっていった、第3期の辰己。
星谷と鳳が運命の出会いを果たし、互いの人生が強烈に輝く唯一の『今』になったように、彼らほどドラマチックな出会いの場面ではなかったものの(笑)辰己と柊もまた、運命的に出会い、出会ったからこその特別な未来が拓けたのだと思うと……辰己は立派な『スタミュ』の主人公でした。
物腰柔らかく誰に対しても誠意とリスペクトを忘ない一方で、友人達にとんでもキャッチフレーズを付けたり、星谷の前で鳳パイセンを切り裂きジャック呼ばわりするなど、無邪気に毒のシャボン玉を吹いて歩いたりもする彼。存外出来上がりきっていない、まだまだ成長中の男の子。好きです。おめでとう。
【2017】
琉唯とは“唯一の王”という意味であり、フランスでは王の名そのもの。
名前に相応しい存在感と素質を兼ね備えたteam柊のリーダー・辰己琉唯のお誕生日ですね。
月の光の強さと星の光の眩さを心の底からリスペクトする彼は、スタミュ界の美しくも爽やかなライバルです。
一方でナイト申渡との絡みにはもはや執念めいたものを感じる今日この頃。ひょっとしたら彼らは一緒に輪廻転生を何万回繰り返していて、色々な人生を経た結果、お隣同士で同い年の幼馴染という親密且つ角の立たない究極の形に辿り着き、今が一番楽しい時期なのでは?と思うことすらあります(笑)
月皇でなくてもやれやれ……と諦めてしまいがち。今際の際「また来世でね、栄吾!」「お待ちしてますよ、辰己」やるまで好きなだけ仲良くせい。
兎にも角にもおめでとう。 体には気を付けて!
【2018】
滑り込みになりましたがスタミュ界の眩しいトップ・オブ・スター・オブ・スター辰己琉唯の誕生日です。「きみは太陽」とか言って様になる男を私は2人位しか知りませんが、間違いなく彼はその内の一人でしょう。幼き頃虚弱だった辰己が今は駆けっこで星谷や空閑にも負けず元気でいることが嬉しいです。
去年はどんなことを書いたっけと思って遡ろうと思ったのですが無理でした……何となく星谷と月皇と申渡に触れたような? なので今年は別の人に触れようかと思ったのですが誰が良いだろうか、ね、栄吾。
第1期では柊門下だった辰己が第2期では鳳の影だったことが少し新鮮でした。思えば第1期が始まる前に出た一問一答にて、別々の舞台を通して間接的に関わりがあった2人が時を経て同じ舞台に立つ、とはドラマチックです。こうなると誰が言い出したか初代姫との会話もいつか書いてみたいものですね。
付き合いが長くなるほどに、彼の優しさと厳しさを知る――というような気がします。まさに“魅力的な人”。どんな役者さんになってゆくのか、どんな大人になってゆくのか、何だかとても楽しみな人です。おめでとう、まだ寒いので体には気を付けて!
