——————▪️第一集▪️——————
咚,咚咚咚。
心跳声实在太重,你换了个姿势缩进被窝,相对密闭的空间虽然带来了一丝安全感,却也让你逐渐呼吸困难。像即将溺毙的家禽,你手脚受束地挣扎着踢开被子,床头的水杯被打翻,刺耳的玻璃破碎声被水捂下。
你冲着门喊一声妈,没人回应,接着喊了一声爸,也没人回应。
突然房间里下起了雪,你回头发现自己正站在盘山公路边缘,沿着厚厚的积雪在缓行。远处绿褐色的高山上雾气盘绕着似乎随时会排山倒海而来的冰雪,你平静地眺望着一切,如此壮阔的景色也无法为你吸入和呼出的空气增加一点温度。
这份寒冷让你失去思考的想法,直到地上一张被水浸湿的横格纸出现,你才开始意识到记忆的断档。
纸上写着一些潦草的文字,落笔急促,但视线无法聚焦让你看不清具体的字句,只有从里面渐渐晕染出来的红色在白茫茫一片的雪地里越来越鲜艳。
一股冷风从喉管刺入胸腔,你倒吸一口气从墙角醒来。身上挂着一张暗灰色毛毯。
醒了?贺涵推开楼道安全门探出半个身子问你,话里的意思和身上毯子表达的意思一致,你已经在这里睡了好一会儿了,而且他知道。
你拍了拍屁股上的灰问他,我爸还没回来?
他抬了抬眉毛算是回答,门合上后又被他推开,于是你的目光只短暂地暴露在了黑暗中,先吃个饭吧,他说。
西红柿炒鸡蛋,水煮萝卜花,卤肉饭,老三样。你低着头戳饭碗,眼神却控制不住地往浴室的方向看去,而他端着饭碗坐下来时刚好挡住了你的视线。
快吃吧,吃完我也还要回医院值班。
你只点头嗯了一声,然后扒拉了一大口卤肉饭进嘴,香味在口腔蔓延时你在心里感叹,就这么一碗卤肉饭,吃了五六年都不见腻,贺涵不去当厨师可惜了。
/
死者额前伤口均呈星芒状,颅骨可见,且其中三处出现不同程度的破裂......你把照片从白板上揭下来,伸手挠了挠耳后被碎发蹭得发痒的皮肤,你想,这应该是钝器上的凸起造成的。
可是这桩连环案此前所有的受害者从没有出现过这样的伤情。这是为什么呢,难道是剂量计算错误导致受害者提前醒来的弥补措施吗?你想得出神,以至于门口什么时候站着一位穿着警服的中年男子都没有发觉。
这里不是你该来的地方。严肃又沧桑的声音在身后响起,你吓得手头一晃,照片轻飘飘落了地。
爸,爸爸...立马捡起照片贴回去之后你垂首,对不起三个字就算是用这种方式说了。
似乎是看出了你揪住裤缝的手在发抖,对面早已不如幼时记忆里挺拔的男人叹了口气走过来,他拍拍你的后背带你出了案情讨论室。
父亲一边和支队的同事点头打招呼一边往会议室走去,这么抬着头跟在后边时你才突然发现他鬓角的白发比两周前更多了。
进到支队三楼会议室后一股饭香扑鼻而来,这里俨然已经成为了临时饭堂,各个专案小组的盒饭在长桌上整齐地码着。你爸只拿了一份饭,但是问同事多要了一双筷子,一个盛汤的空碗。
我在贺涵那儿吃过了。
你说出这句话的时候看见父亲夹菜的筷子停顿了几秒,虽然他没说什么,但你知道。再过两周就是你十八岁生日,若再像以前那样黏着一个成年男人,在外人看来就不一定是那么回事儿了。
世俗眼光的恶毒程度,你是知道的。
/
七岁那年隔壁搬来一对漂亮的新婚夫妇,而那位高个子叔叔的妻子,是在你八岁那年去世的。
虽然年纪尚幼,但你还是记得那天是周三,妈妈请了假在家照顾发烧的你。也许是中途被电话叫走了,你午睡醒来的时候家里一个人都没有,屋外很吵,你踩着小凳子开了门,听见了爸爸的声音。
走廊上人很多,从后面看起来全部跟爸爸都长得一样,他们全都急匆匆地走来走去,所以你走到了邻居家客厅都没人发现你。
浴缸里红色的液体从里面满出来铺在地上,颜色跟妈妈的有一支口红很接近。有快门响动的咔嚓咔嚓声,你凑了过去。
小李!怎么搞的!谁家小孩儿!抱出去!
