壁にはこんなポスターが

勇征が主演を務めた「美しい彼」
日本のみならず世界中のたくさんの方に観ていただけたようで‍♂️

2022年の勇征にも是非ご期待ください
——————————————————-
墙上有这样的海报
勇征主演的「美丽的他」
不仅在日本 全世界很多人都看过
2022年的勇征也请务必期待

新年快乐

壁にはこんなポスターが
勇征が主演を務めた「美しい彼」
日本のみならず世界中のたくさんの方に観ていただけたようで‍♂️
2022年の勇征にも是非ご期待ください
——————————————————-
墙上有这样的海报
勇征主演的「美丽的他」
不仅在日本 全世界很多人都看过
2022年的勇征也请务必期待

附上学姐的文字，才疏学浅翻译不了这么美妙的文字[顶]只能就这样摆着了...

空々寂々の瞳に映るのは、移ろいゆく遥か彼方の色彩ばかり。
どこまでも落ちていきそうな蒼穹、深く染まり征く斜陽、あまねく瞬きを飲み込む帳。
世界はこんなにも絢爛として、霊妙な生命の息吹を感じる。
けれど、その目映い情景を薄い瞼で、蓋をしてしまうのは私の弱さだった。
目の前に続く此先の細さに悲観する人間は、頭を垂れるのではなく空を見上げるものだと知っている。
俯くのは自分の足が歩くべき路を見いだそうと、まだ希望にすがり、足掻き、固執するだけの余力が残っているのだから。
だから心に虚空を抱く者は、絶念の果てに最も遠い場所を仰ぎ見るようになるのだ。

「そう、私のように──」

そんな天空の頂に私は『私』を見つける。
冷たく凍えるような虹彩を携えた孤独な天体。
月輪もまた同じように、私を見つけたのだろう。
見いだしたのだろう。
魅入られたのだろう、互いに。

滔々と零れる蒼白い光が、朧気に微笑んだように見えたのは、私も微笑んだからだろうか。
いつしか、さも当然のように『私たち』は宵の逢瀬を、恋に焦がれる少女のように、盲目的に運命だと寄り添った。

──やがて『私たち』は出会うのだった。
凍えきり、震えることさえ無くなった躰を心ごと包み込み、春を招くように、夏を誘うように暖めてくれる太陽に。
白く眩しい太陽の光は、多様な表情を見せてくれた。
痛いほどに苛烈な目映さかと思えば、水平線の間際で子のお使いを見守る親のように、こちらを覗き続ける。
宵の帳を申し訳なさそうに、剥がしていく様は可愛くもあるが、ひとたび天へと上れば、自信に満ちた笑顔を『私たち』に向けてくれるのだった。
月は、太陽に見つめられて、千姿万態の表情を見せるようになった。

──そして気づいた、『私』こそが『月』だったのだと。空を仰ぎ見てはおらず、まだ地を見つめ続けていた。
路を探し続けていたのだ。

そうして見つけることが出来たのは、彼の日の小さな足跡だ。
私へと続いていた道程にたたずむ、古く、幼く、拙い感情が立ち尽くしていた。

今の『私』が立派であろうと望み、忘れようとしていたその感情は、それでも『私』を待っていたのだ。
私が空を仰ぎ見ていたのは、決して儚みに満ちた絶望ではなかったのだ。

ただ純一無垢に『私』を待ち続けていただけであった。
きっと、それは強さというものに通ずる物なのだろう。

──月は、太陽を見つめ続けることを誓います。

変わらずにいる貴方のそばで、変わることができた私は幸せだと。