【2019】
関わった人々を次々と狂わせてゆくジ・エレガンスの片割れ、辰己琉唯の誕生日。どうか月皇、負けないでおくれ。やれやれ。
スタミュ界には作中で迷い成長してゆく姿が顕著な人物がいる一方で、ブレない芯をしっかり持っている姿が印象的な人物がいます。天花寺や空閑、そして辰己は明らかな後者です。
(図)太く深く地に植わっており、周りにいる一座もろとも支えられるような芯を持つ天花寺。飾り気のないシンプルな棒だなあと思って触ると火傷するほど熱そうな芯を持つ空閑。そんな中、辰己の中にあるものは、細く透き通っていて、角度によっては見えないようで、光が射すと確実にそこに在るのだと目視できるほどの存在感を放ち、鋭利に先が尖っていて、触るとひやりと冷たそうで、しかし手を伸ばすと消えていて、何処かと探すと背後にスッと立っている、そういうものであるような感じがします。
そういう意味ではブレないとは少し違うのかもしれませんね。彼の中には自分の法律があり、それは非常に柔軟で、いつもそばにいる信頼できる人、新しく出会った素晴らしい人、他人の変化、それらによって影響を受け、いつも目まぐるしく変わっているのかもしれません。
ただ一つ決してブレないのは『自分に嘘をつかない』こと。変化と共に進化を続ける、色のない、美しい、辰己の心に聳える芯。触れたいような、触れると見失いそうで怖いような。星谷同様ここまで並走してきたスタミュカンパニーの仲間ですが、取り扱いは栄吾に学ばねばなりません(笑)。おめでとう。
【2020】
賢いサル、優しくて懐っこいイヌ、強いだけでなくネコ科らしいわんぱくさも持ち合わせるトラ、可愛くてちょっと怖がりなウサギ。そんな干支の中で少しばかり異質、アジアではどことなく神聖な存在でありながら、西洋では悪の権化のようでもある、神秘的で勇ましいドラゴン。辰己琉唯の誕生日でした。
第3期まで書いてみての辰己の印象は、何となく取り違えられたteam鳳っ子のようだなあという感じ。演者としての辰己の本質は、柊より鳳に似ているのかもしれません。鳳と辰己の『沈黙のディアローグ』を聴いた時、一度、もしも辰己がteam鳳に入っていたらどうだったろうか…と想像したことがあります。
辰己は持ち前の柔軟性と実は旺盛な好奇心とチャレンジ精神を鳳に容赦なく刺激され、もしかすると今以上に自由に溌剌と、固定概念をぶち壊す勢いで、とんでもないミュージカルスーパースターへの階段を大股跳びのショートカットで駆け上がり、鳳は――演者を目指すのをやめていたかもなあと思いました。
自分が思い描いていた理想、演者としてのスタイルを、活き活きと体現して結果を残していった辰己を見届けて、綾薙教育も捨てたもんじゃないなと先生にでもなりそうだなと感じます。それはそれで良い人生な気もしますが、今の鳳を知る身としては、ほんの少し寂しい気がしますね。
何より柊は――辰己(率いる今のteam柊)と出会っていなければ、今より少し頑なな柊だったと思います。用意された人生を寄り道なしでまっすぐ進んで行く、演者である前に柊家の跡取りである柊。自分の為の我儘など、決して言わない柊。指導者として心満たされた鳳との距離も、縮まらないままだったかも。
そして辰己も柊と出会っていなければ今の辰己にはなりえなかったろうと、3期まで書いてみて改めて思います。彼の本質はチャレンジャー。もしteam柊でなかったら(ましてや鳳門下であったなら(笑))、ひたすらに上を目指し未知の世界を求めるのに夢中で、周りを見ることなど惜しんでいた気がします。
辰己はスター・オブ・スターというトップを取り、柊という、決して奢らず決して他者を蔑ろにしない優れた王の背を見て、帝王学を学んだのです。何者にも打ち砕かれない強固な剣を常に厳しく己に向けて、他者へは柔らかな笑顔を向ける。自分が主役であるより、より良いカンパニーの一員である事を望む。
彼が持って生まれたもの、そして柊から教えられたこと、それらを武器に、時には声をあげて敵に立ち向かい、時には冷静に自分と異なる考え方に耳を傾け、ライバルと「戦いたい」とぶつかっていった、第3期の辰己。
星谷と鳳が運命の出会いを果たし、互いの人生が強烈に輝く唯一の『今』になったように、彼らほどドラマチックな出会いの場面ではなかったものの(笑)辰己と柊もまた、運命的に出会い、出会ったからこその特別な未来が拓けたのだと思うと……辰己は立派な『スタミュ』の主人公でした。
物腰柔らかく誰に対しても誠意とリスペクトを忘ない一方で、友人達にとんでもキャッチフレーズを付けたり、星谷の前で鳳パイセンを切り裂きジャック呼ばわりするなど、無邪気に毒のシャボン玉を吹いて歩いたりもする彼。存外出来上がりきっていない、まだまだ成長中の男の子。好きです。おめでとう。
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