配合着眼前的场景腾地出现几句怒吼般的斥责,你顿时吓得一抖,转身看到暴跳如雷正在骂人的爸爸时,你竟然看到爸爸脸上长成了浴缸里那个阿姨的样子。
长大后的你词库虽然扩充了不少,但依旧觉得仅仅是空洞、狰狞、憔悴、恐怖这样的词并不能很体贴地去形容那张脸。
从那以后,她经常躺在你梦里,就用这种似乎是痛苦也释然的状态。
——————————————————
免责申明: 本故事确实纯属虚构。与我们(十余载刘哥)都无关。不嗑rps。感恩的心。
咚,咚咚咚。
心跳声实在太重,你换了个姿势缩进被窝,相对密闭的空间虽然带来了一丝安全感,却也让你逐渐呼吸困难。像即将溺毙的家禽,你手脚受束地挣扎着踢开被子,床头的水杯被打翻,刺耳的玻璃破碎声被水捂下。
你冲着门喊一声妈,没人回应,接着喊了一声爸,也没人回应。
突然房间里下起了雪,你回头发现自己正站在盘山公路边缘,沿着厚厚的积雪在缓行。远处绿褐色的高山上雾气盘绕着似乎随时会排山倒海而来的冰雪,你平静地眺望着一切,如此壮阔的景色也无法为你吸入和呼出的空气增加一点温度。
这份寒冷让你失去思考的想法,直到地上一张被水浸湿的横格纸出现,你才开始意识到记忆的断档。
纸上写着一些潦草的文字,落笔急促,但视线无法聚焦让你看不清具体的字句,只有从里面渐渐晕染出来的红色在白茫茫一片的雪地里越来越鲜艳。
一股冷风从喉管刺入胸腔,你倒吸一口气从墙角醒来。身上挂着一张暗灰色毛毯。
醒了?贺涵推开楼道安全门探出半个身子问你,话里的意思和身上毯子表达的意思一致,你已经在这里睡了好一会儿了,而且他知道。
你拍了拍屁股上的灰问他,我爸还没回来?
他抬了抬眉毛算是回答,门合上后又被他推开,于是你的目光只短暂地暴露在了黑暗中,先吃个饭吧,他说。
西红柿炒鸡蛋,水煮萝卜花,卤肉饭,老三样。你低着头戳饭碗,眼神却控制不住地往浴室的方向看去,而他端着饭碗坐下来时刚好挡住了你的视线。
快吃吧,吃完我也还要回医院值班。
你只点头嗯了一声,然后扒拉了一大口卤肉饭进嘴,香味在口腔蔓延时你在心里感叹,就这么一碗卤肉饭,吃了五六年都不见腻,贺涵不去当厨师可惜了。
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死者额前伤口均呈星芒状,颅骨可见,且其中三处出现不同程度的破裂......你把照片从白板上揭下来,伸手挠了挠耳后被碎发蹭得发痒的皮肤,你想,这应该是钝器上的凸起造成的。
可是这桩连环案此前所有的受害者从没有出现过这样的伤情。这是为什么呢,难道是剂量计算错误导致受害者提前醒来的弥补措施吗?你想得出神,以至于门口什么时候站着一位穿着警服的中年男子都没有发觉。
这里不是你该来的地方。严肃又沧桑的声音在身后响起,你吓得手头一晃,照片轻飘飘落了地。
爸,爸爸...立马捡起照片贴回去之后你垂首,对不起三个字就算是用这种方式说了。
似乎是看出了你揪住裤缝的手在发抖,对面早已不如幼时记忆里挺拔的男人叹了口气走过来,他拍拍你的后背带你出了案情讨论室。
父亲一边和支队的同事点头打招呼一边往会议室走去,这么抬着头跟在后边时你才突然发现他鬓角的白发比两周前更多了。
