【新闻】みんなの「恋の終わり」は?
<SE /ガラガラ>
ひかる「愛媛県 12歳 女の子 ラジオネーム:天空部長ちゃん」
ひかるちゃん こんばんわ~
私が、ひかるちゃんを知ったのは「俺スカ」です
川崎 ゆい役のひかるちゃんを見て、好きになりました♥
まだ12歳なので、電話をすることはできないんですけど、中学生になったらスマホを買うので、買ったら、ひかるちゃんと電話したいです!!あと2年、待ってくださーい。
ひかる「嬉しい〜!12歳かxあ。そっか、まだスマホはね、確かに早いっていうご家庭もありますよね。そっか12歳って言うと、私が国民的美少女コンテストっていうコンテストでグランプリを受賞して、この業界に入ったきっかけになった時なんですよね。あそっか12歳ってなんかすごい自分当時はすごい大人っていう風に思ってたんですけど、今思うとまだまだ全然…、今でも全然知らないことあるのに、さらに何も知らなかったなーって思うなぁ。
でもなんか、嬉しいなぁ、12歳で『俺スカ』見てくれてたんだ。そっかぁ…。まだスマホがないっていうことだから、まだ書き込みしかできないと思うんだけど、書き込みでお話とかもたくさんできるから、書き込みしてくれると嬉しいな。12歳って言うと私が剛力彩芽さんにすごい憧れて、このコンテストを受けたって言ってた時だから、自分がこうやって好きになりましたとか、誰かの憧れの存在になれたらいいなって思うけど、まだまだね、子供だし、まだまだなんでね。ちょっと頑張らなきゃなって思います。恥ずかしいなぁ。でも嬉しいです!これからも頑張るのでよろしくお願いします!」
ひかる「GIRLS LOCKS! 4週目担当、髙橋ひかるです!」
ひかる「昨日のガールズロックスでは私の最新のニュースをお伝えしたんですけど、実はもう一つ大きなニュースがあります!それはですね、シンガーソングライターのまふまふさんの新曲、『それは恋の終わり』のミュージックビデオに出演させてもらいました!イェーイ!俳優の佐野勇人さんの恋人役で出演させて頂いて、神社にいって…、あ、そう。この曲です。神社に行ってお参りしたり、ラムネ飲んだり、花火見たり、夏の思い出がギューっと詰まった曲でですね。
自分はね、こんな素敵な夏の彼氏との思い出とかはないんですけど、でもそれがね、こんな思い出があって、でもそれがただ楽しいだけじゃないんですよね。実はこの楽しい笑顔の中にもすれ違った思いがあって、うまくいってる中にもこういう風にすれ違うところもあるんだなーって。自分がまだ経験したことないことだったので、なんか大人の恋だなって思いました。皆さんにも…、どうなんだろう。こういう思い出ある人いるのかな?切ない夏の思い出とか、恋だけじゃなくても、恋が叶わなかったとか、恋が逆に叶ったとか、いろんな思い出があると思うんですけど、自分もいつかはこんな…、いや切ない思いはしたくないけど、でもこういう経験もいつかしてみたいな…。」
ひかる「今夜はまふまふさんの楽曲『それは恋の終わり』に合わせて 、恋愛掲示板に届いている、恋の終わりの書き込みを紹介していきたいと思います!
