センバツ21世紀枠推薦46校が出そろう／一覧

10月18日秋季高校野球東北大会準決勝　日大山形に勝利し笑顔を見せる柴田ナイン
日本高野連は16日、この日までに来春の第93回選抜高校野球大会（甲子園）の都府県高野連による21世紀枠推薦校46校が出そろったと発表。

柴田（宮城）大垣商（岐阜）山田（大阪）東明館（佐賀）など。12月11日までに9地区推薦校が決まり、1月29日の選考委員会で21世紀枠3校が決まる。

来春センバツ奈良県２１世紀枠候補校の畝傍で表彰式　若松慎太郎主将「推薦に恥じないように」

来春センバツの２１世紀枠奈良県推薦校に選ばれた畝傍の選手たち

　来春の第９３回センバツ高校野球大会（２０２１年３月１９～３１日・甲子園）の奈良県２１世紀枠候補校に選ばれた畝傍の表彰式が１３日、奈良・橿原市の同校で行われた。

　県立進学校の畝傍は昨年度、京大に６人、阪大に３０人が合格している。今秋の奈良県大会で奈良大付を破って３位になったことや、学業と野球部活動を両立していること、野球部員の部外を含めた校内、地域での活動がほかの生徒、地域に良い影響を与えていることなどが推薦理由。

　表彰状を受け取った若松慎太郎主将（２年）は「たくさんの方の支えがあって、秋季大会では自分たちの力以上の成績を残すことができました。畝傍高校野球部はまだまだ未熟ですが、今回の推薦に恥じないような、奈良県を代表する野球部になれるように、思いやりのある強いつながりを持ったチームにしていきたいと思います」と、あいさつした。

　駒井彰監督（５７）は「選手たちがよく頑張ってくれたので、選手に感謝です」と、２００８年以来、２度目の県推薦に喜びをかみしめた。

　９地区の２１世紀枠候補は１２月１１日に決まり、来年１月２９日の選考委員会で３校が決定する。

「また来ん春……」―中原中也詩集「在りし日の歌」から

また来（こ）ん春と人は云（い）う
しかし私は辛いのだ
春が来たって何になろ
あの子が返って来るじゃない

おもえば今年の五月には
おまえを抱いて動物園
象を見せても猫（にゃあ）といい
鳥を見せても猫だった

最後に見せた鹿だけは
角によっぽど惹かれてか
何とも云わず　眺めてた

ほんにおまえもあの時は
此（こ）の世の光のただ中に
立って眺めていたっけが……