进到支队三楼会议室后一股饭香扑鼻而来,这里俨然已经成为了临时饭堂,各个专案小组的盒饭在长桌上整齐地码着。你爸只拿了一份饭,但是问同事多要了一双筷子,一个盛汤的空碗。
我在贺涵那儿吃过了。
你说出这句话的时候看见父亲夹菜的筷子停顿了几秒,虽然他没说什么,但你知道。再过两周就是你十八岁生日,若再像以前那样黏着一个成年男人,在外人看来就不一定是那么回事儿了。
世俗眼光的恶毒程度,你是知道的。
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七岁那年隔壁搬来一对漂亮的新婚夫妇,而那位高个子叔叔的妻子,是在你八岁那年去世的。
虽然年纪尚幼,但你还是记得那天是周三,妈妈请了假在家照顾发烧的你。也许是中途被电话叫走了,你午睡醒来的时候家里一个人都没有,屋外很吵,你踩着小凳子开了门,听见了爸爸的声音。
走廊上人很多,从后面看起来全部跟爸爸都长得一样,他们全都急匆匆地走来走去,所以你走到了邻居家客厅都没人发现你。
浴缸里红色的液体从里面满出来铺在地上,颜色跟妈妈的有一支口红很接近。有快门响动的咔嚓咔嚓声,你凑了过去。
小李!怎么搞的!谁家小孩儿!抱出去!
配合着眼前的场景腾地出现几句怒吼般的斥责,你顿时吓得一抖,转身看到暴跳如雷正在骂人的爸爸时,你竟然看到爸爸脸上长成了浴缸里那个阿姨的样子。
长大后的你词库虽然扩充了不少,但依旧觉得仅仅是空洞、狰狞、憔悴、恐怖这样的词并不能很体贴地去形容那张脸。
从那以后,她经常躺在你梦里,就用这种似乎是痛苦也释然的状态。
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免责申明: 本故事确实纯属虚构。与我们(十余载刘哥)都无关。不嗑rps。感恩的心。
睡不着。开始胡言乱语。
这个视频在第九集出来之前就想剪了,但是找了好久都没找到合适的让井田发生意外的镜头(dbq井田),然后我就先从“昨夜做了一个梦”这句开始剪了一小段。
后来第九集出来,我直呼卧槽!这个下集预告不就是专门给我送素材来的吗!!!走起!然后肝了好几天[笑cry]
其实发出去的是第三版,之前两个版本导出之后自己看感觉有很多看起来拖沓或者视觉效果不太好或者音效不到位的地方,改了之后看到评论里有注意到小细节的反馈真的是好开心!
我的备忘录里记满了各种脑洞,有完成的,有不准备做的,满满的回忆,啊,这个周就结束了,好舍不得井田青木[苦涩][苦涩][苦涩]
刚才把自己从开始剪消初到现在的视频看了一遍,之前有些剪的都是些什么[允悲]我自己看都想快进,快进都嫌慢!
而且还发现一点,但凡我发上去之后还能打开看好多遍的,反馈都挺不错,哈哈哈,昨天这个,snow man的混剪,说爱你,猜猜我是谁,这几个我都挺喜欢,已经来来回回看了无数遍了[笑cry]
以前的我剪东西只会硬生生跟着歌词走,画面很碎,没有剧情,而且台词、歌词排版很别扭,现在进步了!哈哈!多看多思考是对的,一边刷首页膜拜大神神剪辑的同时,在他们的视频里学到了好多!
嗑cp使我快乐!使我成长!欧耶✌
哦,对了,p图技术也渐长,我只能说美图秀秀yyds!美图秀秀nb!抠图宝nb!