ひかる「岐阜県 17歳 女の子 あおいぼうしちゃん」
なんとなんと、別れて2週間たった元彼に彼女ができたらしい。
LINEのアイコンが女の子のアップのプリクラで。
やっぱり自分で吹っ切れたと思ってても内心どこか元彼のこと気にしてる自分がいて、よく分からない気持ちだったから、元彼に彼女なんかできたらきついんだろうなって思ってました。
でもそのアイコンを見たときの第一声「きもい」完全に吹っ切れてたみたいです。(笑)
てゆうかまず、2週間で彼女つくるってとこからもう引きました。別れてよかったです。
ひかる「いや〜!これは…、キモい!!わかるよ!だってさ、何!?彼女のアップのプリクラって!一緒に写っているプリクラとかならわかるけどさ、なんかアピールしてる感がムンムンでちょっと私はムカつきますね、この彼氏!でもね、全然別れて良かったと思います!もうそういう風に思えるなら全然かっこいいし、しかも別れたのがなんかそれでもなんか自分じゃないのがさみしいなって思ってしまうと思うんですよ、私の場合だと!でもあおいぼうしちゃんは別れて良かったですって、吹っ切れて言えるのはすごいかっこいいなって思うから、どんどん次々!世の中に男はいっぱいいる!ごまんといる!次いこ次!」
ひかる「千葉県17歳 女の子 コーンフレークと青ジャージ ちゃん」
高校に入って、同じ電車になって横顔に見とれてて。
彼女がいるって分かってたんだけれど改めて、ホームで2人が手を繋いで歩いてたから「ホントだったんだな」って思った。
同じショートカット、同じクラス同じ制服でも隣はあの可愛い子なんだよねって思ったら悲しくなった。忘れられないあの子に似てた君だからかちょっとしんどいわ笑
ひかる「えー…。忘れられないあの子って、誰!?今までのあれかな?17歳ってことは中学生とか、今までの間に片思いしてた人なのかな?そっかぁ…。なんかわかるなぁ…。でもね、すごく恋ってすごい素敵なことだと思うし、誰かを好きになるとことは素敵なことだから…。でもね、切ない想いとかいろんな恋を経験して、次の恋、いい恋できたらいいなぁ。でもね、この見たくなかったなーって思う、夢は夢のままでいきたかったし、この、まふまふさんの曲もね、なんかね、自分で気づいちゃうんですよ。別れて、自分の今までの彼女の表情とかが、走馬灯のように浮かんできて、でもね、気づきたくないよぉ。
M. それは恋の終わり / まふまふ
ひかる「お届けしているのは、『まふまふ』さんの『それは恋の終わり』です。」
ひかる「いやー、なんかね、恋の終わりって、自分は経験した事ないから、こういう風なのかっていう風に想像しながらミュージックビデオも、一緒にそのような意図が、お芝居させてもらったんですけど。まふまふさんの歌声を聴いてイメージをしてお芝居させてもらったんですけど、いつまでも忘れない彼女を表現したくて、その笑顔とかなんか印象的なものを表情とかで伝えれたらなぁと思ったんですけど、なんなんだろうね、香りとか表情とか笑顔とかそういうなんとか仕草とか、そういう断片的なものが残るのかなぁ。
でもね、私的にはたくさん恋をして、みんなの書き込みのように失恋もしたいけど、でも切ないよねぇ…。でも切ない恋っていいよねって、私は勝手に思ってしまいます。切なさって、高校生とか学生の時って割り増し?されるような気がして、制服で泣いてる姿とか私見たら、もう抱きしめてあげたくなるし、すごくいいなって。言葉足らずだけど…。たくさん恋をして、エンジョイして欲しいです。でもみんなの恋の素敵なお話もたくさん聞きたいんで、これからも掲示板にも、たくさん書き込みくれると嬉しいです !
ひかる「GIRLS LOCKS! ではみんなからメッセージを募集しています。メッセージはメールでも GIRLS LOCKS! 掲示板への書き込みでもオッケーです。
www.tfm.co.jp/lock ロックのスペルはエル・オー・シー・ケー!鍵のロックです!」
ひかる「それでは明日もまた、女子暮らしでお会いしましょう!髙橋ひかるでした!」
#高桥光##髙橋ひかる##高橋ひかる#
<SE /ガラガラ>
ひかる「愛媛県 12歳 女の子 ラジオネーム:天空部長ちゃん」
ひかるちゃん こんばんわ~
私が、ひかるちゃんを知ったのは「俺スカ」です
川崎 ゆい役のひかるちゃんを見て、好きになりました♥
まだ12歳なので、電話をすることはできないんですけど、中学生になったらスマホを買うので、買ったら、ひかるちゃんと電話したいです!!あと2年、待ってくださーい。
ひかる「嬉しい〜!12歳かxあ。そっか、まだスマホはね、確かに早いっていうご家庭もありますよね。そっか12歳って言うと、私が国民的美少女コンテストっていうコンテストでグランプリを受賞して、この業界に入ったきっかけになった時なんですよね。あそっか12歳ってなんかすごい自分当時はすごい大人っていう風に思ってたんですけど、今思うとまだまだ全然…、今でも全然知らないことあるのに、さらに何も知らなかったなーって思うなぁ。
でもなんか、嬉しいなぁ、12歳で『俺スカ』見てくれてたんだ。そっかぁ…。まだスマホがないっていうことだから、まだ書き込みしかできないと思うんだけど、書き込みでお話とかもたくさんできるから、書き込みしてくれると嬉しいな。12歳って言うと私が剛力彩芽さんにすごい憧れて、このコンテストを受けたって言ってた時だから、自分がこうやって好きになりましたとか、誰かの憧れの存在になれたらいいなって思うけど、まだまだね、子供だし、まだまだなんでね。ちょっと頑張らなきゃなって思います。恥ずかしいなぁ。でも嬉しいです!これからも頑張るのでよろしくお願いします!」
ひかる「GIRLS LOCKS! 4週目担当、髙橋ひかるです!」
ひかる「昨日のガールズロックスでは私の最新のニュースをお伝えしたんですけど、実はもう一つ大きなニュースがあります!それはですね、シンガーソングライターのまふまふさんの新曲、『それは恋の終わり』のミュージックビデオに出演させてもらいました!イェーイ!俳優の佐野勇人さんの恋人役で出演させて頂いて、神社にいって…、あ、そう。この曲です。神社に行ってお参りしたり、ラムネ飲んだり、花火見たり、夏の思い出がギューっと詰まった曲でですね。
自分はね、こんな素敵な夏の彼氏との思い出とかはないんですけど、でもそれがね、こんな思い出があって、でもそれがただ楽しいだけじゃないんですよね。実はこの楽しい笑顔の中にもすれ違った思いがあって、うまくいってる中にもこういう風にすれ違うところもあるんだなーって。自分がまだ経験したことないことだったので、なんか大人の恋だなって思いました。皆さんにも…、どうなんだろう。こういう思い出ある人いるのかな?切ない夏の思い出とか、恋だけじゃなくても、恋が叶わなかったとか、恋が逆に叶ったとか、いろんな思い出があると思うんですけど、自分もいつかはこんな…、いや切ない思いはしたくないけど、でもこういう経験もいつかしてみたいな…。」
ひかる「今夜はまふまふさんの楽曲『それは恋の終わり』に合わせて 、恋愛掲示板に届いている、恋の終わりの書き込みを紹介していきたいと思います!
ひかる「岐阜県 17歳 女の子 あおいぼうしちゃん」
なんとなんと、別れて2週間たった元彼に彼女ができたらしい。
LINEのアイコンが女の子のアップのプリクラで。
やっぱり自分で吹っ切れたと思ってても内心どこか元彼のこと気にしてる自分がいて、よく分からない気持ちだったから、元彼に彼女なんかできたらきついんだろうなって思ってました。
でもそのアイコンを見たときの第一声「きもい」完全に吹っ切れてたみたいです。(笑)
てゆうかまず、2週間で彼女つくるってとこからもう引きました。別れてよかったです。