这个视频在第九集出来之前就想剪了,但是找了好久都没找到合适的让井田发生意外的镜头(dbq井田),然后我就先从“昨夜做了一个梦”这句开始剪了一小段。
后来第九集出来,我直呼卧槽!这个下集预告不就是专门给我送素材来的吗!!!走起!然后肝了好几天[笑cry]
其实发出去的是第三版,之前两个版本导出之后自己看感觉有很多看起来拖沓或者视觉效果不太好或者音效不到位的地方,改了之后看到评论里有注意到小细节的反馈真的是好开心!
我的备忘录里记满了各种脑洞,有完成的,有不准备做的,满满的回忆,啊,这个周就结束了,好舍不得井田青木[苦涩][苦涩][苦涩]
刚才把自己从开始剪消初到现在的视频看了一遍,之前有些剪的都是些什么[允悲]我自己看都想快进,快进都嫌慢!
而且还发现一点,但凡我发上去之后还能打开看好多遍的,反馈都挺不错,哈哈哈,昨天这个,snow man的混剪,说爱你,猜猜我是谁,这几个我都挺喜欢,已经来来回回看了无数遍了[笑cry]
以前的我剪东西只会硬生生跟着歌词走,画面很碎,没有剧情,而且台词、歌词排版很别扭,现在进步了!哈哈!多看多思考是对的,一边刷首页膜拜大神神剪辑的同时,在他们的视频里学到了好多!
嗑cp使我快乐!使我成长!欧耶✌
哦,对了,p图技术也渐长,我只能说美图秀秀yyds!美图秀秀nb!抠图宝nb!
#井浦新##最愛# 新采访【井浦新:「最愛」加瀬“真犯人”説に「そう簡単にフラグ立たせてたまるか」 「蛇にピアス」から13年、吉高由里子に尊敬の念も】
連続ドラマ「最愛」(TBS系、金曜午後10時)に出演する俳優の井浦新さん。あらゆる手段を使って真田梨央(吉高由里子さん)をフォローし、守っている弁護士・加瀬賢一郎を演じており、SNSでは「加瀬キュン」「加瀬さんかっこよすぎる」などと話題を集めている。一方で、12月3日放送の第8話のラストでは、渡辺昭(酒向芳さん)の遺体と一緒に池から発見された“赤いペン”にまつわるエピソードが描かれ、加瀬が意味深に映し出されたことから“真犯人”説も浮上している。「そう簡単に犯人フラグ立たせてたまるかと思っています」と話す井浦さんに、“加瀬キュン”にまつわるエピソードや、「尊敬への念が突然膨れ上がった」という吉高さんへの思いを聞いた。
◇加瀬は「すごくシンプルなマインドの人物」
「最愛」は、殺人事件の重要参考人となった実業家の真田梨央、その初恋の相手で事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平さん)、弁護士・加瀬賢一郎を中心にしたラブサスペンス。井浦さん演じる加瀬は、「真田ウェルネス」の法務部に所属する弁護士で、早くに両親を亡くしながらも、東大法学部を首席で卒業した努力の人。頭の回転が速く論理的だが、どこか不器用なところもある……という役どころ。
加瀬を演じるにあたり、「常に梨央に優しく寄り添う。そこがぶれないように徹底してきた」という井浦さん。橘しおり(田中みな実さん)の取材を受けるな、と伝えていても会ってしまう“おてんば”な梨央社長。梨央が引き起こしてしまうさまざまなスキャンダルに、「大変だな」と思うことはあるものの、第1話から積み重ねてきた加瀬の人間性が、だんだんと明確になってきたことを感じていると話す。
第6話(11月19日放送)では、加瀬の尽力により、優(高橋文哉さん)は昭の死には関与していないことが証明され、梨央、優、加瀬の3人でハグをする場面が登場。また、第8話では、梨央への思いを「家族だと思っている」と話す加瀬の姿が描かれた。
井浦さんは、「(加瀬は)大切なものにかける情熱は、数多く持っているわけではなくて、ただひたすら真田ファミリーを支え続けている。支えることで、梨央の夢や、見ようとしている景色を一緒に見たいという思いだけというか……。すごくシンプルなマインドの人物なんだなと、演じてきて確信してきたという感じです」と話す。
◇“本人発信”の「加瀬キュン」 「バチフレ」って?
第6話では、加瀬が梨央とカフェに訪れるシーンも登場。クリームなどがたっぷりとのったパフェを頬張る加瀬に、梨央は「なんでこんな可愛いお店知ってるの?」と質問すると、「言わなきゃダメそれ?」と照れくさそうにする加瀬が描かれた。
SNSでは「加瀬キュン」と盛り上がりを見せたが、この“加瀬キュン”について、「加瀬キュン、大(大輝)キュンは僕が勝手に作ったやつで(笑い)」と裏側を明かした井浦さん。「僕は普段、(キュンなどは)興味なくて。でも新井Pが『このドラマはジリキュンだよね』って言っていて面白いなと思って。僕がSNSでいじり始めて……」と振り返る。
自身のツイッターでは、「新井順子プロデューサーへ ジリキュンがいまいち浸透しないので新しいワードお願いします」と投稿するなど、“いじって”いた井浦さん。「だんだん面白くなって、全部にキュンをつけておこうと思って。本当に適当に、『加瀬キュン』、大輝にキュンで『大キュン』と勝手にやってたら、視聴者の方たちもありがたいことにひろってくださって」と明かす。
最近は飽きてしまい、「加瀬キュン」は使っていないという井浦さんだが、「広がっていくってすごいなとも思いますし、楽しんでくださっていることは本当にありがたいな」と笑顔を見せる。
ほかにも、「大輝と加瀬はバチフレです」とつぶやいたこともある井浦さん。バチフレとは「バチバチフレッシュ」の略。加瀬と大輝は、何度も“バチバチ”としたやりとりが登場したが、「バチバチの芝居をしていくのも、やっていくと予定調和になっていったり、慣れてしまったりもするので、そうはならないぞ! と、僕の中では目標みたいなものだった」と明かす。
井浦さんによると、松下さんは「体の中に流れているリズムが個性的」という。「こんなところで止めてきて、最後の言葉はこんなふうに吐き出してくるんだって。それを受ける加瀬がまたリズムが狂わされて、加瀬のリズムにもってくるためにも、自分の中でもエンジンがどんどん回転する」と明かしながら、「自分が予測したものじゃないものが毎回くるので、ホント楽しいなと思います」と話す。「大輝と加瀬のお芝居の間合い、空気感がいまだにフレッシュでいられているのは、洸平くんのおかげだと感謝しています」と続ける。
◇「蛇にピアス」から13年 吉高由里子に「ありがたい」
映画「蛇にピアス」(2008年公開、蜷川幸雄監督)でも共演した吉高さんについての思いを聞いてみると、「これは人様には言いたくないんですけど……」としつつも、語り始めた井浦さん。
撮影現場では、新井さんらスタッフから「天才」と言われているという吉高さんだが、「僕はそんな天才と思っていなくて。そんな簡単に天才というひと言でくくれるタイプじゃない」と話す。
「不器用だと思っていますし、不器用だからこそ努力を惜しまない。彼女は力で芝居しないので、そこに流れている空気感や、彼女自身の体に流れているリズムを最大限に自然にいかすことにたけた人なんだなと思う」と表現。吉高さんの芝居が自然に見えることについては、「どんなときでも肩の力を抜いて、役と本人を同化させることができるタイプの女優さんだからだと思う。それって誰でもできることでない」と話す。
「(『蛇にピアス」撮影当時は)彼女は19歳、僕も34歳とかで、今でもそうですけど、お互いにとてもとても未熟な時期に会っていますから。そんな未熟者同士だった二人が、また十数年たって、『まだまだ未熟者だね』と感じ取れてしまうのが気恥ずかしい」とも続ける。