ひかる「いや〜!これは…、キモい!!わかるよ!だってさ、何!?彼女のアップのプリクラって!一緒に写っているプリクラとかならわかるけどさ、なんかアピールしてる感がムンムンでちょっと私はムカつきますね、この彼氏!でもね、全然別れて良かったと思います!もうそういう風に思えるなら全然かっこいいし、しかも別れたのがなんかそれでもなんか自分じゃないのがさみしいなって思ってしまうと思うんですよ、私の場合だと!でもあおいぼうしちゃんは別れて良かったですって、吹っ切れて言えるのはすごいかっこいいなって思うから、どんどん次々!世の中に男はいっぱいいる!ごまんといる!次いこ次!」
ひかる「千葉県17歳 女の子 コーンフレークと青ジャージ ちゃん」
高校に入って、同じ電車になって横顔に見とれてて。
彼女がいるって分かってたんだけれど改めて、ホームで2人が手を繋いで歩いてたから「ホントだったんだな」って思った。
同じショートカット、同じクラス同じ制服でも隣はあの可愛い子なんだよねって思ったら悲しくなった。忘れられないあの子に似てた君だからかちょっとしんどいわ笑
ひかる「えー…。忘れられないあの子って、誰!?今までのあれかな?17歳ってことは中学生とか、今までの間に片思いしてた人なのかな?そっかぁ…。なんかわかるなぁ…。でもね、すごく恋ってすごい素敵なことだと思うし、誰かを好きになるとことは素敵なことだから…。でもね、切ない想いとかいろんな恋を経験して、次の恋、いい恋できたらいいなぁ。でもね、この見たくなかったなーって思う、夢は夢のままでいきたかったし、この、まふまふさんの曲もね、なんかね、自分で気づいちゃうんですよ。別れて、自分の今までの彼女の表情とかが、走馬灯のように浮かんできて、でもね、気づきたくないよぉ。
M. それは恋の終わり / まふまふ
ひかる「お届けしているのは、『まふまふ』さんの『それは恋の終わり』です。」
ひかる「いやー、なんかね、恋の終わりって、自分は経験した事ないから、こういう風なのかっていう風に想像しながらミュージックビデオも、一緒にそのような意図が、お芝居させてもらったんですけど。まふまふさんの歌声を聴いてイメージをしてお芝居させてもらったんですけど、いつまでも忘れない彼女を表現したくて、その笑顔とかなんか印象的なものを表情とかで伝えれたらなぁと思ったんですけど、なんなんだろうね、香りとか表情とか笑顔とかそういうなんとか仕草とか、そういう断片的なものが残るのかなぁ。
でもね、私的にはたくさん恋をして、みんなの書き込みのように失恋もしたいけど、でも切ないよねぇ…。でも切ない恋っていいよねって、私は勝手に思ってしまいます。切なさって、高校生とか学生の時って割り増し?されるような気がして、制服で泣いてる姿とか私見たら、もう抱きしめてあげたくなるし、すごくいいなって。言葉足らずだけど…。たくさん恋をして、エンジョイして欲しいです。でもみんなの恋の素敵なお話もたくさん聞きたいんで、これからも掲示板にも、たくさん書き込みくれると嬉しいです !
ひかる「GIRLS LOCKS! ではみんなからメッセージを募集しています。メッセージはメールでも GIRLS LOCKS! 掲示板への書き込みでもオッケーです。
www.tfm.co.jp/lock ロックのスペルはエル・オー・シー・ケー!鍵のロックです!」
ひかる「それでは明日もまた、女子暮らしでお会いしましょう!髙橋ひかるでした!」
#高桥光##髙橋ひかる##高橋ひかる#
#日妆新品发售[超话]# 资生堂BENEFIQUE x Hello Kitty x M / mika ninagawa合作限定包装10月21日发售:BENEFIQUE着眼于每天承受着各种疲劳、精神处在紧张状态下的女性问题,提倡给予女性舒适的复原时间。此次合作的限定单品,与明亮亲善的「Hello Kitty」和蜷川実花监督的拥有着华丽设计的品牌「M / mika ninagawa」合作,即使再忙,也要让肌肤变得明朗起来,心情UP的皮肤保养,来支援工作中的女性。产品包括水乳及替换装、一周体验装和补妆定妆喷雾。
#野村万斋[超话]#Q. 今回のドキュメンタリーでは、フランス・パリでの公演がクライマックスになっています。狂言師にとって“究極の舞”と称される「三番叟(さんばそう)」を海外で披露した狙いは?
m「狂言師」を英訳すると「Kyogen Actor(キョーゲン・アクター)」です。ですが今回は、どちらかと言えば「Kyogen Dancer(キョーゲン・ダンサー)」であるという気持ちを込めて、われわれ3人とも舞台に臨みました。狂言は「笑い」を扱う芸です。それにはいろいろなやり方がありますし、ズッコケたりすればそれだけで面白いのかもしれないけれど、僕たちはやはり、ソフィスティケイテッド(洗練)された笑いを志向している。その前提となるのは、“体”“声”“センス”といった要素です。父が常に言っているのは「一に美しくあれ。二に面白くあれ」。今、「面白い、可笑しい」という領域は、ある意味テレビでも満足できる部分かと思いますが、人間は何より「美しい」ものに惹かれる。その感覚は世界共通のものでしょう。狂言のなかでも、ダンシングのみで見せる唯一の演目が「三番叟」。そこにわれわれは一生を賭けている部分があります。身体性の美しさ、所作の美しさを通して、そこにある生命力を言祝ぎ(ことほぎ)、生命力そのものまで見せる。そんな、ダンシングと儀式の境目にあるような芸を、パリの方に受け止めていただきたかったのです。Q. その「三番叟」を、87歳の万作さん、52歳の萬斎さん、18歳の裕基さんが日替わりで披露し、三者三様の芸を見せるという、日本でも例のない舞台になりました。
萬斎:87歳のおじいさんが「美しい」と思えるって、普通に考えれば不思議なことですよ。バレエなんかの感覚で言えば、若い人が舞っているほうが美しいわけです。肉体的に華があるし、そういう部分は狂言にもあります。一方で、父のように年をとればとるほど、精神性のほうに意識が向かい、その純粋さがどんどん肉体に還元されていくのが見えてくる。そうした年齢ごとの「たたずまい」を、すごくわかりやすく言えば、世阿弥は「花」に喩えたんです。うちの息子なんかはまだ木が若くて、花もそんなについてないけど勢いがある。それが僕くらいになると、幹も太くなって花もたくさんついてくる。さらに父のようになると、枯れてきた幹に苔がむして、花も一輪くらいしか咲かなくなりますが、そのたたずまいに存在感を見出すのが日本の感性。そこにフランスの方たちが興味を持ってくださったのが嬉しかったですね。
Q. 今回のドキュメンタリーでは、裕基さんへの「芸の継承」が大きなテーマになっていました。「芸のDNAを転写する」という表現をされていましたが、芸の継承とは、お芝居などでの「演出」とはまったく違ったものなのでしょうか? m:演出とは、第三者が見て「こうしたほうがいいんじゃないか」という、いわば「あとづけ」のものです。芸のDNAとは、もっと根本的なもの。もちろん僕の息子ですから、生物学的なDNAを持っています。狂言師――あるいは「狂言人」と言ってもいいです。しかし真の狂言人になるためには、体幹の在り方、重心の持ち方、加速度のつけ方といった、基本的な機能を体にプログラミングしなくてはいけない。それを僕は「芸のDNAを転写する」と呼んでいます。僕はそのDNAを、狂言の師匠である父から受け継ぎましたし、父もまたその父から受け継いできたわけです。Q. DNAの継承を続ける一方で、「古典芸能はアップデートしていかなくてはならない」ともおっしゃっていました。その心は?m:例えば、「序破急」という言葉に見られるように、「スピード感」は芸における重要な要素です。しかし、そこに絶対的な正解があるわけではない。メトロノームで刻んだ速度がいつも最適だとは限りません。人が心地よいと感じるスピード感は、屋内と屋外、昼と夜といった“場”によって変わりますし、もちろん“時代”によっても変わる。僕は、携帯電話を当たり前に持つようになった初期の世代ですが、いまだに有線の電話のほうがなじみがあるし、メールで「了」ってひとこと書いて用事が終わっちゃうような時代になったことを思うと、隔世の感があります。そんななかでの、時間の感覚の変化には、常に敏感でなくてはならないと思っています。Q. 最後に、ファッショニスタとしても知られる萬斎さんですが、2018年秋冬シーズンのパリで気になったファッションはありましたか?m:買い物する気満々でパリに行ったんですが、実は向こうでは気に入るものが見つからず、東京に帰ってから大量に買い込んでしまいました。いつもは、ディスプレイされている服に“呼ばれる”感じがすることがよくあるのですが、それがパリではなかったんですね。ヘンな話、同じブランドなのに、パリよりも銀座のディスプレイのほうがよく見えた。改めて「東京、おそるべし!」と感じています(笑)。