梨央と加瀬の関係性を“芝居場”だけで作るのは「正直簡単」という井浦さんだが、「お互いの関係性や、気恥ずかしさを織り交ぜながら、梨央と加瀬を作れるのはなかなかできないことでもある」と話す。「吉高さんにありがたいな、って思ったことなんかなかったのに、今回、自分の中でもびっくりするぐらい、彼女に対して尊敬の念というものが、突然大きく膨れ上がりました」と明かしていた。
最後に、視聴者に向けて、「8話までに積み重ねてきたそれぞれの最愛の大きさが、9話、10話とそれがぶつかりあったり、混ざりあったり、どんどん開いていったり、閉じていく人もいるかも……」と予告しつつ、「2話にかけて、人間ドラマがさらに加速していくと思うので、犯人捜し以上に、登場人物たちの最愛の物語を楽しんでいただけるのではないのか」と呼びかけていた。
連続ドラマ「最愛」(TBS系、金曜午後10時)に出演する俳優の井浦新さん。あらゆる手段を使って真田梨央(吉高由里子さん)をフォローし、守っている弁護士・加瀬賢一郎を演じており、SNSでは「加瀬キュン」「加瀬さんかっこよすぎる」などと話題を集めている。一方で、12月3日放送の第8話のラストでは、渡辺昭(酒向芳さん)の遺体と一緒に池から発見された“赤いペン”にまつわるエピソードが描かれ、加瀬が意味深に映し出されたことから“真犯人”説も浮上している。「そう簡単に犯人フラグ立たせてたまるかと思っています」と話す井浦さんに、“加瀬キュン”にまつわるエピソードや、「尊敬への念が突然膨れ上がった」という吉高さんへの思いを聞いた。
◇加瀬は「すごくシンプルなマインドの人物」
「最愛」は、殺人事件の重要参考人となった実業家の真田梨央、その初恋の相手で事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平さん)、弁護士・加瀬賢一郎を中心にしたラブサスペンス。井浦さん演じる加瀬は、「真田ウェルネス」の法務部に所属する弁護士で、早くに両親を亡くしながらも、東大法学部を首席で卒業した努力の人。頭の回転が速く論理的だが、どこか不器用なところもある……という役どころ。
加瀬を演じるにあたり、「常に梨央に優しく寄り添う。そこがぶれないように徹底してきた」という井浦さん。橘しおり(田中みな実さん)の取材を受けるな、と伝えていても会ってしまう“おてんば”な梨央社長。梨央が引き起こしてしまうさまざまなスキャンダルに、「大変だな」と思うことはあるものの、第1話から積み重ねてきた加瀬の人間性が、だんだんと明確になってきたことを感じていると話す。
第6話(11月19日放送)では、加瀬の尽力により、優(高橋文哉さん)は昭の死には関与していないことが証明され、梨央、優、加瀬の3人でハグをする場面が登場。また、第8話では、梨央への思いを「家族だと思っている」と話す加瀬の姿が描かれた。
井浦さんは、「(加瀬は)大切なものにかける情熱は、数多く持っているわけではなくて、ただひたすら真田ファミリーを支え続けている。支えることで、梨央の夢や、見ようとしている景色を一緒に見たいという思いだけというか……。すごくシンプルなマインドの人物なんだなと、演じてきて確信してきたという感じです」と話す。
◇“本人発信”の「加瀬キュン」 「バチフレ」って?