m「狂言師」を英訳すると「Kyogen Actor(キョーゲン・アクター)」です。ですが今回は、どちらかと言えば「Kyogen Dancer(キョーゲン・ダンサー)」であるという気持ちを込めて、われわれ3人とも舞台に臨みました。狂言は「笑い」を扱う芸です。それにはいろいろなやり方がありますし、ズッコケたりすればそれだけで面白いのかもしれないけれど、僕たちはやはり、ソフィスティケイテッド(洗練)された笑いを志向している。その前提となるのは、“体”“声”“センス”といった要素です。父が常に言っているのは「一に美しくあれ。二に面白くあれ」。今、「面白い、可笑しい」という領域は、ある意味テレビでも満足できる部分かと思いますが、人間は何より「美しい」ものに惹かれる。その感覚は世界共通のものでしょう。狂言のなかでも、ダンシングのみで見せる唯一の演目が「三番叟」。そこにわれわれは一生を賭けている部分があります。身体性の美しさ、所作の美しさを通して、そこにある生命力を言祝ぎ(ことほぎ)、生命力そのものまで見せる。そんな、ダンシングと儀式の境目にあるような芸を、パリの方に受け止めていただきたかったのです。Q. その「三番叟」を、87歳の万作さん、52歳の萬斎さん、18歳の裕基さんが日替わりで披露し、三者三様の芸を見せるという、日本でも例のない舞台になりました。
萬斎:87歳のおじいさんが「美しい」と思えるって、普通に考えれば不思議なことですよ。バレエなんかの感覚で言えば、若い人が舞っているほうが美しいわけです。肉体的に華があるし、そういう部分は狂言にもあります。一方で、父のように年をとればとるほど、精神性のほうに意識が向かい、その純粋さがどんどん肉体に還元されていくのが見えてくる。そうした年齢ごとの「たたずまい」を、すごくわかりやすく言えば、世阿弥は「花」に喩えたんです。うちの息子なんかはまだ木が若くて、花もそんなについてないけど勢いがある。それが僕くらいになると、幹も太くなって花もたくさんついてくる。さらに父のようになると、枯れてきた幹に苔がむして、花も一輪くらいしか咲かなくなりますが、そのたたずまいに存在感を見出すのが日本の感性。そこにフランスの方たちが興味を持ってくださったのが嬉しかったですね。
Q. 今回のドキュメンタリーでは、裕基さんへの「芸の継承」が大きなテーマになっていました。「芸のDNAを転写する」という表現をされていましたが、芸の継承とは、お芝居などでの「演出」とはまったく違ったものなのでしょうか? m:演出とは、第三者が見て「こうしたほうがいいんじゃないか」という、いわば「あとづけ」のものです。芸のDNAとは、もっと根本的なもの。もちろん僕の息子ですから、生物学的なDNAを持っています。狂言師――あるいは「狂言人」と言ってもいいです。しかし真の狂言人になるためには、体幹の在り方、重心の持ち方、加速度のつけ方といった、基本的な機能を体にプログラミングしなくてはいけない。それを僕は「芸のDNAを転写する」と呼んでいます。僕はそのDNAを、狂言の師匠である父から受け継ぎましたし、父もまたその父から受け継いできたわけです。Q. DNAの継承を続ける一方で、「古典芸能はアップデートしていかなくてはならない」ともおっしゃっていました。その心は?m:例えば、「序破急」という言葉に見られるように、「スピード感」は芸における重要な要素です。しかし、そこに絶対的な正解があるわけではない。メトロノームで刻んだ速度がいつも最適だとは限りません。人が心地よいと感じるスピード感は、屋内と屋外、昼と夜といった“場”によって変わりますし、もちろん“時代”によっても変わる。僕は、携帯電話を当たり前に持つようになった初期の世代ですが、いまだに有線の電話のほうがなじみがあるし、メールで「了」ってひとこと書いて用事が終わっちゃうような時代になったことを思うと、隔世の感があります。そんななかでの、時間の感覚の変化には、常に敏感でなくてはならないと思っています。Q. 最後に、ファッショニスタとしても知られる萬斎さんですが、2018年秋冬シーズンのパリで気になったファッションはありましたか?m:買い物する気満々でパリに行ったんですが、実は向こうでは気に入るものが見つからず、東京に帰ってから大量に買い込んでしまいました。いつもは、ディスプレイされている服に“呼ばれる”感じがすることがよくあるのですが、それがパリではなかったんですね。ヘンな話、同じブランドなのに、パリよりも銀座のディスプレイのほうがよく見えた。改めて「東京、おそるべし!」と感じています(笑)。
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