第6話では、加瀬が梨央とカフェに訪れるシーンも登場。クリームなどがたっぷりとのったパフェを頬張る加瀬に、梨央は「なんでこんな可愛いお店知ってるの?」と質問すると、「言わなきゃダメそれ?」と照れくさそうにする加瀬が描かれた。
SNSでは「加瀬キュン」と盛り上がりを見せたが、この“加瀬キュン”について、「加瀬キュン、大(大輝)キュンは僕が勝手に作ったやつで(笑い)」と裏側を明かした井浦さん。「僕は普段、(キュンなどは)興味なくて。でも新井Pが『このドラマはジリキュンだよね』って言っていて面白いなと思って。僕がSNSでいじり始めて……」と振り返る。
自身のツイッターでは、「新井順子プロデューサーへ ジリキュンがいまいち浸透しないので新しいワードお願いします」と投稿するなど、“いじって”いた井浦さん。「だんだん面白くなって、全部にキュンをつけておこうと思って。本当に適当に、『加瀬キュン』、大輝にキュンで『大キュン』と勝手にやってたら、視聴者の方たちもありがたいことにひろってくださって」と明かす。
最近は飽きてしまい、「加瀬キュン」は使っていないという井浦さんだが、「広がっていくってすごいなとも思いますし、楽しんでくださっていることは本当にありがたいな」と笑顔を見せる。
ほかにも、「大輝と加瀬はバチフレです」とつぶやいたこともある井浦さん。バチフレとは「バチバチフレッシュ」の略。加瀬と大輝は、何度も“バチバチ”としたやりとりが登場したが、「バチバチの芝居をしていくのも、やっていくと予定調和になっていったり、慣れてしまったりもするので、そうはならないぞ! と、僕の中では目標みたいなものだった」と明かす。
井浦さんによると、松下さんは「体の中に流れているリズムが個性的」という。「こんなところで止めてきて、最後の言葉はこんなふうに吐き出してくるんだって。それを受ける加瀬がまたリズムが狂わされて、加瀬のリズムにもってくるためにも、自分の中でもエンジンがどんどん回転する」と明かしながら、「自分が予測したものじゃないものが毎回くるので、ホント楽しいなと思います」と話す。「大輝と加瀬のお芝居の間合い、空気感がいまだにフレッシュでいられているのは、洸平くんのおかげだと感謝しています」と続ける。
◇「蛇にピアス」から13年 吉高由里子に「ありがたい」
映画「蛇にピアス」(2008年公開、蜷川幸雄監督)でも共演した吉高さんについての思いを聞いてみると、「これは人様には言いたくないんですけど……」としつつも、語り始めた井浦さん。
撮影現場では、新井さんらスタッフから「天才」と言われているという吉高さんだが、「僕はそんな天才と思っていなくて。そんな簡単に天才というひと言でくくれるタイプじゃない」と話す。
「不器用だと思っていますし、不器用だからこそ努力を惜しまない。彼女は力で芝居しないので、そこに流れている空気感や、彼女自身の体に流れているリズムを最大限に自然にいかすことにたけた人なんだなと思う」と表現。吉高さんの芝居が自然に見えることについては、「どんなときでも肩の力を抜いて、役と本人を同化させることができるタイプの女優さんだからだと思う。それって誰でもできることでない」と話す。
「(『蛇にピアス」撮影当時は)彼女は19歳、僕も34歳とかで、今でもそうですけど、お互いにとてもとても未熟な時期に会っていますから。そんな未熟者同士だった二人が、また十数年たって、『まだまだ未熟者だね』と感じ取れてしまうのが気恥ずかしい」とも続ける。
梨央と加瀬の関係性を“芝居場”だけで作るのは「正直簡単」という井浦さんだが、「お互いの関係性や、気恥ずかしさを織り交ぜながら、梨央と加瀬を作れるのはなかなかできないことでもある」と話す。「吉高さんにありがたいな、って思ったことなんかなかったのに、今回、自分の中でもびっくりするぐらい、彼女に対して尊敬の念というものが、突然大きく膨れ上がりました」と明かしていた。
最後に、視聴者に向けて、「8話までに積み重ねてきたそれぞれの最愛の大きさが、9話、10話とそれがぶつかりあったり、混ざりあったり、どんどん開いていったり、閉じていく人もいるかも……」と予告しつつ、「2話にかけて、人間ドラマがさらに加速していくと思うので、犯人捜し以上に、登場人物たちの最愛の物語を楽しんでいただけるのではないのか」と呼びかけていた。
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